« 言葉の力とチャクラ | Main | エドワード・バック(バッチ)「癒しをもたらす12の植物とその他のレメディ」(1) »

フラワーエッセンス・ヒーリングの方法論

 フラワーレメディの本質は、小宇宙である人間と、大宇宙である神の間を、自然によって仲介する方法ということだ。

 もちろん、このような仲介のためには他にもたくさんの通り道があるのだが、フラワーレメディにおいては、それを「花」を通して行うという点に特色がある。

 最終的にすべての精神的道程がそうであるように、フラワーレメディもまた、小宇宙である人間が、大宇宙である神に向けて道のりを歩む存在であることを前提とする。

 レメディは、その過程において遭遇される障害を乗り越える手助けとして、そこに置かれてある。それは大宇宙=自然である神の配慮であり、恵みである。

 この大きなヴィジョンが心に留められてある限り、フラワーレメディはその全体性を保つことができる。

 この時代において、フラワーレメディの実践は心理学や心理療法の知識によって助けられる部分が多くある。

 だがそれでも、フラワーレメディは心理療法ではない。

 だから、フラワーレメディと心理療法の類似性に助けを見い出すのはよいとしても、その枠組みに多くを頼りすぎるようになると、フラワーレメディあるいはレメディにより仲介されるヒーリングの本質が見失われることになる。

 現代において心理療法の方法論が助けになるのは、一つには、人々が神聖なものの存在を前提とすることができない社会において、魂の癒しに必要な小空間を保持する方法を提示することにある。

 複雑な神経症によって固定された現代人の心をほどくのに、小さく安全な空間で集中的に作業をしなければならない場合があり、そのような場合には心理療法そのもの、または心理療法的なアプローチが適している。

 だが、フラワーレメディの本質はなお、母なる自然に支えられる経験を通して、自分がその一部であるところの宇宙=神そのものへの信頼を回復することにある。

 別の言い方をしよう。

 心理療法は1+1=2。

 フラワーヒーリングは1+1+1=3。

 1=プラクティショナー、1=クライアント、1=花=自然=神。つまり自然=神が人間と同等の支 点として器の形成に加わる。

 心理療法のプロセスが難しく時に不安定なものになるのは、その器が2つの支点のみにより形成されるからだ。それは母親と子供の関係に類型する、きわめて親密な空間を形成する。

 このような空間の形成は、心理分析や心理療法の集中的な作業の一部であり、必要なものだが、それを保持するのに療法家は大きな心的エネルギーを必要とする。

 フラワーレメディ(フラワーヒーリング)においては、自然=神が対等のヒーリングプロセスの支点として器の形成に加わることで、器は本質的に 安定なものになる。これがフラワーヒーリングが心理療法と異なる点でもある。

 フラワーレメディとそれにより仲介されるヒーリングは、神としての自然、そして秩序に満ちた宇宙を肯定する。この点においては、それは精神的道程、古典的な意味での宗教(Religion)ともつながるものだ。

 Religionとは本来、re-ligio、「再びつながりをもつ」という意味だからだ。神聖なものとのつながりを見失った人間に、その方向を 指し示すのが本来のReligionである。

 多くの人の内に生の神聖さの感覚、そして秩序あり知性ある宇宙とのつながりという土台が確立されるなら、現代人の神経症の多くはごく自然に解消される。

 悩みはあっても普通に生きている大部分の人間にとって必要なのは、むしろこの土台、自然=生命の神聖さを感じる力を目覚めさせることであり、それを日常生活の中で持続させることだ。

 土台が安定し、ある程度の障害が取り除かれれば、各自の魂は自然に自分自身の形を表現する方に向いていく。それが魂の本質(エセンティア)だからだ。

 魂は自分が誰であるかを知っている。

|

« 言葉の力とチャクラ | Main | エドワード・バック(バッチ)「癒しをもたらす12の植物とその他のレメディ」(1) »

04. フラワーエッセンスとアルケミー」カテゴリの記事