05. 本の紹介とか雑談

October 14, 2019

ジェフリー・ホドソン『妖精の王国』から 抜粋翻訳と用語解説

[これは2019年8月からスタートした新メルマガ(2019/10/14号)に掲載された記事です。メルマガ記事の一部は時間を空けてこのブログにも掲載しますが、時事的な内容やヒーリング・フラワーエッセンス分野のYouTubeビデオ紹介、英語の翻訳読み物などはメルマガ限定の公開になります。無料購読の手続きはこちらから

 

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[イラスト ホドソンの記述をもとに描いたクローバーのネイチャースピリット(色鉛筆) by おうゆい © 2019]

 

デーヴァとネイチャースピリット研究の古典
ジェフリー・ホドソン『妖精の王国』から
抜粋翻訳と用語解説 

 

 メルマガ限定のコンテンツの一つとして、ヒーリングとフラワーエッセンスを深く学んでいくのに大切な古典文献の抜粋翻訳も、ちらちら載せていこうと思う。

 まずは以前、旧メルマガ『ヒーラー&アルケミスト』に連載した英語講座でとり上げ、アルケミー系講座のテキストにも用いているジェフリー・ホドソンの『The Kingdom  of Faerie(妖精の王国)』からの訳出を載せておく。

 20世紀初頭に活躍した神智学(テオソフィー)系の透視能力者たちの中でも、デーヴァとネイチャースピリット(自然霊)に関する研究の分野で、ジェフリー・ホドソンの功績は他に並ぶものがない。

 フィンドホーンの創設者の一人で自然霊とのコミュニケーションを行ったドロシー・マクリーンも、明らかにホドソンの影響を強く受けている。


 神智学系の透視能力者の重鎮レドビーターが、人間のオーラやチャクラ、スピリットガイドの存在などに著作のページを割いたのに対し、ホドソンは世界各地を旅しなが

ら、デーヴァとネイチャースピリットについて膨大な量の透視観察を行い、妖精についての伝統的な知識と関連づけながら、自然霊の世界を整理、体系づけていった。

 「デーヴァ(輝ける者)」という名称も、もともとは神智学で用いられ始めたサンスクリット語起源の語だが、それに現在の精神性分野で用いられるような意味を持たせ普及させたのはホドソンの功績だ。

 原書は1925年に執筆された小著だが、ホドソン自身の観察と経験に基づいて、デーヴァ、妖精、ネイチャースピリット、パーン(牧神)、デーヴァと人間の協力関係などについて綴られている貴重な文献だ。

 ホドソンの自然霊についての記述は壮大で優美だが、抽象的ではなく、彼の自然そのものに対する愛と観察力に支えられて、大地に根を生やしているように具体的で、生き生きとしている。

 20世紀初頭のイギリス人の文章なので、文体は古いが、精神性の分野でこの頃に書かれた英語の著作には大変重要なものが多いので、英語が読める人は、そういう文体にも慣れていくのがよい。

 実際、20世紀に大量に出版されたニューエイジ系の本など、こういった古典文献の単なる水増し焼き直しとしか思えないものが多い。

 では、2つほど抜粋翻訳。講座では英語の原文を添えているが、ここでは省略。翻訳には今回、新たに手を加え、また読みやすさのために原文にない改行を追加している。
 

 


翻訳文の著作権について

原文の著作権は消滅していますが、翻訳文には二次的著作権が生じます。この翻訳文の著作権は王由衣が所有し、許可なく転載・転用することを禁止します。王由衣 © 2019. All Rights Reserved.
 

 


(原書 pp. 14-18, "Gnome and Deva"の章から)

翻訳

 過去6か月、気づいていたことがある。ノーム(地の精)一族の一人で、仲間たちに比べてより明らかな自己意識を身につけるのに成功していた個体が、我々に対してますます興味をつのらせていた。

 夏にはだいたい、我々が家から庭に出ると同時に現れた。芝生の向こうの果樹園から走り出てきて、エーテルのエネルギーをぱっぱっと光らせて私の注意を引いた。

 その頃、彼にはほとんど注意は払われなかった。

 しかし冬になってから、彼は家の中に入って来るようになった。

 暖炉を囲んで過ごす冬の夜の間、しばしば彼が部屋の中を遊び回っているのが見られた。窓から入ったり抜け出たりしながら、ちょうど人慣れした鳥かリスが示すほどの興味を我々に示していた。

 彼には[人間が理解するような意味での]愛情に近いものを持つ能力はなかった。しかし普段のたまり場を離れ、人間の家の中という慣れない環境で過ごすのを選ばせるほどの十分な楽しみを、人間の社会に覚えていた。

 彼の環境をさらによく調べると、彼があるデーヴァによる特別な実験の対象であることがわかった。このデーヴァは、我々の庭とそれをとり囲む何千本もの若い果樹が育つ果樹園の元素霊(エレメンタル)たちの守護者の役割を務めているようだった。

 このデーヴァは明らかに、自分が保護する存在たちの進化を加速することに非常に関心があった。彼の態度は、動物や植物を特別な処置のためにあれかこれかと選ぶ飼育者か園芸家のそれととてもよく似ていた。

 彼はこのノームが我々と親しくなっているのを観察し、その事実を利用することに決めた。その結果として、このノームの中で、人間のまねをしたがるもともとの傾向性が、非常に増加したように見えた。


辞書から得られない表現と単語の解説

deva  「デーヴァ」。ヴェーダ系の文献から採られた語で、原義は「光り輝く者」。
 神智学系の透視能力者や研究者によって、自然霊の秩序の中で特定の役割をもった存在に与えられた分類名称。
 デーヴァたちの仕事の一つは、自分が担当する種の進化の青写真(テンプレート)を保持すること。

the elemental life; elementals  「元素霊、エレメンタル」。この文章の中では「ネイチャースピリット」と同義。
 デーヴァ同様、自然霊の秩序の中で特定の役割をもった存在に与えられた分類名称。
 ネイチャースピリットの仕事の一つは、デーヴァの保持する進化の青写真に沿って、実際に自分が担当する種の個体を育て、手入れすること。

quickening  「(進化の)胎動」。進化を加速するような内的衝動。


(原書 p. 28-29, "Fairies"の章から)

翻訳

 実際にクローバーに働きかけているものは、その中に沈み込み、その植物のアストラル体と融合し、45センチから60センチほどの面積を覆った。

 彼らはこの状態にしばしとどまり、それから飛び上がり、しばらく宙を漂ってから、野原の別の場所へと飛んでいって同じプロセスを繰り返した。

 この野原は2エーカーほどの広さで、少なくとも100体ほどの妖精たちがそこで働いていた。

 彼らの仕事の効果の一つは、この野原に生まれている植物の集団魂(グループソウル)のアストラルレベルの意識の胎動を、自分たちの働きかけている部分で早めることだ。

 植物に宿っている意識は、開花の時期に達した時、明らかにもっとも活発な状態にある。そのため植物は、デーヴァのヒエラルキーのメンバー[エレメンタルたち]から与えられる刺激に非常によく反応する。

 まるで植物の意識が、妖精に向かって伸び上がろうと一生懸命な感じさえする。そして確かに進化のプロセスの胎動が起きる。

 そして今度は何体かの妖精たちが、先ほどから私が記述しているある球体のまわりで踊っている。その輝く大気を浴び、その美について深く物思いにふけることに、明らかな喜びを感じながら。


辞書から得られない表現と単語の解説

astral double  astralは普通の辞書では「天空の」とか「天体の」とかいう訳しか載っていない。ここではもちろん「アストラル体」。古い訳語では 「星気体」とも言った。
 doubleは「肉体そっくりの写し身」といったようなニュアンスで、エーテル体をetheric doubleと言うのと同じ。

ensouling  「魂が宿る」「魂を入れる」

hierarchy  「ハイアラーキー(ヒエラルキー、ヒエラルヒー)」。ヒエラルキーは「階層組織」。
 自然霊たちの存在が高度に秩序だった階層状の系統をなしていることから、彼らの世界をこう表現する。
 

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December 29, 2018

新刊『魂の医療』(インタビュー参加)

 私も参加させてもらった、福田カレンさん企画・編集のインタビュー集『魂の医療 ― これからの時代に必要な視点、価値観、療法を探る』(ナチュラルスピリット社)の発売日が決まりました。

 「これからの時代に必要な視点、価値観、療法について」という、今まさに必要とされているテーマで、それぞれの分野で活躍する専門家10人が語るというもの。

 私は「フラワーエッセンス療法とフラワーメディスン」「ハンズオンヒーリング」の2つのテーマで話をしています。たくさんのメッセージを詰め込んであります。

 1月20日発売。Amazonから注文できます。

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May 09, 2018

アーシュラ・K・ル=グイン「私たちの根は闇の中にある。大地は私たちの故郷だ」

「私があなたたちに望むのは、他者を支配する必要なく、また他者から支配される必要なく生きていくこと。

 決して犠牲者となることなく、また他者を圧することなく。

 そして挫かれた時、打ち砕かれた時、苦痛を感じ、闇の中にある時には思い出して欲しい、暗闇は自らの故郷であると。

 それがあなたの住処(すみか)だ。そこでは戦争が仕掛けられることはなく、また戦争が勝利されることもない。

 しかしそこには未来がある。

 私たちの根は闇の中にある。大地は私たちの故郷だ。

 なぜ私たちは祝福を求めて上を見上げたのだろう、まわりを、足下を見るかわりに?

 私たちのどんな希望がそこに横たわっているだろう、周回する見張りや武器でいっぱいの空ではなく、ずっと見下ろし、見下してきた大地に。

 上からではなく、下から。

 目をくらませる光の中にではなく、育む暗闇の中で、人間は人間としての魂を育てる。」

アーシュラ・K・ル=グイン(1929-2018)

1983年、ミルズカレッジの卒業式で若者たちに向けた言葉/翻訳 王由衣)

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October 23, 2017

読書リスト(2)

医療の巨大転換(パラダイム・シフト)を加速する
――糖質制限食と湿潤療法のインパクト

江部 康二・夏井 睦

 「科学的」ということの意味を改めて考えさせられる。
 湿潤療法は私自身、自分の怪我や傷に経験則的に行っていたが、夏井医師の説明を読んで「ああ、だからなのか」と納得がいった。

ケトン体が人類を救う
糖質制限でなぜ健康になるのか

宗田 哲男

 いろいろと画期的な研究。
 それもこんなリサーチは日本でしか可能でなかったと思う。
 個人的には小麦と糖質制限(ぎっちりではなく、おおまかに)を続けて数年になるが、具合はよい。

Core Light Healing
バーバラ・ブレナン

 ブレナンのメモを元に、古株の教師の一人が中心になって編集(たぶん加筆)したもの。
 正直、これを「3冊目・最後の本」にするべきではなかったと思う。
 日本語の翻訳は進行中のもよう。

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October 24, 2016

読書リスト(1)

(読んだ時期ごちゃまぜ)

ラテン語のはなし―通読できるラテン語文法
逸身喜一郎

 読んで面白く、繰り返し読んでも味わいがある。

 文法書のよしあしは結局、著者がその言語をどれだけ深く自分の骨にしみ込ませているかだと思うが、その意味では本当に優れたラテン語の入門書。

 英語の文法書でもこういうレベルで書かれたものがあればどれだけいいだろうと思う。

タリズマン〈上〉―秘められた知識の系譜
タリズマン〈下〉―秘められた知識の系譜
グラハム ハンコック

 これも何度読んでも重要な本。

 ハンコックは20世紀後半から21世紀前半における最良のノンフィクション作家の一人であり、「秘められた知識の系譜」につらなる研究者、実践者でもある。

Know Your Magnetic Field
William E. Gray

 ウィリアム・グレイはルース・モンゴメリーの『Born to Heal(癒すために生まれた男)』のモデルになったヒーラーで、私の師匠ブリエール師の師に当たる。

 生涯に無数の奇跡的ヒーリングを行い、そのエネルギーは「電気に感電するような」体感があったと言われる。

 グレイが亡くなった時、「彼は自分のヒーリングの力をロザリン・ブリエールに与えて去った」と噂が立った...。

 (ああ、あのビリビリですね(笑))

 この本を読んで、ブリエール師が神経系にこだわる原点がわかった気がする。また、長く動かされていなかった体の部分の動きをヒーリングで取り戻させる時、私はいつも最後に対応する脳の反射路を調整して終えるのだが、グレイが同じことをやっている記述があって、「お」と思った。

時砂の王
小川一水

 ラノベから普通のSFに脱皮することのできた数少ない作家らしい。

 もう1冊、『青い星まで飛んでいけ』(短編集)も読んでみたが、確かに文章はうまくない。しかし読後感がよく、「読んでよかった」と思える作家というのはわかった。

 短編集の方は確かにラノベっぽい部分もあったが、この『時砂の王』はストーリー構成も骨太のちゃんとしたSF。こういうものを書ける作家がまた日本にも出てきていたのはうれしい。

 (注 一般のラノベは、最近の若者の感性を理解しようと思って何度かチャレンジしたが、2ページ目より先に進めたことがない...。)

あなたの人生の物語
テッド・チャン

 久しぶりに、上質のSFを読むよろこび。

 知的な刺激と、じわじわと胸に染み込む物語の見事な調和。こんなSF、もう何年も読んだことがなかった。

ジョーゼフ・キャンベルが言うには、愛ある結婚は冒険である。
ジョーゼフ・キャンベル対話集

 ...というタイトルだけど、「結婚」については最後の章でちょっと触れているだけ(笑)。

 神話学におけるキャンベルの業績のとてもわかりやすい入門書。「聖杯」「シャーマン」「死と永遠性」「錬金術」などのテーマを縦横無尽に駆け巡り、重要なシンボルやアーキタイプが対話の中にぎゅうぎゅう詰め。

 アルケミーの研究者必読。

今あるガンが消えていく食事
進行ガンでも有効率66.3%の奇跡

済陽高穂

 食餌療法でガンや難病に取り組むための本はたくさん出ているが、この本の特徴は、現役でガン治療に取り組む消化器外科医が書いていること。

 「信念」よりもデータと実用性に基づいて、バランスよく、実践しやすい形でアプローチがまとめられている。食餌療法を学びたい人は、信念系の本と合わせて、こういうバランスのよい&最新データの反映された本も読んでおくのがよいと思う。

ナバホへの旅 たましいの風景
河合隼雄

 ユング派分析の河合隼雄さんが、自身が関わったナバホ族のシャーマンやメディスンマンとの経験について書いている。

 先住部族について書かれた本は山ほどあるが、やっぱり河合隼雄さんだなという1冊。

 オープンで、手堅く現実的で、それでいて深い。

 シャーマニズムと心理療法の接点についての話もとても興味深い。

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October 22, 2010

おすすめの本 エジプト関係

John Anthony West: Traveller's Key to Ancient Egypt

 フランスの天才数学者・哲学者シュヴァレ・ド・ルービッチの業績を基に、古代エジプトの神聖建築を読み解くための現地ガイドブック(英語)。

 「エジプト人は知識について直接語ることをせず、それを芸術や彫刻に組み込んで、その効果が感情に働きかけるようにした」ジョン・アンソニー・ウエスト

ジョン・アンソニー・ウェスト: 天空の蛇―禁じられたエジプト学

スキャンした英文原書をMacBookAirで再読中。精神世界系エジプト本には怪しいものが多いが、ウェストはグラハム・ハンコック、ロバート・ボーヴァルと並んで個人的に信頼する数少ないまっとうで優れた研究者。しかし重要な本がどんどん手に入り難くなるのは残念。

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July 18, 2010

創作活動に戻る

 あちこちにこっそり(笑)リンクをはっていたが、プロジェクトに少しそれらしい格好がついてきたので、このあたりで公にしておこうと思う。

 何年も前に物語を書き取り終わって、そのままずっと手の中で温めていた小説をきちんと文章にして、オンライン小説の形で公開することにした。

 仕事が忙しくて、本当にやりたいのに、ずっと放りっぱなしになっているものが幾つもあり、創作活動として「書く」ということはその一つ。絵を描くというのがもう一つ。

 いろいろ思うことがあって、生活を整理して無駄を省き、そのための時間を作ることにした。

 一つの刺激は、5月にグランドファーザー・ストームとスワン・ストームといっしょに時間を過ごしたことだ。

 二人が保持するエネルギーの器の中で時間を過ごしながら、「書く」という作業のプロセスについて、そして「書く」ことを通して次の世代に伝えることの重要さについて、改めて思い出した。

 グランドファーザー・ストームから命じられたことは幾つかあるのだが、その一つは、「若い女性を集めて訓練する」ということだった。「このまま男どもの手に力を握らせておいては、世界の状況は惨くなるばかりだ。女性たちが知恵を身に付け、力を取り戻さなければいけない」。

 今の私の仕事では、30代の女性は「若い女性」である。しかし、それよりさらに若い世代との接点は、どうやって作ったらいいのか。

 それだけが小説の公開を決めた理由ではないが、確実に理由の一つではある。今の仕事の枠組みでは手の届かないところへも、言葉を通してエネルギーを伝え始めること。

                 ☆

 魔術とアルケミー(精神的錬金術)についての講義の中で、ロザリン・ブリエール師はこう言われた「魔術の本質について学ぶには、小説を読みなさい」。

 それはディオン・フォーチュンが「出版されている魔術の手引書に載っているのは、盗まれた知識と誤った理解だけ。書き手は本当の魔術について何も知らない」と述べていることとも関係している。

 フォーチュンの後継者で、英国リベラル・カトリック教会の司祭でもあったW・E・バトラー師のような例外中の例外を除いて、これは事実だ。

 「真理はむしろ物語の中にある」。

 もちろん、実践することを学ぶなら、物語を通して本質について吸収した後、実際に師と一緒に時間を過ごし、技術的なことを学びつつ、師のオーラ(エネルギー)フィールドから情報を吸収するという過程が必要になるが。

 他方、フォーチュンやバトラー師が指摘するように、魔術(実際には神聖術と呼ばれるべきもの)の道を歩くには、徹底的に自己と向かい合う「容赦のなさ」が必要だ。大部分の人は、この「容赦のなさ」を性向として持ち合わせていないか、そんな生き方をすることを望んでいない。

 「Path of Hearth Fire(竈(かまど)の火の道)」は、そういった人たちのためにある。そしてもちろん、竈の火の道にあって、家庭を保ち、子供たちを育て、道を歩く者を支えてくれる人々がいなければ、すべては成り立たない。

                 ☆

 何はともあれ、久しぶりに戻ってみれば、創作活動として文章を書くのは、やはり純粋に楽しい。

魔術師への道

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April 26, 2010

古典神学の購読・推薦書籍

 古典神学のクラスは現在、経験者のみを対象にした遠隔講座として行われており、新規受講者は受け付けていませんが、将来的にオープンスクール・レベルでの開講も予定しています。

 とりあえず、どんなことを学んでいるのか興味のある人のために、購読・推薦書籍や文献を紹介しておきます。

 古典神学やアルケミーに関する話題は、Twitterでも散発的にコメントしていますので、興味のある人はそちらも Twitter:Healing_Alchemy

 ここで「古典神学」と呼んでいるのはキリスト教の神学ではなく、古代エジプトを源流とする、宇宙・自然=神という世界観に基づいた神学体系です。「ヘルメス神学」と呼ぶこともでき、アルケミー(精神的錬金術)の流れもこれに含まれます。


古典神学 I 購読課題

・『タリズマン(上)』『タリズマン(下)』グラハム・ハンコック&ロバート・ボーヴァル

・『アトランティスの暗号』コリン・ウィルソン   

・『Hermetica(ヘルメス文書)』(抜粋翻訳をPDFで配布)

・(推薦)パラケルスス 『奇跡の医書』 

   

古典神学 II、III(古典神学 I の課題に文献を追加)            

・パラケルスス 『奇跡の医書』『奇蹟の医の糧—医学の四つの基礎「哲学・天文学・錬金術・医師倫理」の構想

・ウォルフガング・ゲーテ 『自然と象徴 自然科学論集』形態と象徴 緑の自然科学』『色彩論』から1冊以上

・ルパート・シェルドレイク 『生命のニューサイエンス -- 形態形成場と行動の進化』

・リン・マクタガート 『フィールド 響き合う生命・意識・宇宙』 『意志のサイエンス

・ジョーゼフ・キャンベル 『神話の力

・自分に興味のある地域(エジプト、シュメール、インド、ギリシャ、南北アメリカ、ケルト、中国、アフリカなど)の神話集、5冊以上

・コリン・ウイルソン 『アウトサイダー』『至高体験 自己実現のための心理学』 『右脳の冒険 内宇宙への道』 『フランケンシュタインの城—意識のメカニズム』 『超越意志の探求 自己実現のための意識獲得』から2冊以上

・(推薦)カルロス・カスタネダ 『呪術師と私 ---- ドン・ファンの教え

・(推薦、歴史研究)フランセス・イエイツの著作から興味のあるもの『薔薇十字の覚醒』『フリーメイソンと錬金術』『ジョルダーノ・ブルーノとヘルメス教の伝統』など

・(推薦、思想研究)D. P. ウォーカー   『ルネサンスの魔術思想

・(推薦、美術に興味のある人に)ヴァールブルク 『サンドロ・ボッティチェッリの“ウェヌスの誕生”と“春”―イタリア初期ルネサンスにおける古代表象に関する研究

・その他、学習と課題を進めていくのに役立つインターネット上のリソースを随時指定(とくに英語の文献など)

 「古典神学 IV」以降では、ディオン・フォーチュンの執筆物なども購読に含めていく予定(翻訳をPDFで配布)

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March 01, 2010

ウィリアム・グレイ『Know Your Magnetic Field』

 ウィリアム・グレイはルース・モンゴメリーの『Born to Heal(癒すために生まれた男)』のモデルになったヒーラーで、私の師匠ブリエール師のそのまた師。

 生涯に無数の奇跡的ヒーリングを行い、そのエネル ギーは「電気に感電するような」体感があったと言われる。グレイが亡くなった時、「彼は自分のヒーリングの力をロザリン・ブリエールに与えて去った」と噂 が立った...。

(ああ、あのビリビリですね(笑))

 この本を読んで、ブリエール師が神経系にこだわる原点がわかった気がする。

 また、長く動かされていな かった体の部分の動きをヒーリングで取り戻させる時、私はいつも最後に対応する脳の反射路を調整して終えるのだが、グレイが同じことをやっている記述が あって、「お」と思った。

William E. Gray『Know Your Magnetic Field

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August 11, 2009

グラハム・ハンコック『タリズマン 秘められた知識の系譜』

グラハム・ハンコック『タリズマン〈上〉―秘められた知識の系譜

グラハム・ハンコック『タリズマン〈下〉―秘められた知識の系譜』

 4年前に出たばかりの時にすぐ読んでるのだが、聖職への任職を期にまた読み返している。

 私の神学的思想傾向? それは任職と前後してこんなものを読み返していることからもわかります(笑)。

 この系列の本の中では、歴史面でももっともよくリサーチされ、客観的、体系的に書かれていると思う。グラハム・ハンコッ クには、「行動する精神思想ジャーナリスト」の称号をあげたい。


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