13. 翻訳記事&英語を読む

ヴァレリー・ハント 「ヒーリング・パワーとしてのバイオスカラー・エネルギー」(抜粋翻訳)

ヴァレリー・ハントの論文
「ヒーリング・パワーとしてのバイオスカラー・エネルギー」から

 さて、オンラインのメールマガジンとして11年あまり(ペーパー版を郵送していた頃からすれば20年近く)続けて来た『ヒーラー&アルケミスト』を5月で無期限休刊にした。

 理由は同メルマガに書いたが、端的には、状況の変化に伴い、有料購読という枠組みに閉じ込められていたエネルギーと情報を解放して、より広がりのある形で使えるようにするため。

 今はまず、オンライン版に移行した2003年から3年分くらいのバックナンバーを解体して、主要な記事をテーマ別にまとめなおしている。

 これに加筆したものを『チャネリングとスピリチュアル・ガイダンス』のようなPDF書籍にする。テーマに収まらない原稿や雑記などは、情報をアップデートしながら少しずつブログに移動作業中だ。

 長く続いた連載の中に、ヒーリングやアルケミーの分野での重要な文献を訳出して紹介するというコーナーがあったが、2005年に何回かに分けてハント博士の記事を抄訳していた。以下にその一部を紹介する。

 博士が最後まで研究努力を注いでいたバイオスカラ・エネルギーについての論文から。


 

[紹介]

 ヴァレリー・ハント博士は近代エネルギー医学、とくにそのリサーチ面での「祖母」である。

 ロザリン・ブリエールとエミリー・コンラッドの長年の友人であり、ブリエールやバーバラ・ブレナンの本をはじめ、科学的な視点から書かれたヒーリングの本には必ず彼女の名前が、UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)でのオーラ・フィー ルド(ヒューマン・エネルギー・フィールド)についての実験とともに登場する。

 彼女の研究はつねにこの分野のカッティングエッジ(最先端)であり、ドイツのフリッツ・ポップ博士と並び、ヒーラーにとっては注目しておくべき科学者だ。

[以下抜粋翻訳、読みやすさのために改行を追加]

ヒーリング・パワーとしてのバイオスカラ・エネルギー ヴァレリー・ハント

 [前略]

......自分が探している未知のエネルギーは、自分が研究してきた電磁場に関係しているが、どこか違っているものだといつも感じていた。それは新しい次元と性質を持っているはずだった。

 古代の文化と宗教の哲学には、「気」「サイ」「生命力」などと呼ばれるエネルギーの存在が織り込まれている。それを信じることに反対ではなかったが、科学者として私が探していたのは、実質的な効果をもたらす力のあるエネルギーで、それは肉体の内部や外部で作り出され、生物学的情報を超心理学的知識と融合できるものであるはずだった。   

 この線に沿って、最初の新しい洞察がやってきた。

 それは数人の傑出した心霊外科医たちを観察し、その手術に参加していた間のことだった。私には、彼らが実際に肉体の組織を切除したかや、 症状を治したかどうかに興味はなかった。ただ彼らが肉体を痛みや出血なしに開き、傷を残さずに閉じることができるのかどうかにだけ興味があった。

 ある手術の間、私は患者の切開箇所に自分の指を入れ、腸や骨膜に触れた。死体を使って解剖学を教えてきた長い経験から、それらは馴染みのものだった。

 またある時、心霊外科医は「汚染物を吸わせるために」巻かれたままのガーゼを切開した箇所に押し入れた。彼がそれを閉じる前に、私はガー ゼをつまみ、引っ張った。驚いたことに、皮膚と切開箇所はガーゼに引っ張られて動いた。その時にようやく私は、彼が肉体を開いているのだと確信した。しかしどうやってかはわからなかった。 

 後になって、驚くべき発見があった。

 これらの心霊外科医たちは、ヒーラーがやるようにオーラフィールドから電磁エネルギーを輝かせてはいなかった。彼らの体は不活性の柱のようだった。これはあまりに奇妙だったので、私は自分が、肉体をいとも簡単に開く彼らの行為に驚いて、自分が電磁場に対する感受性を失ったのだと信じた。

 その時、世界的に有名な動物コミュニケータでヒーラーのサマンサ・クーリィが、いつものように強く電磁場を輝かせながらその場に入ってきた。その時、心霊外科医によって作り出されるエネルギーは、優れたヒーラーにより作り出されるものとは違うのだと気づいた。   

 そのエネルギーが何であり、どうやって作り出されるのかは、まだ謎だった。   

 何週間か後、私の中の執拗な問いと蓄積されつつあった手応えは一つになった。心霊外科医たちは電磁波の作用を発しない。だがどのようにしてか、彼らはその劇的な仕事を、強く膨大で、しかしより受動的なエネルギーを用いて行っているのだ。

 それから、15年ほど前のサイコトロニクス会議で、トム・ベアードンとエルドン・バードに会った時のことを思い出した。彼らはスカラ・エ ネルギーについて講演し、執筆していた。その時すでに私はこの情報の重要さに気づいていたが、そのエネルギーを自分の研究分野である電磁波の働きに関連づけることができなかった。

スカラ・エネルギーについて

 ......「スカラ」[英語の発音は「スケイラー」]という語は、20世紀のはじめにニコラ・テスラにより用いられた。それは強力な非 ヘルツ型(周波数のない)エネルギーの一種で、彼はそれを宇宙波と呼んだ。アインシュタインは1920年代にスカラ・エネルギーについて触れている。

 しかし今日でも、近代物理学の教科書や学会の出版物はそれについて触れようとしない。これは理解できないことだ。

 我々のよく知る電磁場には、測定可能な周波数、波の働きと動きがある。スカラ・エネルギーは周波数が0の静止した変化のないエネルギー で、したがって現在の周波数測定機器で測ることができない。これがどうやって生み出されるかはわかっていないが、その影響から、それが空間に存在し、力があることはわかっている。

[中略]

スカラ・エネルギーのヒーリング効果

1)循環をよくする
      1950年、ドイツのマックス・プランク研究所で、機械的に発生させたスカラ波を、生きた細胞を含んだ液体の入ったペトリ皿に送ると、細胞は分離して固まりがなくなり、より活発になった。

 すべての病気、怪我、組織の退化には、腫れと血液とリンパの循環の停滞が伴い、そこから体の癒しに関係する物質が届かなくなる。スカラ・エネルギーの持つ拡張力は、明らかに圧力を除き、循環をよくする。   

 我々は、スカラ・エネルギーが驚くほど腫脹を軽減させるのを発見している。スカラのゼロ周波数はイオン化されないので、これは液体のイオン化によって起こるのではない。

2)生化学的な効果
      ......ラインの研究によれば、スカラ・エネルギーにさらされたリンパ細胞は、細胞分裂が75%増加した。......また神経細胞間の基本的生化学的コミュニケーションの調整効果があった。
      ......我々のリサーチでは、個人の電磁フィールドの特徴的パターン、おそらくその個人のフィールドの整合性が、これらのエネルギーへの反応性に関係する。...... 

[後略]




 

全文はこのページ(英文) Bioscalar Energy: The Healing Power (2000年、PDF)

ハント博士の著作 『Infinite Mind


エネルギーの海 スピリット通信』2014年7月1日号(vol. 39)

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ヒーラーと霊媒、するべきこととしてはならないこと/米国スピリチュアリスト教会連合の文書から

米国スピリチュアリスト教会連合の文書から
「Healers Do's and Don'ts(ヒーラーがするべきことと、してはならないこと)」
「Mediums Do's and Don'ts(霊媒がするべきことと、してはならないこと)」


 以下、先回に続いて米国スピリチュアリスト教会連合の文書からの抜粋翻訳。( )内の語は、意味をわかりやすくするために補った。

 霊媒術に対する訓辞のかなりの部分は、チャネラーにもそのまま当てはまる。

 これらの訓辞には、霊媒やヒーラーの仕事は「社会と人々に対する奉仕である」という、古典的な精神が流れている。ヒーリングの本質は奉仕であり、また人と神を結びつける手伝いをするものであるということが、改めて思い出される。

 これらや他の文書の全文を読みたい人は、以下のサイトからPDFでダウンロードできる。

http://www.NSAC.org





「ヒーラーがするべきこと、してはならないこと」

定義
 スピリチュアリストのヒーラーとは、生来の能力あるいは霊媒としての働きを通して、生命を活性化する治癒効果のある力を、病気の状態にある人に対して与えることのできる者である。

ヒーラーがするべきこと
・神、スピリット(「大いなる霊」)、他者に奉仕するために、自分自身を準備すること。
・自分自身を癒しのエネルギーの流れに沿わせること。
・依頼者の気持ちを和らげ、愛と美について考えるよう促すこと。
・(ヒーリングを)始めるにあたり、「依頼者にとって、もっとも高く最良のものが得られるように」と心の中で祈ること。
・「無限なる存在」を信頼し、スピリットが必要なものを送ってくれるように頼むこと。
・ヒーリングの終わりには、依頼者との間のエネルギーのつながりを切ること。
・愛と慈悲をもってヒーリングを行うこと。
・ポジティヴな癒しのエネルギーについて、神に感謝すること。
(一部略)

ヒーラーがしてはならないこと
・処方をしたり、それに類するアドバイスをしない。
・すべての問題や病気が治ると約束することをしない。
・すべてのヒーリングは神から来るのであり、自分は道具であることを忘れない。
・自らの宗教(自らが信じる教え)を生きることで、健康と安らかさの手本となることを忘れない。
・自分が完全に無謬であることはあり得ず、神のみが「何が魂にとってもっとも高く最善のものであるか」を知っているのだということを忘れない。



「霊媒がするべきことと、してはならないこと」

定義
霊媒とは、体質的に霊の世界の周波数に敏感な者である。その媒介によって、霊の世界の知性ある存在は、メッセージを伝えたり、スピリチュアリズム的現象(霊現象)を引き起こすことができる。

霊媒術の目的
・人の生は死後も続くことを証明する
・こちら側に残された人々に慰めを与える
・霊媒術を通して得られた教えを、道程の光とする

霊媒がするべきこと
・奉仕(セッション)の前にメディテーションをし、(向こう側からの)コミュニケーションを受けるために自分を準備する
・メッセージはスピリット(「霊」)からのものであり、人の心を高揚させるものであることをつねに心にとめる
・霊の世界からのものであるという証拠となるようなメッセージをもたらすことで、生命が死後も継続することを証明する
(その他、スピリチュアリストの霊媒としての仕事について。略)

霊媒がしてはならないこと
・霊的エネルギーを感じることができるというだけで、自分が一人前の霊媒であると考えてはならない。まず学び、ルールを習い、礼儀を学べ。
・自分も霊も、絶対に無謬であると考えてはならない。
・(霊媒現象を可能にする)エネルギーは、礼拝(セッション)に在席する人々のエネルギーにも依存することを忘れない。
・向こう側からの霊的な助力者を引き寄せるためには、自分自身が精神的でなければならないことを忘れない。
・カードやクリスタルを使ったり、人の未来について占う者は、自分をスピリチュアリストの霊媒であると名乗ってはならない。
(一部略)

 

 

(『ヒーラー&アルケミスト』2005年3・4月号)




関連 『チャネリングとスピリチュアル・ガイダンス』(eBook)

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