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School of Healing Arts and Sciences校長、王由衣(おう・ゆい)の仕事+執筆+パーソナル・ブログです

 

地球を抱く女神

[水彩画 by おうゆい © 2017]

 

新刊フラワーエッセンス辞典
Amazonから電子書籍として出版
(Kindleアプリを入れれば、パソコン、携帯、タブレットでも読めます)

 

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一部の記事は公開終了。Kindle版の書籍として出版準備中です。

 


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June 28, 2021

本が出ました『フラワーエッセンス辞典』

新刊『フラワーエッセンス辞典

 

 ずっと「進行中」になっていた電子書籍プロジェクトですが、ついに1冊目が出ました。

 上記のページに飛んでもらえば、「試し読み」機能から第1章の全部と、辞書部分の最初の2項目ぐらいが読めてしまうので、どうぞ。

 第1章はフラワーエッセンスに限らず、SHASで学ぶすべての人に読んで欲しい背景知識。

 第2章ではアメリカとイギリスを中心に160種類のフラワーエッセンスについて、詳しく解説しています。

 今後のSHASのフラワーエッセンス講座の中心テキストとなります。

 

 

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March 31, 2021

想像力とアストラル体

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 オンライン講座「アストラルの基礎」では、古代ギリシャにまで遡るアストラルという概念の歴史から、現代での実用性まで、たくさんのトピックを扱った。

 その中で、アストラルの領域と想像力の関係についても少し話しているが、ここではそのテーマに絞って少し書いておきたい。




 私はこのところ物語小説を書いていて、それを講談社の小説サイトで公開している。



 普段から小説を読む習慣のない人には「なぜ小説?」と思われているかもしれない。「そんな実用性のないものより、使えるハウツーものを書いて欲しい」と思っている人もいそうだ。



 小説は単に趣味で書いているわけではない。創作活動なので楽しくて、書いている時間が充実していることは否定しないが、それ以外のたくさんの理由がある。



 ストーリーとキャラクター描写のある物語なので、もちろん読んでも面白いはずと思うが(講談社のサイトでこの小説を見つけて読み続けてくれている人は、単純に「面白い」という理由で読んでいると思う)。



 しかしSHASで学んで背景知識のある人は、たくさんの知識や理解が象徴的な形で詰め込まれていることに気づく。知識の中にはセリフを通して表立って語られるものも、行動や物語を通して間接的に描かれるものもある。



 例えば登場人物の象徴性については、アルケミーを学んでいる人や占星術に詳しい人はすでに気づいていると思う。



 またエピソードによっては、タロー(タロット)の大アルカナの象意も反映されているし、占星術やフラワーエッセンス関連の話も出てくる。



 「アルケミストの庭」の章は、ほぼまるまるフラワーエッセンスについてのパートだ。




物語小説と想像力


 「小説を読め」と言われても、「実用本ならお金を払ってでも読むが、小説は無料でも読まない」という人は結構多い。



 子供時代から青年期にかけて優れた小説を読んで、物語が自分に与える影響の素晴らしさを経験したことのない人は、大人になってからも小説を読もうとしない。



 物語小説を味わうためには、文章を読んで、登場人物や描かれている情景や経験を自分の中に想起し、それを自分の感情を通して代謝しなければならない。



 それを面倒くさいと感じる人は多いと思うし、また最近ではイメージを想起したり物語に感情移入をすることが苦手な人も増えている。



 だが、よい物語小説を読んで刺激される感情は、胸=ハートの感情で、それはつまりアストラル体へのインプットだ。



 だからとくにハート・チャクラが発達し始める思春期の前後に物語小説を読むことは、本当に大切だ。



 小説を読む力のない人は、ヴィジュアルなイメージを想起する力や、感情移入をする力が弱い。



 しかしそれではアストラル・レベルで機能するのに圧倒的に不利なのだ。



 そういう人にアストラル・レベルのヒーリングを教えても、頭で考えるばかりで、なかなか先に進まない。



 小説、とくにハートの感情に訴える物語や、視覚的イメージを刺激するファンタジー小説を読むことは、想像力と感情の筋肉を鍛える。



 想像力を刺激し、物質世界の形を超えた多彩で豊かなイメージを、視覚的、体感的に経験させる小説を読むことは、アストラル体を育てるための手法として優れている。



 もちろん、伸ばした想像力は、肉体の行動を通して現実世界にグラウンディングする必要がある。



 しかし想像力は、人生を豊かに生きるために欠かすことのできない自己の部分だ。



  今の日本社会では、とりあえず思考力と行動力があれば、仕事はできて生活はできるかもしれない。しかし想像力なしには魂は乾き、飢える。




アストラル、ハート・チャクラ、想像力


 アストラルの領域への扉はハート・チャクラであり、そして想像力だ。



 それはアストラルが想像の産物だという意味ではない。



 むしろアストラルの現実は、どんな人間が想像するよりも不思議で、複雑で、有機的で、そして測り知ることのできない深さ、奥行きがある。



 そしてその入り口を開くのが想像力(ハート・チャクラの力)であり、それを動かすための筋肉として、イメージを想起し、視覚化する能力が必要なのだ。



 アストラルの領域でよく機能し、働きかけていくには、これらを鍛える必要がある。



 これには大きく二つの方法が可能だ。



 一つはルドルフ・シュタイナーが教えたように、まず物質世界で形のあるものをよく観察して見る。それから目を閉じて、その形を完全に自分の中で再現する。



 外部の手本をもとに複雑なイメージを内的に組み立てていく作業は、チベットや中国も含め、古代から伝統的な精神修業の一環だ。



 昔のFESの集中研修でも、植物を使ってこの練習をシュタイナー式でさせられたことがある。



 もう一つは、文章を読んで、そこからイメージを描き、それを積み重ねて一つの世界を自分の中で作り上げ、経験する。



 多くの古典的なファンタジー小説は、この目的のために優れている。



 子供の頃から文章を読んで内的にイメージを組み立てる習慣のある人は、想像力の筋肉がよく発達している。



 それは貴重な財産で、それを適切に方向づけることで、アストラルへの働きかけに役立てることができる。



 エジプトの精神的な修業の階梯では、階段の一段目は「文字通りの意味」「字面(じづら)」の理解から始まる。



 字面通りの教えとは、例えばディオン・フォーチュンの書いたものでいうと、こういう具体的な文章だ。



 「儀式魔術とは、エネルギー・レベルにおける治療学のようなものだ。もちろん、衛生学の知識なしに治療など行うべきではない。そしてこの領域における衛生学とは、人としての倫理なのだ。

 多くの実践者により犯される過ちは、パワフルな変化を引き起こす魔術的行為を、倫理的な正しさという衛生学を併用することなく行おうとすることだ。」

 

そして次の段階に進むには、字面を超えて、その背後にある象徴的な意味を汲みとる能力が必要とされる。



 この象徴的な伝達は、ディオン・フォーチュンで言えば、彼女が残したたくさんの物語小説にあたる。




 今の日本では多くの人が生活に忙しく、時間や精神的にも余裕がなく、自分自身の想像力を遊ばせ、またアクティブに使って伸ばすことに時間をとることをしない。



 しかし想像力を萎縮させてしまうと、人は自分にとってのよりよい未来を描く力を失う。そして今はまりこんでいる現状から抜け出すことが、ますますできなくなる。



 だからこそ、想像力を刺激して育て始めることが必要なのだ。



 短くてもいいから、まず始める。それこそ通勤途中や隙間時間で、自分の中の想像力や夢を刺激する文章、小説や物語、詩を読むといったことから始めればいい。



 よいファンタジー小説や物語は、「目の前の狭い現実だけが現実ではない」「世界の背後には意味が隠されている。普通の大人の目ではそれを見ることができなくても、それを見ることを学ぶ道がある」ということを思い出させてくれる。



 そして「自分にはもっと豊かで、意味のある生き方が可能だ」と。



 一度そのことを思い出し、自分の中で感じることができるようになった時、自分のアストラル体はその本来の力をとり戻し始める。



 そうすればその次のステップとして、自分の夢に向けてエネルギーをため始めることができる。



 多くの人が感じているように、今は人類にとっても、日本に住む人々にとっても「冬」の時期だ。この厳しい季節はもうしばらく続く。



 だからこそ、それが去って、再び動き始めることができる時期に向け、自分のハートににエネルギーを蓄える時なのだ。


 


 

関連リンク



・講談社の小説投稿サイトに掲載の作品 目次



 小説を読む習慣がなく、とりあえず植物に関係のある部分を読んでみたい場合は、「海の声」の章を飛ばして、2番目の「アルケミストの庭」の章を読んでください。



・小説作業のバックヤード「この小説を応援するには」



 

 

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December 17, 2020

感染症の流行とフラワーエッセンス

(2020年8月10日のメルマガ記事。メルマガの講読はこのページ右上(携帯はページの一番下)のフォームから)

 

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[写真 日本のノイバラからエッセンスを作っているところ]

 

 新型コロナウイルスが世界に広がり始めてから、1年の3分の2が過ぎようとしている。

 目まぐるしく状況が変化する中で、考えることはいろいろあるが、とくにこのウイルスの行動パターンについて思うことがある。

 なお生物学的には、ウイルスは自己を複製する機能すら持たないので(だから他の生物の細胞に侵入して代行させる)、そもそも「生物」と言えるのかどうかという議論もあるが、私はウイルスを「生き物」として捉えているし、独自の「知性」があるとも思っている。

 ここでの「知性」は、一般的な科学や心理学の定義ではなくて、「生きようとする意志があり、まわりの世界について感じとり、生きるために必要な、時にはきわめて賢く、戦略的にふる舞う能力」。

 だから私にとっては、植物にはもちろん知性があるし、細菌やウイルスにも知性があると思っている。

 そしてそういう知性に加えて、その行動(成長や生き方)のパターンを見ていると、一種の「人柄」「性格」のようなものもある。

 これは植物については多くの人が感じていると思う。フラワーエッセンスが人間の感情に働きかける作用は、基本的にその植物の「性格」「人柄」と対応している。

 さて、この新型ウイルス(SARS2 Covid-19)の行動を見ていると、その性格や行動には一貫したパターンが欠けている。ウイルスの「自己」がたくさんに分裂し、環境や相手、時には個人の体に応じて、行動を変えているように見える。

 そしてだからその行動がとても捉えにくいし、対応策もとりにくい。そのため余計に人々の中の不安や、行動の選択についての葛藤をかき立てる。

 (ちょっとだけ専門的な話をすると、海外の研究記事や論文を読み込んできたところでは、このウイルスは、HIVウイルスと同じようにACE2経路を使って細胞に侵入し、そして血管の内皮細胞を攻撃すると考えられる。

 なので全身の血管系が影響を受ける。呼吸器の症状はその表現の一つに過ぎない。そして人によっては神経系、心臓や循環器、腎臓などに影響が出る。

 味覚や嗅覚の喪失は感覚器自体ではなく、脳の機能への影響によるものであることが、最近の感染者の脳のMRI研究でわかっている。)

 いずれにしても人によって体への影響が、どの時期に、どこに出るかが違うのだ。

 対応策は、ウイルスが体内に入る量を減らすために「マスク・手洗い・人ごみを避ける」は当然として、合わせて心身の統合性を内側から強めていくことが重要だと考える。

 そして心身がどういう負担を受けるかについて理解することで、ヒーリングやオルソモルキュラーメディスン、薬草学、フラワーエッセンスも役立てることができる。

 ここではフラワーエッセンス療法の視点から書いておく。

 

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[写真 ワイルドローズ Rosa canina by Roberta F. © 2008 @Wikimedia Commons]


 現在の状況でのフラワーエッセンスのサポートとしては、長期のストレス下で、生きる気力と免疫力を維持するのを支えることがポイントになる。

 土台はやはり肉体と大地へのつながりを強め、生きる意志を刺激し、気力を引き出すワイルドローズ、またはカリフォルニアワイルドローズ。

 大地へのグラウンディングと生きる意志(第1チャクラの機能)を充実させることで、免疫機能にもエネルギーを回すことができる。

 その上で、免疫機能を支えるエッセンスとして、この場合はエケネイシャが考えられる。

 このウイルスは分裂的なふる舞いをするので、それが人々の中の分裂や、かい離を刺激する。それが社会の中に分裂、対立を生み出すような行動にもつながっている。

 薬草としてのエケネイシャ(エキナセア)は免疫を強める作用で有名だが、エケネイシャのフラワーエッセンスには、ばらばらに分裂した自己の統合を促す作用がある。

 

Externalcontentduckduckgocom2 [写真 ロックローズの一種 Helianthemum grandiflorum by Dolina Tomanowa © 2006 @Wikimedia Commons]


 そしてもう一つ、ロックローズ。

 ロックローズはファイブフラワー(レスキュー)レメディを構成する5つの花の1つとして知られるが、薬草としての効能を見れば、その定義はもっと広げられる。

 ロックローズはゴジアオイ属だが、この属の植物には、強い抗ウイルス性の成分が含まれていることが、近年の研究でわかってきている。

 ゴジアオイ属の抗ウイルス性成分は、研究室での実験で、HIVやエボラ・ウイルスのエンベロープに作用し、これらのウイルスが細胞に侵入するのを防ぐ効果が確認されている(2016年、『Nature』に掲載の論文)。

 (ちなみにコロナウイルスの主要な細胞侵入経路は、HIVウイルスと同じACE2経路である。)

 フラワーエッセンスとしてのロックローズが、物理的にウイルスの侵入を防ぐというのではない。しかし外部からの侵入者に対して、自己の境界(バウンダリ)を固く維持する性質は、感情と意志のレベルで免疫の力を後押しできる。

 薬草として知られる花のエッセンスの場合、その作用は、薬草としての性質をエネルギーのレベルで反映するものになる(例えばアルニカやヤロウなど)。

 そしてもちろん、エドワード・バックが指し示してくれたように、ロックローズは生命の危険を感じるような極限状況で、恐れやパニックに捕らわれがちな時に、内面の勇気を刺激し、心の安定を保つよう支えるエッセンスだ。

 この古典的な定義のみをとっても、現在、多くの人が経験している状況に当てはまるが、さらに「外部からの侵入からしっかり自己を守る」という性質を加えると、現在の状況におけるロックローズの有用性が見えてくる。

 エドワード・バックが語ったように、神である自然は、つねに人間を助けるための贈り物を用意している。

 敬意と信頼をもって自然に目を向けることで、その贈り物を見つけ、受けとることができる。

 

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September 15, 2019

人はなぜおみやげを買うのか エネルギー的考察


[これは2019年8月からスタートした新メルマガ(2019/9/13号)に掲載された記事です。メルマガ記事の一部は時間を空けてこのブログにも掲載しますが、時事的な内容やヒーリング・フラワーエッセンス分野のYouTubeビデオ紹介、英語の翻訳読み物などはメルマガ限定の公開になります。無料購読の手続きはこちらから

 

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人はなぜおみやげを買うのか


日本の人はよくおみやげを買う。

何しろ一般のおみやげ以外に「義理みやげ」「ばらまきみやげ」などの詳細カテゴリまである。

もちろん、他の国の人々もおみやげは買う。だから世界の観光地には、似たような(安くてこまこましたものを集めた)みやげもの屋がごまんとある。

「義理みやげ」というのは、なんと日本的だろう。あげたくもない人に、買いたくもないみやげ的なものを、「義理で」買って渡す。

買いたくなくても買わざるを得ないのは、みやげを渡すことが日本社会の慣習になっているからだ。

しかし慣習というのは、今は形骸化しているにしても、もともとは何らかのエネルギー的な意味をもっていたことが多いものだ。みやげを買うという行為には、本来、どんなエネルギー的な意味があるのだろう。

とりあえず義理みやげというのは、日本社会における潤滑油のようなものと言うことはできる。上司とか、義理の親とか、親しくない同僚とかでも、形式として買ってかえれば、相手も形式的に納得する。

が、それはみやげを持ち帰ることの本義でないことは、わざわざ「義理みやげ」というカテゴリがあることからもわかる。



心のこもった本当のおみやげ。

子供や大切な家族、親しい友人のために旅先でみやげを求めて帰るのは、愛情表現の一種だ。ていねいにおみやげを選んで、旅先から持ち帰るという行為には、温かい気持ちのエネルギーがこめられている。

だからそういうおみやげはもらうと、とてもうれしい。それは「もの」というより、そこにこめられたエネルギー、気持ちを感じるからだ。



自分自身のために持ち帰るみやげには、それとはまた違う意味がある。

旅に出て、自分のためにみやげを求めるのは、その土地のエネルギーのこもったものを持ち帰るため。あるいは旅の経験について思い出させてくれる、象徴になる何かを持ち帰るためだ。

そしてそれを親しい人にもあげる場合には、自分の旅の経験をエネルギー的に分かち合うという意味もあるだろう。

これが旅からみやげを持ち帰ることの本来の意味だ。現代人がそれを意識しているかどうかは別にして。



私が旅先で求めるのは、その土地産のハーブティーや蜂蜜などが多い。

その土地で育った自然の産物には、その土地の自然のエネルギーが含まれている。それを消費することで、そのエネルギーを自分の中にとりこみ、
また、その環境の経験を自分の中に呼び覚ますことができる。

プロヴァンスの野生の花の蜜を口に入れると、立ち上る明瞭な花の香りとともに、強い太陽の光と時おりの激しい雷雨によって形成される、豊かな表情の自然のエネルギーが自分の中に広がる。

プロヴァンスの真っ青な空。熱い日差し。太陽に熱せられたハーブや樹木の葉の匂いを運ぶ乾いた風の感触が、自分の中でよみがえる。

ブレンドされたハーブティーは蜂蜜よりも人の手が入っているが、その分、自然のエネルギーに加え、その文化の価値観やセンスが反映されている。だからハーブティーは、自然と人間の合作で、いろいろな国のハーブティーを味わい比べるのは楽しい。

経験を内在化するには時間がかかる。

長い旅、あるいは短くても意味のある旅であれば、その間に経験したいろいろなことのうち、確実に自分の一部にしたいことや忘れていいことなどを取捨し、統合する時間が必要だ。自分のために持ち帰る象徴的なみやげは、そのための助けになる。

私の場合、旅から戻ったら、その経験や記憶を、ハーブティーを飲んで繰り返し呼び覚ましながら、ゆっくりと自分の中に統合していく。

私はよく旅行するが、観光チックな動きをすることはあまりないので、例えばパリにはもうずいぶん通っているが、いまだエッフェル塔に登ったことはないし、ベルサイユ宮殿にも行ってない。これから先も多分、行くことはない。

しかし教会や聖堂、寺院などには出かける。そしてその空間の質に確かに感じるものがあった時には、ろうそくを買い求める。そして時間をとってその空間に座り、お祈りをして、エネルギーを込めて持ち帰る。

ろうそくは自分で使うこともあるが、卒業式など特別な場合に使うことが多い。贈り物にすることもある。

ろうそくに火をつけると、そこにこめられた神聖な空間のエネルギーと祈りのエネルギーが、ゆっくりと放たれる。

これは旅先で経験した神聖な空間のエネルギーをおみやげにするとこと。

旅先でみやげを買う習慣は、単なる慣習や人間関係の潤滑油にしてしまうこともできる。しかしそれを自分のために深い意味のある行為にすることもできる。

意識して旅先の土地や旅の経験のエネルギー、あるいはそれを象徴するものを持ち帰り、自分を支えるために、あるいは自分の大切な人とエネルギーを分かち合うために使うこともできる。

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[写真(上)プロヴァンスの山の中、馬で移動中 (下)パリ、マドレーヌ寺院のジャンヌ・ダルク像]

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August 21, 2019

新しい総合メルマガ「ヒーリングとアルケミー」(2019-08-21、趣意書)


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「まぐまぐ」経由でメルマガを講読してくれていた人たちは知っての通り、ここかなりの間、更新が滞っていました。

その根っこにある理由や、どうしたらそこから脱することができるのかについて、いろいろ思案した上で、思い切って2つのメルマガを統合し、配信形式や内容も一新することにしました。

忙しいというのももちろんあるのだけれど、それより深い原因の一つは、購読者数という外的な尺度へのこだわり。

「ヒーリングとフラワーエッセンスについての理解を広めるには、発行部数を増やすこと」という考えから、できるだけ多数の人にアピールする記事を書こう。かつそれぞれの分野で専門性のある記事を書こうとして、行き詰まっていたことがあります。

私にとって、仕事のために文章を書くことは「書きたい」と「書かなければならない」の動的なバランスです。(書くものごとにバランスは変わる)

しかしまぐまぐ経由のメルマガに関しては、ほぼ100パーセント、「書かなければ…」という義務になっていました。

過去に有料メルマガを発行していた頃は、毎月の〆切りもあり、お金を払って講読してくれている読者に対してそれに見合う内容をという思いもあって、それなりに大変でした。

しかしノンジャンルのメルマガで、自分が「書きたい」「これについて書かなければ」と、内的に動かされる形で書くことができたので、充実感もあり、また実際に内容の濃い記事が多く生まれました。(参考 『ヒーラー&アルケミスト』過去記事リスト

思案の末に、部数という外的な尺度へのこだわりを捨てて、もう一度、自分がメルマガを通して本当に話しかけたい人たちというのは、「誰」なのかを考えました。

それは知的な好奇心があり、学ぶことが好きで、この世界について、人間やそれ以外のさまざまな生命と、そしてその背後にある「つながり」について、もっと知りたいと思っている人。

なんとはない内的な感覚を通して、自分の人生には目的があると感じている。そしてそれが何なのか知りたい(あるいは確認したい)と思っている人。

自然を愛し、自然とその一部である人間、動物、植物を含めたさまざまな生命のために、何かをしたいと思っている人。

自分の書くメルマガでは、そういった人たちにこそ、語りかけたい。

目に見える自然の背後には、すべてをつなぎ、意味を与える「生きた力」がある。

その生きた力の存在と働きについて教えてくれるのが、アルケミーの伝統であり、メディスンの教えです。

ヒーリングやフラワーエッセンスは、その「生きた力」について直接学び、関わることのできる分野です。

そしてだから、これらの分野に魅かれる人も多いのだと思います。

しかしヒーリングやフラワーエッセンスだけが、そのための道すじではない。

ヒーリングやフラワーエッセンスを学び、実践することが、その人の道であることもある。

でも他にもたくさんの道がある。言ってしまえば、それは本来、道を歩く人の数だけあるもの。

自然の中のすべてのものには、とって代えることのできない性質があり、それに応じた役割がある。同じようにすべての人には、その人に本来の性質があり、それに応じて社会の中で果たす役割がある。これはメディスンの教えです。

その本来の性質をアルケミーではエッセンス、エセンティアと呼びます。アルケミーのプロセスとは変容過程を通して、自己の中に埋もれているエセンティア(本質)を精練し、形にする道のりです。

(アルケミー=錬金術が、「物質の鉛を金に変える研究」というのは、中世のアルケミストによって意図的に流されたガセ)

こういったことを、歴史とともに長く受け継がれてきたアルケミーの理解、メディスンの知恵と合わせて知ることで、「自分の人生には目的があるはず」という、なんとはない感覚は確信に変わります。

そうやって内的に自分の足場を固めることで、外的な自己の人生を形作り始めることが可能になる。内面と外面の照応はアルケミーにおける基本的な原理です。

私はそうやって自分の人生を歩いてきたし、それが可能だということを、自分の経験も合わせて伝えたい。

ヒーリングもフラワーエッセンスも素晴らしい。それを私は長い実践歴を通して知っている。

でも、それだけにこだわらなくてもいい。

むしろ、なぜヒーリングで目に見えないエネルギーを用いて心と肉体が癒えるのを助けることが可能なのか。なぜフラワーエッセンスが人間の心に働きかけることができるのか。その背後にある「力」について知って欲しい。

そうすれば、それを自分の選んだ場で生かすことができるから。

ヒーリングやフラワーエッセンスに興味があろうとなかろうと、深い興味をもって自然や人間社会を眺め、考えたり、自分の人生の意味を見つめている人たちに言葉を伝えたい。

そういう視点から、話をしたり、私自身の経験をシェアする。そういうメルマガにしていきたいと思っています。

ヒーリングやフラワーエッセンスについての話題も必然的に含まれますが、基本的にノンジャンルです。

更新の頻度は形式にこだわらず気軽に、長くても短くても何か一つ書いたら、イメージとともに配信という感じで進めていきます。(新しく使い始めたMailChimpの配信システムが、作業を非常にやりやすくしてくれています)

記事の一部はスクールサイトやブログに載せることもありますが、基本的にメルマガに書いたものはバックナンバーとしての公開はなく、量がたまるのを待ってKindleの電子書籍にしていこうと考えています。

講読はこちらから 「ヒーリングとアルケミー」メルマガ無料講読

 

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December 29, 2018

新刊『魂の医療』(インタビュー参加)

 私も参加させてもらった、福田カレンさん企画・編集のインタビュー集『魂の医療 ― これからの時代に必要な視点、価値観、療法を探る』(ナチュラルスピリット社)の発売日が決まりました。

 「これからの時代に必要な視点、価値観、療法について」という、今まさに必要とされているテーマで、それぞれの分野で活躍する専門家10人が語るというもの。

 私は「フラワーエッセンス療法とフラワーメディスン」「ハンズオンヒーリング」の2つのテーマで話をしています。たくさんのメッセージを詰め込んであります。

 1月20日発売。Amazonから注文できます。

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June 17, 2018

出版準備のため、一部の記事を公開終了

 現在、ブログ中の一部の記事を取り下げ、Kindle版の書籍として出版準備中です。

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June 16, 2018

フラワーエッセンスとエネルギーの感覚

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(「フラワーエッセンス 自分に合うメーカーを探すには」の続き)

 「メーカーごとのエッセンスの違いなんて、そんなことが本当にわかるの?」と思う人もいるかもしれませんね。

 わかります。きちんとポイントを抑えてを行えば、誰でもほぼ間違いなく違いを感じることができます。

 これまでに意識してエネルギーを感じたり、精妙な感覚の経験を言葉にする習慣のなかった人だと、最初にちょっととまどうかもしれません。

 それも少し練習すれば、エッセンスメーカーごとの質の違いや、それ以外のいろいろなことを感じとることができるようになります。

 私が考案したフラワーエッセンス・リサーチの手順は、School of Healing Arts and Sciencesの卒業生にも踏襲されていますが、私自身、新しくフラワーエッセンスを作った時には、以下のように第一段階のテスト兼リサーチをします。

 重要なポイントは、参加者に何の花から作ったエッセンスかは一切教えないこと(テストが終わるまで)。

 何の花か知ってしまうと、そのイメージが内的な感覚に覆いかぶさって、エッセンスの質自体を素の状態で経験することが難しくなります。

 使うのは500ミリリットルのミネラルウォーターに数滴のマザーエッセンスを落として希釈、活性化したものです。

 参加者は各自、それを少しづつ手もとのコップなどにとって、口に含んだり、手にとって肌にすり込んだり、自分のやり方でエネルギーを感じとります。

 この間、他の人とは一切話をせず、静かに自分の経験に集中します。

 しばらくして、自分が感じたことを紙に書きだしてもらいます。

 全員が書き終わったら、その紙を集め、内容をボードに書き出していきます。

 書き出された内容(全員の経験)を眺め、そこに特定のパターンがあるかどうかを見ていきます。

 そうすると、「半数の人がグラウンディング(大地とのつながり)の効果を感じた」「3分の1の人が視力の変化を経験し、目や第6チャクラへの効果を感じた」「40人中、12人の人がハートが開く(ハートや胸で感情が動く)のを感じた」というようなパターンが見えてきます。

 グラウンディング効果の感じ方は、「からだが重い」「下に引っ張られる感じ」といった体感的なものから、「第1チャクラが熱くなり、活性化された」「足からエネルギーが上がってきて、からだが温まった」といったエネルギー的なものまで、人によってさまざまです。

 目や第6チャクラへの効果では「視界が明るくなった」「視野がクリアになった」といった形で体感されることが多いです。

 数滴のマザーエッセンスを落としただけのミネラルウォーターは、物理的には、かすかにブランディの香りのする「水」以外の何ものでもありません。

 しかしそこから参加者の一人一人が自分の感覚を通して得ることのできる情報の量には、毎回、ほとんど感動を覚えます。

 体感や内的な経験以外に、具体的に花の色や形、花びらの感じ、まわりの自然環境などを感じとる人もあります。1年性の植物か樹木かの違いなどは、比較的わかりやすいようです。

 「どのチャクラに作用するか」といった経験も、多くの人で一致するパターンが見られます。

 20年以上ヒーリングとエネルギーの知覚を教えてきた私自身の経験から言えることですが、このような体感を通して精妙なエネルギーを感じとる能力は、すべての人に備わっています。

 ただ、現代人ではその感覚が鈍っているので、感覚を開いて磨きをかける練習は役立ちます。

 フラワーエッセンスをとりながら、自分の内面を静かにして、エネルギーの質を感じとるよう努めるのは、感覚を開くためのよい練習です。

 豊かな自然の中で、自然に耳を傾けながらぼんやりと過ごす時間も助けになります。

 植物のエネルギーに対する感覚は、意識的にエッセンスを使えば使うほど、また自分自身と向かい合う経験が積まれていくほど、開かれ、磨かれていきます。

フラワーエッセンス入門』(vol. 3)

Originally published in February 2005. Refreshed in June 2018.

 


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June 13, 2018

チャクラ、オーラ(ヒューマンエネルギーフィールド)と近代ヒーリング

(「オーラ(ヒューマンエネルギーフィールド)の構造」から続き)

 オーラとチャクラについての知識が西洋にとり入れられたのは、19世紀の終わりから20世紀のはじめ。おもに神智学協会や、その流れを汲む精神性分野の活動家によって取り上げられた。

 「神智学協会」と言われても自分とは関係なさそうと思う人も多いだろうが、例えば、今あるような形のヨガが欧米に広がる基礎を作ったのは神智学協会ということは言っておきたい。

 さて、チャクラの知識が西洋の体系にとり入れられる中で、東洋(古代インド)の伝統の知識を、西洋医学や生理学の知識と組み合わせ、チャクラが人間の心と肉体の健康に果たす役割について考える流れが生まれた。

 その頃の神智学協会には、「透視能力者」と呼ばれる、さまざまなエネルギー現象を観察し、詳しく具体的に記述することのできる人たちが多く輩出した。

 一番有名なのは、今でも欧米のチャクラ研究の元祖として知られるチャールズ・レドビーターだろう(日本では「リードビーター」と表記されることが多いが、発音はレドビーター)。

 こういった研究家の観察結果をもとに、チャクラやオーラ(エネルギー体)についての知識が集められ、西洋文化の枠組みで体系づけられていった。

 これらの知識と体系は、現代のハンズオンヒーリングの方法論の土台になっている。

 現代のハンズオンヒーリングは、この土台の上に、さらにチャクラとオーラフィールドについての多くの観察や研究、臨床知識が加えられている。

 ここでは近代ヒーリングの歴史には立ち入らないが、私の師であるロザリン・ブリエール博士は、大学で専攻した電気工学を背景に、膨大な量の臨床経験に基づいて、ヒューマンエネルギーフィールドについての理解とハンズオンヒーリングの方法論を実際的なものとして広めるのに大きな役割を果たした。

 ブリエール師は、UCLAのヴァレリー・ハント教授やコンティニュアム創設者のエミリー・コンラッド、ロルフィング創設者のアイーダ・ロルフなどとも親しい協力関係にあった。

 ブリエール博士の生み出した「キレーション」と呼ばれるチャクラとオーラフィールドをチャージし、バランスさせる手法は、今では世界中のハンズオンヒーラーによって用いられている。

 ブリエール師のもとで学んだヒーラーの中には、もとNASAの気象物理学者だったバーバラ・ブレナン博士などもいる。ブレナンは、ブリエール師から学んだ知識と技術に基づいてヒーリングを行う一方、チャクラの知識をさらに独自の視点で体系化し、本に著している。

 現在の日本では、「ヒーリング」という名称は限りなく曖昧な使われ方をしている。

 しかし欧米では、専門教育を受けたヒーラー(ヒーリングのプラクティショナー)によるハンズオンヒーリングは、補完医療での一環として確立されつつある。

 アメリカ神智学協会の会長で優れた透視能力者・ヒーラーであったドーラ・クンツと、看護学の教授ドロレス・クリーガー博士の協力で生まれたセラピューティックタッチは、アメリカの多くの大学の看護科で教えられている。

 また、デューク大学医学部付属病院やジョンズ・ホプキンス医大付属子供病院、ニューヨークのコロンビア大学医学センター付属といったトップクラスの医療施設が、ハンズオンヒーリングと医学の併用リサーチを進め、またハンズオンヒーラーをスタッフとして受け入れるようになっている。

 (物質自体がそもそもエネルギーのフィールド(場)の一形態...といった話に興味のある人は、参考書籍のリストにある『フィールド 響き合う生命・意識・宇宙』あたりを読んでもらうのがいい。この本はエネルギーと物質の関係について、最先端の科学知識を取り入れながら、非常にわかりやすく書かれている。)

(『スピリット通信』(vol. 4))

 


Originally published in 2005. Refreshed in June 2018.

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