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クリスマス、冬至とフラワーエッセンス

クリスマスの意味?

 12月といえば「クリスマス」。

 クリスマスは「Christ Mass(キリストのミサ)、キリストの誕生を祝う日」で、キリスト教の宗教祝日です。日本の外では、クリスマスを祝うのはキリスト教徒だけで、だから「日本では、キリスト教徒ではないのにクリスマス?」と、不思議がられたりします。

 まあ、「生まれたら神社にお参り、結婚式はキリスト教の教会、お葬式はお坊さんを呼んで」なんていう日本人のことなので、クリスマスも「プレゼントを交換して、ケーキを食べる日」なんて感じで、おおらかに楽しんでしまうようですが。

 たとえばアメリカでは、この時期、ユダヤ教徒の人たちはクリスマスではなく「ハヌカ」というユダヤ教のお祝いをし、アフリカ系の信仰を持つ人たちは「クワンザ」を祝います。仏教徒もヒンズー教徒も、クリスマスはしません。このへんは結構、厳格です。

 私自身はというと、オランダ改革派教会スピリチュアリスト派の神学科課程に席をおいて8年目になり、卒業したら「Priest(牧師、聖職者)」の免許をいただくのですが、自分を「キリスト教徒」だとは思っていません。

 私にとっての「神」は、一神教の聖書などに現れる人格神ではなく、自然そのもの、自然に宿る生命そのものです。なので、アルケミストとしての私にとってのこの季節のお祝いは、冬至です。

 もともとクリスマス自体、キリストと呼ばれたナザレのイエスの実際の誕生日だったわけではありません。ローマで冬至の時期に行われていた「太陽神の再誕の祭り」を、キリスト教がローマの国教になってから、自分たちの祝日に塗り替えたものです。

 ですから、この時期に冬至を祝うことは、本来の「光の祝祭日」を復活させることにもなるわけです。

冬至の象徴性とフラワーエッセンス

 冬至は1年のうちで昼がもっとも短く、夜がもっとも長くなる日です。それなのに、なぜ「光の祭日」なのでしょうか? それはこの日を起点に昼が再び長くなり、太陽の力が増し始めるため、「一度は闇に覆われかけた世界に、再び光が生まれ変わる」ことを象徴するからです。

 同時に長い冬の夜、私たちの魂は光の輝きと暖かさにこがれます。それは、私たち自身の内面で光を求めることにも通じ、そしてまた、闇の中でも光の力を信じることのできる強さと勇気を、自らのうちに育てることも象徴します。

 そういった意味と希望を込めて、現代のアルケミスト ---- 「古(いにしえ)の知恵の伝承者」は、冬至を祝うのです。

 この「闇の中に光を見る」プロセスは、大きく見れば、すべてのフラワーエッセンスの働きに通じるものがあります。

 私たちの魂のバランスが乱れて「闇(短所や問題)」が前面に出ている時、エッセンスは、共振作用を通して私たちの「光の本質(エセンティア)」を刺激することで、「光(長所と調和)」が再び闇を克服するのを助けてくれるからです。

 これが、私がフラワーエッセンスを「光のしずく」と呼び、自分の生成するエッセンスを「ルミニス・エセンティア(ラテン語で「光のエッセンス」)と名付けた理由でもあります。

 その意味で、すべてのエッセンスはそれぞれの形で、私たちの魂の中の光を目覚めさせる手助けをしてくれるのですが、とりわけ光との直接的な関係の強いエッセンスには、次のようなものがあります。

 ・マスタード(西洋カラシナ)(バック/バッチ) 魂の暗闇の中で光を思い出させる
 ・菜の花(西洋カラシナ)(ルミニス・エセンティア) マスタードとほぼ同じ
 ・ゴース(西洋エニシダ)(バック/バッチ) 希望と内面の光の回復
 ・オオハンゴンソウ(大反魂草)(ルミニス・エセンティア) 宇宙の光と自己の光のつながりを思い出させる

 これらはいずれも輝き出すような黄色をした花です。

 ・ボタンヅル(ルミニス・エセンティア) 天上世界のまばゆい光を思い出させる
 ・ヤロウ(FES、ルミニス・エセンティア) 光のシールドで魂と肉体を包む

 ボタンヅルの白い花は光が中心点から輝き出るような姿。ヤロウはまばゆく輝く白色の花です。

 ・アンジェリカ(FES) 高い世界からの守護と導きを光として経験するのを助ける

 アンジェリカの白い花は、やはり光が灯(ともしび)のように空間に広がっていくジェスチャーを持っています。

フラワー・アルケミストのための冬至のセレモニー

 上記などを参考に、自分にとってもっともしっくりくる形で「光」を感じさせてくれる花やエッセンスを探してみましょう。

 冬至の夜、しばらくの間、静かに過ごせる時間をとってください。

 暗くした部屋にろうそくをともし、選んだ花とその花のデーヴァ(精霊、大天使)の姿を思い浮かべます。

 自分と家族、そして世界のために、祈りを捧げましょう。

 締めくくりにろうそくを消す時、その祈りが花のデーヴァに運ばれて、必要なところに届けられるのを感じます。

(『花の魔術 フラワーエッセンス入門』2006年12月1日号(vol. 11))

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