フラワーエッセンス&フラワーレメディ講座(5) 「フラワーエッセンスとアルケミー」編
先号に続き、フラワーエッセンスとアルケミーの関係について理解してもらうための資料として、2003年5月から2004年5月にかけて『ヒー ラー&アルケミスト』に連載したチャネリング文を載せる(長いので何回かに分けて)。以下は2003年7月「感覚と外世界の関わり」の前半。
フラワーエッセンスとアルケミーについて
感覚と外世界との関わり
by Overlighting Deva of Flower Essence
感覚と外世界との関わりということについて話しましょう。
多くの人間は、自分の目に映るもの、耳に聞こえることが「ありのままの現実」「唯一の現実」だと信じて疑うことをしません。五感を通して得られる感覚は、そのまま現実世界についてのデータであると考えます。
しかしこれは、事実とはほど遠いのです。
簡単な例からひもといていきましょう。
あなたが見る赤色と、他の人が見る赤色とは、必ずしも同じものではないということに考えを到らせたことがありますか。
芸術家たちは、同じ赤色と分類される色の間でも微妙な違いを見分ける能力を持っています。多くの人が「赤」と一緒くたに分類してしまう色を、何十種類もの異なる色合いとして感じ分けるのです。これは訓練による部分もあります。また生まれもっての特質として、視覚がより鋭敏である場合もあります。
しかしそれよりさらに重要なのは、生育過程での視覚刺激の豊富さと、それによって築かれる神経細胞のネットワークの精度なのです。この結果、このような人は、微妙な波長の違いを感じ分け、それを「色の違い」として経験するのです。
通常、電磁波の中で人が見ることのできる波長帯を可視光線と呼びます。これは赤から紫までのスペクトラムです。その両側には遠赤外線と紫外線という、人が見ることができないとされる帯域があります。同じ性質のエネルギーでありながら、異なる波長によって、人はそれを見ることができたりできなかったりするのです。
しかし、見ることができないからといって、それは存在しないことにはもちろんなりません。
そして、この「可視光線」の帯域は実は人によって異なります。ある人は他のひとよりもう少し広く、またある人は逆に狭かったりします。つまり、人によっては遠赤外線や紫外線と分類される帯域の電磁波を見ることができるのです。このような人の見る世界は、その「色合い」や、ものとものとの境界について、一般の人々の見る世界と幾分異なっています。
そしてこれはさらに、人間と他の動物とでいっそう目立つ違いです。たとえば、ミツバチたちにとっては紫外線も可視帯域の一部で、目で見えることができます。彼らの視覚は、蜜のある花をより効率よく探すために整備されています。しかし同時に彼らは、人間が見て美しいとする花の色には大して興味はありません。
聴覚について考えるなら、犬たちが、人間が聞こえるよりもはるかに広い帯域の音波を感じることができるのはご存じでしょう。犬たちにとっての音の世界は、人間のそれよりもはるかに精密で豊かです。このことだけでも、自分の五感にとらえることができないから、それは現実の一部ではないという考えに安住することの限界がわかるでしょう。
そしてさらに、同じ波長をもった色であっても、それが人の内面に引き起こす反応は異なっています。生育環境や文化的条件付け、魂自体の記憶などによって、同じ赤色に対しても、千差万別の反応のパターンがあります。事実、それぞれの反応はその魂に固有のものであり、同じものは一つといってありません。
(後半に続く)
『Flower Medicine: Essence, Remedy, Healing』2014年12月21日号(Vol. 33)
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