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School of Healing Arts and Sciences校長、王由衣(おう・ゆい)の仕事+執筆+パーソナル・ブログです

 

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September 15, 2019

人はなぜおみやげを買うのか エネルギー的考察

[これは2019年8月からスタートした新メルマガ(2019/9/13号)に掲載された記事です。今年の末までは旧メルマガからの移行期間として、同じ記事をブログにも掲載します。それ以降はメルマガ用の書き下ろし記事はメルマガ限定の公開になります。無料購読の手続きはこちらから

 

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人はなぜおみやげを買うのか


日本の人はよくおみやげを買う。

何しろ一般のおみやげ以外に「義理みやげ」「ばらまきみやげ」などの詳細カテゴリまである。

もちろん、他の国の人々もおみやげは買う。だから世界の観光地には、似たような(安くてこまこましたものを集めた)みやげもの屋がごまんとある。

「義理みやげ」というのは、なんと日本的だろう。あげたくもない人に、買いたくもないみやげ的なものを、「義理で」買って渡す。

買いたくなくても買わざるを得ないのは、みやげを渡すことが日本社会の慣習になっているからだ。

しかし慣習というのは、今は形骸化しているにしても、もともとは何らかのエネルギー的な意味をもっていたことが多いものだ。みやげを買うという行為には、本来、どんなエネルギー的な意味があるのだろう。

とりあえず義理みやげというのは、日本社会における潤滑油のようなものと言うことはできる。上司とか、義理の親とか、親しくない同僚とかでも、形式として買ってかえれば、相手も形式的に納得する。

が、それはみやげを持ち帰ることの本義でないことは、わざわざ「義理みやげ」というカテゴリがあることからもわかる。



心のこもった本当のおみやげ。

子供や大切な家族、親しい友人のために旅先でみやげを求めて帰るのは、愛情表現の一種だ。ていねいにおみやげを選んで、旅先から持ち帰るという行為には、温かい気持ちのエネルギーがこめられている。

だからそういうおみやげはもらうと、とてもうれしい。それは「もの」というより、そこにこめられたエネルギー、気持ちを感じるからだ。



自分自身のために持ち帰るみやげには、それとはまた違う意味がある。

旅に出て、自分のためにみやげを求めるのは、その土地のエネルギーのこもったものを持ち帰るため。あるいは旅の経験について思い出させてくれる、象徴になる何かを持ち帰るためだ。

そしてそれを親しい人にもあげる場合には、自分の旅の経験をエネルギー的に分かち合うという意味もあるだろう。

これが旅からみやげを持ち帰ることの本来の意味だ。現代人がそれを意識しているかどうかは別にして。



私が旅先で求めるのは、その土地産のハーブティーや蜂蜜などが多い。

その土地で育った自然の産物には、その土地の自然のエネルギーが含まれている。それを消費することで、そのエネルギーを自分の中にとりこみ、
また、その環境の経験を自分の中に呼び覚ますことができる。

プロヴァンスの野生の花の蜜を口に入れると、立ち上る明瞭な花の香りとともに、強い太陽の光と時おりの激しい雷雨によって形成される、豊かな表情の自然のエネルギーが自分の中に広がる。

プロヴァンスの真っ青な空。熱い日差し。太陽に熱せられたハーブや樹木の葉の匂いを運ぶ乾いた風の感触が、自分の中でよみがえる。

ブレンドされたハーブティーは蜂蜜よりも人の手が入っているが、その分、自然のエネルギーに加え、その文化の価値観やセンスが反映されている。だからハーブティーは、自然と人間の合作で、いろいろな国のハーブティーを味わい比べるのは楽しい。

経験を内在化するには時間がかかる。

長い旅、あるいは短くても意味のある旅であれば、その間に経験したいろいろなことのうち、確実に自分の一部にしたいことや忘れていいことなどを取捨し、統合する時間が必要だ。自分のために持ち帰る象徴的なみやげは、そのための助けになる。

私の場合、旅から戻ったら、その経験や記憶を、ハーブティーを飲んで繰り返し呼び覚ましながら、ゆっくりと自分の中に統合していく。

私はよく旅行するが、観光チックな動きをすることはあまりないので、例えばパリにはもうずいぶん通っているが、いまだエッフェル塔に登ったことはないし、ベルサイユ宮殿にも行ってない。これから先も多分、行くことはない。

しかし教会や聖堂、寺院などには出かける。そしてその空間の質に確かに感じるものがあった時には、ろうそくを買い求める。そして時間をとってその空間に座り、お祈りをして、エネルギーを込めて持ち帰る。

ろうそくは自分で使うこともあるが、卒業式など特別な場合に使うことが多い。贈り物にすることもある。

ろうそくに火をつけると、そこにこめられた神聖な空間のエネルギーと祈りのエネルギーが、ゆっくりと放たれる。

これは旅先で経験した神聖な空間のエネルギーをおみやげにするとこと。

旅先でみやげを買う習慣は、単なる慣習や人間関係の潤滑油にしてしまうこともできる。しかしそれを自分のために深い意味のある行為にすることもできる。

意識して旅先の土地や旅の経験のエネルギー、あるいはそれを象徴するものを持ち帰り、自分を支えるために、あるいは自分の大切な人とエネルギーを分かち合うために使うこともできる。

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[写真(上)プロヴァンスの山の中、馬で移動中 (下)パリ、マドレーヌ寺院のジャンヌ・ダルク像]

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August 21, 2019

新しい総合メルマガ「ヒーリングとアルケミー」(2019-08-21、趣意書)


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「まぐまぐ」経由でメルマガを講読してくれていた人たちは知っての通り、ここかなりの間、更新が滞っていました。

その根っこにある理由や、どうしたらそこから脱することができるのかについて、いろいろ思案した上で、思い切って2つのメルマガを統合し、配信形式や内容も一新することにしました。

忙しいというのももちろんあるのだけれど、それより深い原因の一つは、購読者数という外的な尺度へのこだわり。

「ヒーリングとフラワーエッセンスについての理解を広めるには、発行部数を増やすこと」という考えから、できるだけ多数の人にアピールする記事を書こう。かつそれぞれの分野で専門性のある記事を書こうとして、行き詰まっていたことがあります。

私にとって、仕事のために文章を書くことは「書きたい」と「書かなければならない」の動的なバランスです。(書くものごとにバランスは変わる)

しかしまぐまぐ経由のメルマガに関しては、ほぼ100パーセント、「書かなければ…」という義務になっていました。

過去に有料メルマガを発行していた頃は、毎月の〆切りもあり、お金を払って講読してくれている読者に対してそれに見合う内容をという思いもあって、それなりに大変でした。

しかしノンジャンルのメルマガで、自分が「書きたい」「これについて書かなければ」と、内的に動かされる形で書くことができたので、充実感もあり、また実際に内容の濃い記事が多く生まれました。(参考 『ヒーラー&アルケミスト』過去記事リスト

思案の末に、部数という外的な尺度へのこだわりを捨てて、もう一度、自分がメルマガを通して本当に話しかけたい人たちというのは、「誰」なのかを考えました。

それは知的な好奇心があり、学ぶことが好きで、この世界について、人間やそれ以外のさまざまな生命と、そしてその背後にある「つながり」について、もっと知りたいと思っている人。

なんとはない内的な感覚を通して、自分の人生には目的があると感じている。そしてそれが何なのか知りたい(あるいは確認したい)と思っている人。

自然を愛し、自然とその一部である人間、動物、植物を含めたさまざまな生命のために、何かをしたいと思っている人。

自分の書くメルマガでは、そういった人たちにこそ、語りかけたい。

目に見える自然の背後には、すべてをつなぎ、意味を与える「生きた力」がある。

その生きた力の存在と働きについて教えてくれるのが、アルケミーの伝統であり、メディスンの教えです。

ヒーリングやフラワーエッセンスは、その「生きた力」について直接学び、関わることのできる分野です。

そしてだから、これらの分野に魅かれる人も多いのだと思います。

しかしヒーリングやフラワーエッセンスだけが、そのための道すじではない。

ヒーリングやフラワーエッセンスを学び、実践することが、その人の道であることもある。

でも他にもたくさんの道がある。言ってしまえば、それは本来、道を歩く人の数だけあるもの。

自然の中のすべてのものには、とって代えることのできない性質があり、それに応じた役割がある。同じようにすべての人には、その人に本来の性質があり、それに応じて社会の中で果たす役割がある。これはメディスンの教えです。

その本来の性質をアルケミーではエッセンス、エセンティアと呼びます。アルケミーのプロセスとは変容過程を通して、自己の中に埋もれているエセンティア(本質)を精練し、形にする道のりです。

(アルケミー=錬金術が、「物質の鉛を金に変える研究」というのは、中世のアルケミストによって意図的に流されたガセ)

こういったことを、歴史とともに長く受け継がれてきたアルケミーの理解、メディスンの知恵と合わせて知ることで、「自分の人生には目的があるはず」という、なんとはない感覚は確信に変わります。

そうやって内的に自分の足場を固めることで、外的な自己の人生を形作り始めることが可能になる。内面と外面の照応はアルケミーにおける基本的な原理です。

私はそうやって自分の人生を歩いてきたし、それが可能だということを、自分の経験も合わせて伝えたい。

ヒーリングもフラワーエッセンスも素晴らしい。それを私は長い実践歴を通して知っている。

でも、それだけにこだわらなくてもいい。

むしろ、なぜヒーリングで目に見えないエネルギーを用いて心と肉体が癒えるのを助けることが可能なのか。なぜフラワーエッセンスが人間の心に働きかけることができるのか。その背後にある「力」について知って欲しい。

そうすれば、それを自分の選んだ場で生かすことができるから。

ヒーリングやフラワーエッセンスに興味があろうとなかろうと、深い興味をもって自然や人間社会を眺め、考えたり、自分の人生の意味を見つめている人たちに言葉を伝えたい。

そういう視点から、話をしたり、私自身の経験をシェアする。そういうメルマガにしていきたいと思っています。

ヒーリングやフラワーエッセンスについての話題も必然的に含まれますが、基本的にノンジャンルです。

更新の頻度は形式にこだわらず気軽に、長くても短くても何か一つ書いたら、イメージとともに配信という感じで進めていきます。(新しく使い始めたMailChimpの配信システムが、作業を非常にやりやすくしてくれています)

記事の一部はスクールサイトやブログに載せることもありますが、基本的にメルマガに書いたものはバックナンバーとしての公開はなく、量がたまるのを待ってKindleの電子書籍にしていこうと考えています。

講読はこちらから 「ヒーリングとアルケミー」メルマガ無料講読

 

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December 29, 2018

新刊『魂の医療』(インタビュー参加)

 私も参加させてもらった、福田カレンさん企画・編集のインタビュー集『魂の医療 ― これからの時代に必要な視点、価値観、療法を探る』(ナチュラルスピリット社)の発売日が決まりました。

 「これからの時代に必要な視点、価値観、療法について」という、今まさに必要とされているテーマで、それぞれの分野で活躍する専門家10人が語るというもの。

 私は「フラワーエッセンス療法とフラワーメディスン」「ハンズオンヒーリング」の2つのテーマで話をしています。たくさんのメッセージを詰め込んであります。

 1月20日発売。Amazonから注文できます。

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June 17, 2018

出版準備のため、一部の記事を公開終了

 現在、ブログ中の一部の記事を取り下げ、Kindle版の書籍として出版準備中です。

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June 16, 2018

フラワーエッセンスとエネルギーの感覚

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(「フラワーエッセンス 自分に合うメーカーを探すには」の続き)

 「メーカーごとのエッセンスの違いなんて、そんなことが本当にわかるの?」と思う人もいるかもしれませんね。

 わかります。きちんとポイントを抑えてを行えば、誰でもほぼ間違いなく違いを感じることができます。

 これまでに意識してエネルギーを感じたり、精妙な感覚の経験を言葉にする習慣のなかった人だと、最初にちょっととまどうかもしれません。

 それも少し練習すれば、エッセンスメーカーごとの質の違いや、それ以外のいろいろなことを感じとることができるようになります。

 私が考案したフラワーエッセンス・リサーチの手順は、School of Healing Arts and Sciencesの卒業生にも踏襲されていますが、私自身、新しくフラワーエッセンスを作った時には、以下のように第一段階のテスト兼リサーチをします。

 重要なポイントは、参加者に何の花から作ったエッセンスかは一切教えないこと(テストが終わるまで)。

 何の花か知ってしまうと、そのイメージが内的な感覚に覆いかぶさって、エッセンスの質自体を素の状態で経験することが難しくなります。

 使うのは500ミリリットルのミネラルウォーターに数滴のマザーエッセンスを落として希釈、活性化したものです。

 参加者は各自、それを少しづつ手もとのコップなどにとって、口に含んだり、手にとって肌にすり込んだり、自分のやり方でエネルギーを感じとります。

 この間、他の人とは一切話をせず、静かに自分の経験に集中します。

 しばらくして、自分が感じたことを紙に書きだしてもらいます。

 全員が書き終わったら、その紙を集め、内容をボードに書き出していきます。

 書き出された内容(全員の経験)を眺め、そこに特定のパターンがあるかどうかを見ていきます。

 そうすると、「半数の人がグラウンディング(大地とのつながり)の効果を感じた」「3分の1の人が視力の変化を経験し、目や第6チャクラへの効果を感じた」「40人中、12人の人がハートが開く(ハートや胸で感情が動く)のを感じた」というようなパターンが見えてきます。

 グラウンディング効果の感じ方は、「からだが重い」「下に引っ張られる感じ」といった体感的なものから、「第1チャクラが熱くなり、活性化された」「足からエネルギーが上がってきて、からだが温まった」といったエネルギー的なものまで、人によってさまざまです。

 目や第6チャクラへの効果では「視界が明るくなった」「視野がクリアになった」といった形で体感されることが多いです。

 数滴のマザーエッセンスを落としただけのミネラルウォーターは、物理的には、かすかにブランディの香りのする「水」以外の何ものでもありません。

 しかしそこから参加者の一人一人が自分の感覚を通して得ることのできる情報の量には、毎回、ほとんど感動を覚えます。

 体感や内的な経験以外に、具体的に花の色や形、花びらの感じ、まわりの自然環境などを感じとる人もあります。1年性の植物か樹木かの違いなどは、比較的わかりやすいようです。

 「どのチャクラに作用するか」といった経験も、多くの人で一致するパターンが見られます。

 20年以上ヒーリングとエネルギーの知覚を教えてきた私自身の経験から言えることですが、このような体感を通して精妙なエネルギーを感じとる能力は、すべての人に備わっています。

 ただ、現代人ではその感覚が鈍っているので、感覚を開いて磨きをかける練習は役立ちます。

 フラワーエッセンスをとりながら、自分の内面を静かにして、エネルギーの質を感じとるよう努めるのは、感覚を開くためのよい練習です。

 豊かな自然の中で、自然に耳を傾けながらぼんやりと過ごす時間も助けになります。

 植物のエネルギーに対する感覚は、意識的にエッセンスを使えば使うほど、また自分自身と向かい合う経験が積まれていくほど、開かれ、磨かれていきます。

フラワーエッセンス入門』(vol. 3)

Originally published in February 2005. Refreshed in June 2018.

 


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June 13, 2018

チャクラ、オーラ(ヒューマンエネルギーフィールド)と近代ヒーリング

(「オーラ(ヒューマンエネルギーフィールド)の構造」から続き)

 オーラとチャクラについての知識が西洋にとり入れられたのは、19世紀の終わりから20世紀のはじめ。おもに神智学協会や、その流れを汲む精神性分野の活動家によって取り上げられた。

 「神智学協会」と言われても自分とは関係なさそうと思う人も多いだろうが、例えば、今あるような形のヨガが欧米に広がる基礎を作ったのは神智学協会ということは言っておきたい。

 さて、チャクラの知識が西洋の体系にとり入れられる中で、東洋(古代インド)の伝統の知識を、西洋医学や生理学の知識と組み合わせ、チャクラが人間の心と肉体の健康に果たす役割について考える流れが生まれた。

 その頃の神智学協会には、「透視能力者」と呼ばれる、さまざまなエネルギー現象を観察し、詳しく具体的に記述することのできる人たちが多く輩出した。

 一番有名なのは、今でも欧米のチャクラ研究の元祖として知られるチャールズ・レドビーターだろう(日本では「リードビーター」と表記されることが多いが、発音はレドビーター)。

 こういった研究家の観察結果をもとに、チャクラやオーラ(エネルギー体)についての知識が集められ、西洋文化の枠組みで体系づけられていった。

 これらの知識と体系は、現代のハンズオンヒーリングの方法論の土台になっている。

 現代のハンズオンヒーリングは、この土台の上に、さらにチャクラとオーラフィールドについての多くの観察や研究、臨床知識が加えられている。

 ここでは近代ヒーリングの歴史には立ち入らないが、私の師であるロザリン・ブリエール博士は、大学で専攻した電気工学を背景に、膨大な量の臨床経験に基づいて、ヒューマンエネルギーフィールドについての理解とハンズオンヒーリングの方法論を実際的なものとして広めるのに大きな役割を果たした。

 ブリエール師は、UCLAのヴァレリー・ハント教授やコンティニュアム創設者のエミリー・コンラッド、ロルフィング創設者のアイーダ・ロルフなどとも親しい協力関係にあった。

 ブリエール博士の生み出した「キレーション」と呼ばれるチャクラとオーラフィールドをチャージし、バランスさせる手法は、今では世界中のハンズオンヒーラーによって用いられている。

 ブリエール師のもとで学んだヒーラーの中には、もとNASAの気象物理学者だったバーバラ・ブレナン博士などもいる。ブレナンは、ブリエール師から学んだ知識と技術に基づいてヒーリングを行う一方、チャクラの知識をさらに独自の視点で体系化し、本に著している。

 現在の日本では、「ヒーリング」という名称は限りなく曖昧な使われ方をしている。

 しかし欧米では、専門教育を受けたヒーラー(ヒーリングのプラクティショナー)によるハンズオンヒーリングは、補完医療での一環として確立されつつある。

 アメリカ神智学協会の会長で優れた透視能力者・ヒーラーであったドーラ・クンツと、看護学の教授ドロレス・クリーガー博士の協力で生まれたセラピューティックタッチは、アメリカの多くの大学の看護科で教えられている。

 また、デューク大学医学部付属病院やジョンズ・ホプキンス医大付属子供病院、ニューヨークのコロンビア大学医学センター付属といったトップクラスの医療施設が、ハンズオンヒーリングと医学の併用リサーチを進め、またハンズオンヒーラーをスタッフとして受け入れるようになっている。

 (物質自体がそもそもエネルギーのフィールド(場)の一形態...といった話に興味のある人は、参考書籍のリストにある『フィールド 響き合う生命・意識・宇宙』あたりを読んでもらうのがいい。この本はエネルギーと物質の関係について、最先端の科学知識を取り入れながら、非常にわかりやすく書かれている。)

(『スピリット通信』(vol. 4))

 


Originally published in 2005. Refreshed in June 2018.

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May 11, 2018

天才ロルファー/ヒーラー、ドン・ヴァン・ヴリートの思い出

(2008年1月の『ヒーラー&アルケミスト』に書いた記事から抜粋、多少加筆)

                ☆

(前段)

 先号の記事でこう書いた。

 「ハンズオンのセッション後、居合わせた学生の1人といっしょにチェックしたが、あごから頬の輪郭ががすっきりと整い、目が大きくなっていて、おまけに一重だったのが二重に。

 状況を何も知らないもう1人の学生にも見てもらったが、目の大きさや形が明らかに変わり、顔の輪郭がすっきりとしたなどの変化が確認された。顔全体、まるでフェイスリフトでもしたみたいで、はっきりいって美人になっている。

 あごのかみ合わせを変え、頭蓋の形自体を調整したから、顔のバランスに変化が出るだろうということはわかっていたが、顔のリフトアップと目のサイズアップは想定外だった(笑)」

 あの後に本人からメールがあって、けっこう重要な点を書き落としたのに気づいた。

 「リフトアップ、目が大きく開いたこと、後頭部の形の変化(絶壁だったのが上がりました)。もう本当に驚きです。すごすぎます...」

 見た感じのリフトアップなら、リンパ・マッサージなどでも起きる。顔のむくみがとれれば、とりあえず肌に張りが出て目元もすっきりして見える。しかしそれは長持ちしない。 

 上記のハンズオン(ボディワーク+ヒーリング)の場合は、後頭部の形自体が目に見えるレベルで変わり、それで顔の筋肉と肌が全体的にぴんとはられてリフトアップし、目も形自体が大きく開く結果になった。

 もう一件、頭蓋をバランスさせる作業をした別のクライアントからもフィードバックがあった。

 「ボディワークは、なんと言っても顔のバランスがとれたということ。効果はセッション後すぐに現れましたが、翌日の顔と言ったら...いままでみたことがない顔でした。....ヒーリング、ボディワークともに、直後の変化もありますが、時間が経過してからの持続力を実感しています。」

 ボディワークは作業自体も楽しいが、こういう結果が安定して出てくるようになると、さらに面白くなってくる。

(本題)

 私が最初にボディワークを学んだのは、当時ニューヨークで仕事をしていたドン・ヴァン・ヴリートというヒーラー/ボディワーカーからだった。

 ロルフィング研究所で講師を務めたこともある彼は、ロルフィング界でもニューヨークのヒーリング界でも「天才」の呼び声が高く、ニューヨークのヒーラー間では、「治らないクライアントはあそこに送れ」とまで言われていた。

 広告も一切出さず口コミだけで、待ちリストは2年を超えた。彼のセッションを受けるためだけに、全米各地から飛行機でクライアントが通って来た「奇跡を起こす男」。

 同時にやはり、本を書くことなどとは無関係の人でもあった。彼の生物学ベース、細胞ベースのヒーリングとボディワーク理論は、超革新的というか、革新的過ぎて本などに収まらないとうか。

 コンティニュアムにも造形が深く、エミリー・コンラッドと共同で教えていたこともあり、コンラッド自身、細胞レベルでの体の理解などについて、ヴァン・ヴリートから大きな影響を受けたと語っている。

 私はニューヨークに住んでいた頃は、隔週ペースでヴァン・ヴリートからセッションを受けていた。

 二十歳の時にカリフォルニアで自転車に乗っていて車にはねられ、頭の形が少し歪んでいた。ヴァン・ヴリートに会う以前にも100回くらいロルフィングを受けていたが、歪んだ頭の形に変化はなかった。

 それがヴァン・ヴリートとの1回目のセッションで、いとも簡単に完全に修正されてしまった。セッションの後で鏡を見てびっくりというその経験は、実は私自身のものでもあり、「こんなボディワークを学びたい!」と思った原点でもある。

 ヴァン・ヴィリートからボディワークを学んで、ロルフィング研究所の正規のトレーニングに通うことも考えたが、「いや、僕の教えることをやっていけばいいよ」と軽く断言され、その考えはお蔵入りになった。

 ヴァン・ヴリートはセッション中も、ボディワークをしながら細胞の微小管が光の通り道である話とか、ミトコンドリアのこととか、超早口でしゃべり続ける。

 ある日そんなおしゃべりの中で「ダスカロスがヒーリングをするところをビデオで見たけど、彼がやっているのと僕がやっているのは、同じことだな」と語り出した。

 「ダスカロスは自分のやっていることを、第何レベルの大天使がどうとか、そういった形而上的な言葉で記述するし、僕は細胞や生物学の言葉で記述する。でも、やっていること、起きていることは同じなんだよ」。

 他の人間がこんなことを言ったら、「いっちゃってる危ない人」くらいにしか思わないが、普段から自分を飾ったり売り込むことにまったく興味のない「天才・生物学おたく」ヴァン・ヴリートの言葉は、実に事実然としていた。

 この、ある意味ものすごく神秘的でもある言葉は、今でも肉体との取り組みの際に、私の中で「で、それは結局どういうことになんだろう」と問われ続ける問いになっている。

 肉体ベースのハンズオンヒーリングの奥は深く、限りなくエキサイティングだ。それはアルケミーの教えの通り、人間の肉体が文字通り「一つの宇宙」であり、体と向かい合うことは、もっとも直接的な形で宇宙と向かい合うことだからだと、私は思う。

 

 


Originally published in 2008. Refreshed in May 2018.

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May 09, 2018

アーシュラ・K・ル=グイン「私たちの根は闇の中にある。大地は私たちの故郷だ」

「私があなたたちに望むのは、他者を支配する必要なく、また他者から支配される必要なく生きていくこと。

 決して犠牲者となることなく、また他者を圧することなく。

 そして挫かれた時、打ち砕かれた時、苦痛を感じ、闇の中にある時には思い出して欲しい、暗闇は自らの故郷であると。

 それがあなたの住処(すみか)だ。そこでは戦争が仕掛けられることはなく、また戦争が勝利されることもない。

 しかしそこには未来がある。

 私たちの根は闇の中にある。大地は私たちの故郷だ。

 なぜ私たちは祝福を求めて上を見上げたのだろう、まわりを、足下を見るかわりに?

 私たちのどんな希望がそこに横たわっているだろう、周回する見張りや武器でいっぱいの空ではなく、ずっと見下ろし、見下してきた大地に。

 上からではなく、下から。

 目をくらませる光の中にではなく、育む暗闇の中で、人間は人間としての魂を育てる。」

アーシュラ・K・ル=グイン(1929-2018)

1983年、ミルズカレッジの卒業式で若者たちに向けた言葉/翻訳 王由衣)

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January 04, 2018

オーラ(ヒューマンエネルギーフィールド)の構造 経絡とつぼ

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 オーラ、オーラフィールド、ヒューマンエネルギーフィールド(HEF)、生命(バイオ)エネルギーフィールド。いろいろな名前で呼ばれているが、基本的に同じものないし現象を指している。

 フィールドは「場」という意味。

 オーラ(ヒューマンエネルギー)フィールドには、「構造」がある。

 それは異なる周波数帯域のエネルギーの場が、「自分」という器の上に重なって存在し、エネルギーの流れ方に決まりやパターンがあることと関係している。

 例えば東洋医学で言う「経絡」は、肉体に一番近いフィールドにエネルギーが流れるパターンに対応している。(バーバラ・ブレナンはこれをフィールドの第1レベルと呼び、古典的なヒーリングではエーテル体ダブルと言う。)

 そこではフィールド全体が、光の線で編まれたエネルギーの「からだ」のようにも見える。

 そして私がヒーリングを続けていくうちに気づいたのは、その線の中でも、多めのエネルギーが流れる、太めの光の線がある。そしてそれが漢方の経絡の図と重なっていた。

 さらにこの光の線の上には、外部からのエネルギー(「気」「プラナ」)の取り入れ口が並んでいる。これが「つぼ」だ。

 このレベルのオーラフィールド(エネルギー体)を指で感知する練習をすると、つぼの存在はわりと簡単に感じとれる。

 からだの上にあるこの光の線をたどることを学べば、経絡の図などを見ながら「手首から下に○センチ…」とやるより的確にツボが探せる。

 ツボは概念的なものではなく、ヒューマンエネルギーフィールド(エネルギー体)上にある、実際の構造の一つだ。

 オーラフィールドの中を走る光の線の地図は、インドやチベットの伝統医学にもある。インドの体系では「ナディ」と呼ばれる。

 インドの古典医学ではさらに「チャクラ」という、エネルギーの中枢機能が知られている。

 オーラとチャクラについての知識が西洋にとり入れられたのは、19世紀の終わりから20世紀のはじめ。おもに神智学や、その流れを汲む精神性分野の活動家の間に広まった。

 チャクラの知識が西洋の体系にとり入れられる中で、東洋の伝統的な知識を西洋医学や生理学の知識と組み合わせ、チャクラが人間の心と肉体の健康に果たす役割について考える流れが生まれた。

(続く)

(『スピリット通信』(vol. 4))

 


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