14. 雑記・未分類

November 30, 2015

信頼できるヒーラー、プラクティショナーの探し方、選び方 パート1

 2015年4月から10月にかけてメールマガジン『エネルギーの海 スピリット通信』Vol. 45 - Vol 52に掲載した記事をまとめ、加筆修正したものです。(続きはメールマガジンに連載中)





実用ガイド

「ヒーラー、エネルギー療法家、プラクティショナーの探し方、選び方」


・自分が求めるヒーラーやプラクティショナーを見つける
・時間と費用を実りのある形で使う
・不要なトラブルを賢く避けて通る


   2002年に「ヒーラー、セラピスト、ボディワーカー、フラワーエッセンス・プラクティショナーの選び方」をニュースレターに執筆し、2006年にブログに移して公開していた(現在取り下ろし)。  

 これは「ヒーリングやボディワーク、各種のホリスティック療法のプラクティショナーについて、自分が依頼者(クライアント)だったらこう選ぶ」というテーマで、「業界の内部事情に詳しく、経験豊富な消費者」の視点から書いたものだった。

 核になる基本的な考え方や重要なポイントは12年前と変わっていないが、ヒーリング界の現状や、インターネット(とくにSNS)の普及など、情報探しの実用面で変化した部分はいろいろあり、全面的に情報を更新し、大幅に書き直すことにした。

 また用語についても日本の現状に合わせ整理することにした。

 たとえば、心理療法(サイコセラピー)が普及しているアメリカでは、会話の中で「セラピスト」と言えば普通に心理療法士をさすが(そうでない場合は「マッサージセラピスト」「フィジカルセラピスト」と具体的に言う)、日本で「セラピスト」と言えば、おもにアロマやリフレの施術者を指すといった点だ。

 以下の文中で「プラクティショナー」と言った場合には、ボディワーカー、フラワーエッセンス療法プラクティショナー、アロマセラピストなど、「ホリスティック療法分野の専門家として施術やセッションを行う人」を一括して含む。

 プラクティショナーとは、「専門家、療法家レベルの長期教育や訓練を受けて仕事をしている人」と定義しておく。

 ヒーリングや各種療法の選択ということでは、アメリカでは多くの補完療法が通常医療の一環として組み込まれるようになっており、ヒーラーやプラクティショナーとして仕事をする人間の数も日本に比べてはるかに多く、分野に多様性と厚みがある。そのため選択や選り好みの範囲も広い。

 日本では長期教育を経たヒーラー/エネルギー療法家や、療法家のレベルで仕事をするフラワーエッセンス療法プラクティショナーの数はまだ少ない。その他のホリスティック分野の療法家についても同様だ。

 したがって自分に最適なヒーラーやプラクティショナーを見つけるには、手間だけでなく時間がかかることもある。

 それでも、よいヒーラーやプラクティショナーを探し当てるためのポイントを知り、それについて考えてみることは、「今、自分にとって必要な手助けを与えてくれるヒーラーやプラクティショナー」「長期的に、自分にとって実りの大きい関係を結べるヒーラー、プラクティショナー」を見つけるために大切だ。

 同時に、ヒーリングやホリスティック療法について知識を持ち、いろいろと調べ、自分自身のためによく考えて選ぶことのできる「賢い消費者」が増えることで、ヒーリングやホリスティック療法の分野を、より信頼性のあるものに育てていくことができる。

 この分野に興味のある人たちが、依頼者(クライアント)として広い視野を持ち、賢くなってくれること。

 それが草の根レベルから、ヒーリングやフラワーエッセンス療法、その他のホリスティック療法分野を信頼性のあるものに育て、社会に普及していくための何よりの助けになる。

 なお、ヒーラーやプラクティショナーとして「実践する側」からの考え方については、Webクラスのヒーリング・トラック「ヒーラーのための近代補完・代替療法 概論」の内容も参考にして欲しい。



最初に考えてみること

「どうしてヒーリングを受けるのか」

 ヒーリングの効果や意味については、ヒーラーのロザリン・ブリエールやバーバラ・ブレナン、また看護師向けのヒーリング手法であるセラピューティック・タッチの創設者ドロレス・クリーガーの本に、多く参考になる内容がある。

 短くまとめられたリストとしては、アメリカの心理学博士マリヨ・プレオが「人々がエネルギー・ヒーリングを求める一般的な理由」として以下の項目を挙げている。


医療面での理由

・通常の医学的治療を受けており、追加のサポートとして

・慢性症状があり、通常の医学的治療では一定以上に症状が改善しないため(自己免疫性の病気、アレルギー、神経の症状、ホルモンのアンバランス、消化器の問題、慢性の炎症など)
・生殖器系の問題(不妊など)
・抗がん治療中のサポートおよび治療後の回復のサポートとして
・腰痛、首の痛み
・顎関節症、肩、ひじや膝、股関節、手首など関節の痛みや悩み
・骨折、ねんざ、脱臼などの怪我
・臓器移植後のサポート
・手術前後のサポート


心理面での理由

・深いレベルで自分の話に耳を傾けてもらえることが、病気と向かい合っていく上での支えになる
・感情の癒しのサポートが欲しい
・自分で止められない否定的な思考パターンを変えたい
・仕事や生活、健康面でのストレスがある
・不眠に悩んでいる
・心理療法を受けており、追加のサポートとして


精神性面での理由

・人生の目的や使命についてより広い視野を得るために

(一部略)

 なお上記の内容は人間の依頼者の視点からだが、ヒーリングを受けるのは人間に限らない。私自身、これまでに犬や猫のヒーリングを多く引き受けてきたし、アメリカ人の同僚で馬のヒーリングの専門家もいる。


ステップ1 やること

 ブリエールやブレナンのように優れたヒーラーの書いた本や、上のリストを参考にしながら、「なぜ自分はヒーリングを受けたいのか」について考えてみよう。

 自分が求めているのは肉体面でのヒーリングか、心や感情面でのヒーリングか。

 具体的に気になっている悩みや問題、症状があるか。

 はっきり優先するニーズや、受け取りたいと思うことがあるか。

 こういったことをざっとリストしてみよう。

 最初はとにかく思いつく限り書き出してみて、それからそれを眺めて、整理していくとよい。

 重要な項目はどれか。それほど優先ではない項目はどれか。

 ヒーリング以外にはどんなモダリティ(専門分野)が助けになりそうか。

 こうしてまとめたリストは、ヒーラーやプラクティショナーに最初の相談をする時にも役立つ。

 からだの面で具体的に何とかしたいことがあれば、必要なのは肉体への働きかけが得意なヒーラー/エネルギー療法家だ。だから最初の問い合わせでそれについて訊いてみる。

 ケースによってはヒーリングより、ロルフィングのような深いボディワークの方が早く効果が出るかもしれない。

 一般的な形で心や感情面でのサポートを求めているなら、選択の範囲は広い。

 自然や植物が好きな人には、フラワーエッセンス療法も優れたオプションだ。ヒーリングと併用もできる。

 関係性エネルギー・ヒーリングのように、人間関係とそれにまつわる自己の心理的成長のサポートに専門化したヒーリングの分野もある。

 もちろんヒーラーはエネルギーを通して働きかけるので、肉体面に重心を置いてヒーリングをしても、感情面、精神性面にも影響は及んでいく。

 あるいは感情や人間関係を中心にヒーリングを受けていたら、気になっていたからだの悩みがいつのまにか軽減していたというようなこともある。

 最初の入り口がからだの悩みであっても、ヒーリングのセッションを続けていくうちに、取り組みの焦点が内面深くに向かっていくこともままある。

 あるいは当初の理由だったからだの問題が解決されて、それで終わりという場合もあるし、それはそれでいい。

 「とくにこれといった悩みや問題はないけど、ヒーリングというものが気になって……」という人もいる。そんな場合、求めているのは精神的な成長や、人生の次のステップに踏み込むためのサポートかもしれない。

 「自分自身ヒーリングの勉強をしたくて、まずそれがどんなものなのかを経験したい」というのも、まっとうな理由だ。

 重要なことは、ヒーラーを探し始める前に、自分のゴールやニーズについて考え、それをある程度、整理しておく。それによって最初の問い合わせの際にも、焦点を絞って必要な質問をすることができる。



<重要な注意点>
 深刻な心的外傷(トラウマ)や明らかなPTSDがある場合は、何よりもまず正式資格のある心理療法士、それもトラウマやPTSDの専門家の助けを求める。その上で、ヒーリングやフラワーエッセンス療法を追加のサポートとして考える。



参考

・ロザリン・ブリエール『光の輪
 英語で読める人は原書で 『Wheels of Light

・バーバラ・ブレナン『光の手(上)』『光の手(下)』 
 英語で読める人は原書で 『Hands of Light

・バーバラ・ブレナン『癒しの光(上)』『癒しの光(下)

・ドロレス・クリーガー『セラピューティック・タッチ
 英語で読める人は原書で 『Therapeutic Touch






情報集めのツール

 実際の情報集めに入る前に、そのためのツールについてみておこう。



インターネット

 ヒーラーを探すには精神世界系の雑誌と口コミくらいしかなかった昔と比べ、今はインターネットの検索でかなりの情報を掘り起こすことができる。

 ただしインターネットは便利だが欠点もあり、決して万能ではない。


利点
・時間のある時にどこからでも情報探しができる
・キーワードを使って素早くピンポイントで探しものができる
・他の媒体では見ない種類の情報がいろいろ見つかる


注意点
・インターネット上に上げられていないものは探せない
・他の媒体に比べて無責任な情報や不正確な情報の割合が多い(情報のソースをチェックし、裏をとることが欠かせない)


 重要なのは、インターネットはあくまで実際の物事についての情報や手がかりを集めるためのツールであると忘れないこと。

 クラスでもよく言うが「地図は地図であって、実際の地形ではない」。

 インターネットは2Dの「地図」に過ぎず、「実際の地形」ははるかに多様で込み入っていて、何より3Dの立体だ。インターネットは現実の限られた部分をなぞって映しているに過ぎない。


検索作業

 必要な情報を探すのには検索エンジンを使うわけだが、検索結果の表示順位は検索サービスによって操作されていることは知っておく。

 検索の大手はGoogle、Yahoo、Bingの3つだが、興味のある人は、特定の検索ワードをこの3つで検索して結果を比べてみるといい。

 Googleはとくに利用者の個人情報や閲覧歴を大量に保管し、それに合わせて情報を並び替えて表示する。またGoogleの広告やブログを利用している会社や個人のサイトやブログは検索上位に表示される。

 Yahooのカテゴリ検索(ディレクトリ)は、そもそもYahooによって登録されているサイトしか表示されないので、データの幅が非常に狭い。

 いずれどの検索サービスを使っても、検索エンジン対策(SEO)をしていないサイト(ホームページ)は上位に表示されにくい。

 つまり、自分が探している腕のよいヒーラーやプラクティショナーについての情報が、たくさんあるスパム・サイトの下に埋もれて見つからないこともあり得る。

 なので、検索結果の表示順には捕われないこと。上位に表示されるサイトは実際に情報量の多いものであることもあれば、単に更新頻度が高いとか、SEOに予算や手間をかけているだけのこともある。

 時には探している情報が見つかるまで、検索ワードの組み合わせを工夫しながら、何ページでも結果を繰っていくことが必要かもしれない。


 あるいはこの手順を試してみよう。


 自分が探しているものを明確に心に思い描く。

 それから「そこにたどり着くにはどんなキーワードを使えばいいのか」と自分自身に問いかけ、心を静めて耳を傾ける。

 これはガイダンス・プロセスのマイクロ・バージョンだが、練習を続けていると、検索エンジンを使って情報を探すといった特定作業の際にも、「自分の欲しいものを探し当てるには、こういう検索ワードを使えばいい」といった直感が働くようになってくる。


精度の高い情報を集めるには

 インターネットを使って確かな情報を集めるためには、以下の習慣が欠かせない。

    • 一つのソースに頼らず、複数のソースから情報を集める
    • 見つけた情報を鵜呑みにせず、裏をとる
    • Twitterなど細切れの情報は、そのソースにあたって全体を見る
    • 初めて目にする資格や肩書きは、それが何を意味するのかを調べる
    • 普段から自分が興味のある分野について知識を広げ、蓄えておく
    • ヒーリングに関することであっても、常識的判断を手放さずに

 その上で、自分に最適なヒーラーやプラクティショナーを見つけるためには、ネットの情報やメールのやりとりだけに頼らず、最終判断は実際に会ってからするのがよい。

 対面のトライアル(お試し)セッションがあるならそれを受けてもいいし、クラスや茶話会があるならそれに出向いてもいい。Skypeの事前面談を提供しているヒーラーもいる。

 仮に自分が希望しているのが遠隔のセッションであっても、自己の癒しや成長のための長期のサポートを求めているなら、このステップは省かない方がいい。

 少なくとも1度は対面セッションをしてからでないと、遠隔セッションの依頼を受け付けないヒーラーもいる。これは良心的なやり方だ。

 実際に顔を合わせることがベストだが、どうしても可能でない場合にはSkypeが次善の方法になる。

 ヒーリングの実践経験が長く、遠くから相手のオーラフィールドをチェックする技量がすでに身についているのでもない限り、ネット上の文章やメールのやりとりだけで、相手の「存在感」を正確につかむのはなかなか難しい。

存在感=「オーラフィールドの質、パワー、大きさ」+「グラウンディングの度合い(からだを通して大地に根付いているか)」



オンラインのイメージと実物を照合することで、第六感を育てる

 サイトやメールからのイメージと、実際に顔を合わせた際の存在感は、見事に一致する時もあるし、「え?」と思うほど食い違うこともある。

 サイトの文章が、ヒーラー自身の考えや経験から自分自身の言葉で書かれている場合には、サイトからの印象と本人の人となりはそれなりに一致する。

 他方、他人の言葉を丸写しにしたり、他のサイトの内容をコピペしたり、受けたセミナーの宣伝文句をそのまま載せているような場合には、本人の人となりはつかみにくい。

 ギャップはネガティブなものだけではない。「メールや電話のやりとりでは愛想のない人だと思ったけど、会ってみたら実直で頼りになりそう」といった、ポジティブなギャップが経験されることもある。

 会う前の印象と会ってみての手応えが大きく違った場合には、どうしてそう感じたのかをふり返ってみる。今すぐ「答え」を出さなくてもいいから、自分自身の反応に意識的に気づいて、内的にメモをとる。

 ギャップ感の理由は、相手に起因する外的なものかもしれないし、自分自身の内的な理由かもしれない。

 どちらの場合でも、自分の感じたことに注意を払い、それを意識にとめるようにすることで、

(1)明らかに現実とは違うイメージがネット上に提示されている場合に、それに気づける「直感」「第六感」が育つ

(2)自己の無意識のニーズ、期待や不安に気づき、それを「顔の見えない相手」にどう投影するかに気づくことで、自分自身の内面に光が当てられる

 こういった経験を重ねていけば、自分自身の内面が整理され、明晰になっていき、それにつれて、求めるものを見つける能力が育っていく。

 つまりインターネットをツールとして使いつつ、それに頼り切りにならず、オンラインのイメージと三次元の立体的な現実をつきあわせる。この意識的な照合作業を習慣にすることで、自分自身の第六感を実用的に伸ばしていくことができる。

 この習慣は、ガイダンス(目に見えない世界とのコミュニケーション)プロセスを学んでいく際にも役立つし、自己の癒しの道のりを歩いていくための重要な助けにもなる。


信頼できる人からの口コミと顔の見えるネットワーク

 インターネットは便利だけれども限界がある。実際の世界はインターネットよりはるかに広く、豊かで複雑だ。実際に存在していても、ネット上に上げられていないものは見つけることはできない。

 そしてネットに上げられないものの中に、結構肝心な情報がある。

 私の同僚で言えば、経験の長い古参のヒーラーやプラクティショナーほど自分のサイトやホームページを持っていない。もちろんブログやSNSもやっていない。腕がよく、実績があり、紹介や口コミだけでクライアントが集まるので、必要がないのだ。

 私がニューヨークに住んでいた頃、月に2回は欠かさずセッションを受けにいっていた天才的ロルファー兼ヒーラーがいた。ニューヨーク周辺のヒーラーたちの間ではよく知られ、待合室で他のヒーラーや、大手ヒーリングスクールの幹部と出くわすこともあった。

 ヒーラーやボディワーカーの間で「治らないクライアントは彼のところへ送れ」とまで言われていたその腕前に、依頼者もアメリカ中から飛行機に乗ってやって来ていた。

 最初に出会ったのは、彼がコンティニュアムの創始者エミリー・コンラッドと共同で教えたボディワークの集中研修だった。だから私にとっては 「ボディワークとエネルギーヒーリングが統合された時には、どんなことが可能なのか」に開眼させてくれた人で、彼から学んだ思想と技術は、今も私が行うヒーリングの土台の一部になっている。

 このロルファー兼ヒーラーは、ネット上に何の足跡もない。検索などかけても手がかりゼロ。紙媒体の広告も出していない。ただ口コミと、他のヒーラーやボディワーカーからの紹介だけで、長い時には2年先まで予約がいっぱいになっていた。

 こういう「ネット・プレゼンス(ネット上の存在)ゼロ」のヒーラーを見つけるには、ヒーリング界の口コミに通じている人間や、内輪の情報がやり取りされるネットワークにつながっていることが必要だ。

 そしてまたこういうヒーラーを見つけることに限らず、信頼できる人からの口コミと、興味を同じくする知人同士のネットワークは、よいヒーラーやプラクティショナーを探すための最良のツールだ。それはインターネット上の「顔の見えない口コミ」よりもずっと優れている。



専門家からの紹介

 もしすでに信頼する専門家、ヒーラーやプラクティショナーの知り合いがいて、その人から他のヒーラーやプラクティショナーを紹介してもらえれば、それが一番よい。

 信頼できる人からの紹介はやはり頼りになる。

 私はアメリカに住んでいた間、からだのメンテナンスとして定期のロルフィングを欠かさず、計260回ほど受けている。だから引っ越しの際には、行く先で新しいロルファーを確保することがとても重要だった。

 最初のフル・シリーズを受けたのはワシントンDCだったが、縁はおもしろいもので、それから10年以上経ってフロリダに引っ越した時、なんとその最初のロルファーと再会。

 この人はアイーダ・ロルフから直伝で訓練を受けた、まさに古株の熟練ロルファーだった。セッションルームの本棚に並んでいたロザリン・ブリエールの本をきっかけに、ロルフィングやヒーリング界についての話もいろいろするようになった。

 それから何年かしてハワイに引っ越すことにした際には、ロルフィング・インスティテュートのリストからハワイのロルファーの項を印刷し、その中から推薦できる人を彼女に選んでもらった。

 何しろ古参なので、アイーダ・ロルフが現役だった時期に訓練を受けたロルファーや、そのすぐ後の世代についてよく知っている。おかげで引っ越してすぐに、文句なく腕のよいロルファーを見つけることができた。

 よいプラクティショナーは、よいネットワークをもっている。そして腕のよいプラクティショナーが推す同僚は、やはり腕がよいものだ。



ヒーラーやプラクティショナーのネットワーク

 しっかりとした形で仕事をしているヒーラーには、ヒーリング分野の先輩、同僚や、他の療法分野の専門家とつながるネットワークがある。

 「依頼者のために少しでもよい仕事をしたい」と望むヒーラーは、継続的な自己教育と合わせて、自己のケアを怠らない。

 エネルギーを用いて仕事をするヒーラーにとって大切なセルフケアは、精神面・感情面でのサポートと、からだのメンテナンスだ。よいヒーリングをするためには、自分のからだとエネルギーをベスト・コンディションに保つ努力が欠かせない。

 感情面でのサポートは、プライベートでの充実した生活や人間関係から。

 精神面での支えは、同僚同士のサポート・グループや、仕事上について相談できるスーパーヴァイザーから。

 からだ面でのセルフケアは、食生活や運動などの自己管理が基本になるが、それに加えて、ボディワーク(ロルフィング、各種のマッサージやリフレ)や、必要に応じていろいろな療法やヒーリングを受ける。

 他の人からセッションを受けること、とりわけ自分が行うのと異なる形のからだへのアプローチを経験することは、エネルギーの幅を広げ、より多くのエネルギーをグラウンディングさせる力を身につけるのにも役立つ。

 専門家としての自覚をもって仕事をしているヒーラーやプラクティショナーは、つねに自分の専門分野や、広く補完・代替医療の分野について学び、情報を集めている。

 こうして自分の知識と経験を通し集めた情報は、自分自身のために使えるだけでなく、自分のクライアントを助けるための優れたデータベースになる。

 とくに実際に顔を合わせて話し、互いの仕事の内容や人となりについて知る同僚、専門家同士のつながりは、安心してクライアントを紹介したり、追加の療法が必要な際に自分のクライアントを送るための重要なネットワークだ。


  ヒーリングであれ、それ以外の療法であれ、分野が違っても仕事の姿勢やレベルが似ている人たちは、自然にネットワーク(つながり)を形成する。

 ヒーリングやフラワーレメディを手軽な「スピリチュアル」ビジネスとしか考えていない人たちは、やはり似た者同士でつながって、自分の視点を補強するようなグループを作る。

 他方、ヒーリングを一般社会に受け入れられるような健全な形で確立したいと願う人たちがいる。こういった人たちの一部は、現在の日本で、単純に「ヒーリング」という名称で自分の仕事を定義することの難点に気づき、より意味のあるネットワークを作ることに目を向けつつある。

 実際、日本の現状では「ヒーラー」を名乗る人たちのやっていることがピンからキリまであり過ぎて、ヒーリングを真剣に学び実践していきたい人たちは、むしろ他の分野でよい仕事をしている専門家や療法家とネットワークを形成した方がよいと思うことも増えた。

 だからヒーリングを仕事にしたい人にとってのネットワーキングのポイントは、「同業」かではなくて、「自分と似た志(こころざし)、姿勢をもっているか」だ。

 よい仕事をする人は、他のよい仕事をする人を認める。良心的に取り組む人は、他の良心的な取り組みをする人を認める。

 良心的でよい仕事をするヒーラーや療法家(プラクティショナー)同士のネットワークが築かれていくのは、ヒーリングや療法分野にとってよいことだし、必要なことだ。

 それによって通常医療との協力関係も築きやすくなる。

 そしてもう一つ、こういうネットワークが大切な理由がある。

 よいヒーラーは、必要に応じて自分の依頼者(クライアント)を他のヒーラーや療法家、医療の専門家に送ることをためらわない。それは「依頼者にとって何がベストか」を第一に考えることが、癒しに携わる者の倫理だからだ。

 セッションの依頼があっても、何らかの理由で、その依頼者にとって自分が最適のヒーラーでない場合がある。

 例えば、ヒーラーが忙がし過ぎて、クライアントに必要な頻度でセッションできない場合や、自分が専門でない分野の知識や技術が必要とされる場合。

 ヒーリングより、他の療法が効果的と思われる場合もある。

 例えばからだの歪みやねじれなど構造的な問題について相談された場合、肉体に働きかけて構造レベルで変化を起こす技量があるヒーラーなら対応できる。しかしそういう技量がない場合には、ヒーリングよりまずロルフィングのような構造系のボディワークに行ってもらった方が、早く結果が出る。

 ヒーリングにはヒーリングでしかできない「多くのこと」があるが、ヒーリングだけで「すべてのこと」ができるわけではない。

 フラワーレメディにはフラワーレメディの、アロマセラピーにはアロマセラピーの、薬草療法には薬草療法の優れたところ、得意とするところがある。ロルフィングのようなボディワークや漢方、鍼灸についてもそうだ。

 そして通常医療についても。

 ヒーリングを求める人にとっては、それらを組み合わせて最適なサポートを受けられることがもっともいい。

 しかしその手助けができるためには、ヒーラーは病気や薬についての基礎的な知識、ホリスティック医療や補完・代替療法の分野について広く知っていることが必要だし、必要に応じて通常医療の診察や他の療法を受けてもらうようクライアントに伝える判断力と良識も必要だ。

 そして自分のクライアントを紹介できる、信頼のおける同僚ヒーラー/エネルギー療法家、他分野のプラクティショナー、医療の専門家などのネットワークをもっていればさらによい。

 こういうネットワークは、ヒーリングや補完医療の分野で仕事をしていく中で築かれていくものだ。それはいわゆる「コネ」ではないし、「コネ」的なものであるべきでもない。

 自分自身のヒーラー、プラクティショナーとしての仕事のやり方や姿勢を通して、共振的に同じような姿勢をもっている人たちとの間で生まれるのが、理想のネットワークだ。

 あるヒーラーがこういうネットワークにつながっているかどうかは、以下の点を見てみると判断しやすい。

(1)必要に応じて推薦できる同僚ヒーラーや療法家のリストをもっている。
(2)本人も、他のヒーラーやプラクティショナーから推薦を受けている(同僚から信頼されている)。



顔の見える情報

 ネットの口コミも参考にはなるが、面識のない(名前も知らない)相手からの情報は、ソースとしての信頼度について判断するという追加のステップが入る。

 それに対して知人、友人、同僚など面識のある相手なら、情報ソースとしての信頼度はあらかじめ判断できる。

 そして自分が興味のある分野のヒーラーや療法家からセッションを受けたことのある人から話を聞ければ、とても参考になる。

 ヒーリングや補完療法について勉強をしている人なら、クラスやワークショップでの情報交換も積極的にするといい。

 これらは顔の見える口コミで、匿名の口コミよりずっと頼りになる。

 そして情報はできるだけたくさん集めて、複数の角度から判断する習慣を身につけよう。これはヒーリングや補完療法に限らず、とくにネットでの情報集めには欠かすことができない。

 できるだけたくさんの人やソースから集めることで、情報はより客観的でバランスのとれたものになる。

 また人それぞれの視点には、個人の経験や副次的な利益のフィルターがかかっている。極端なほめちぎりや貶しを目にしたら、さらに情報を集めて全体像を捉えるべきだ。ほめ方や貶し方が極端で感情的であるほど、追加の情報が必要だ。

 どれほど献身的なヒーラーであっても、すべての依頼者を相手の望む通りに満足させることはできない。場合によってはプロとして責任のある行動をとったために(できないことは「できない」と言うなど)、依頼者から疎まれるようなこともある。

 しかし情報を集めて全体を見渡せば、よいヒーラーの評判はやはりよいものだ。

 そして全体的な評判と、ヒーラーのウェブサイトやブログ、SNSの内容の間には整合性(しっくりくる感じ)がある。 



自分のエネルギーフィールドに蓄えられる「プラスα」

 自分に必要な情報に運よく突き当たるためのコツのようなものがあるか。一見すぐ目につくところにない貴重な情報への扉を開いてもらうためには、どうしたらいいのか。

 そのような「コツ」は確かにある。

 真剣に自分自身の癒しや成長を願い、そのための手助けをしてくれる人や教えてくれる人との出会いを求める気持ち。

 普段の生活の中で、いつも他の人や生命のことを思いやり、できる限りの手助けをする慈愛ある態度。

 エネルギーであれ物質であれ、自分自身が恵まれているものを、他の人や生命に分け与えることを惜しまない気前のよさ。

 多くの人にとって役立つ目的のために、自分自身のエネルギーを費やすのを惜しまない態度。

 こういったものは、その人のエネルギーフィールドの中に「プラスα」として蓄積される。

 こういう態度や姿勢が日々の生活の中で維持され、「プラスα」の蓄積があるレベルを超えると、傍目には「運がいい」としか見えないような形で、自分に必要な情報やきっかけ、縁に恵まれるようになる。

 エネルギーフィールドに保持されている真摯な態度や熱意、献身、慈愛などの質は、見る目のある人には即座に察知される。

 精神的な道のりを長く歩いていると、出会ったばかりの人からわけもわからず親切にされたり、見つけたばかりの先生や修行の先達からおもむろに大切なことについての手引きを与えられ、あるいは扉を開けてもらえることがある。それはこの質を察知しているのだ。

 そしてその蓄積は、表面的な繕いや一時的な態度の変化で作り出すことはできない。

 その意味では、自己の癒しを求め、そのための手助けを求めることは、すでに精神的な道のりの始めだということができる。そしてよいヒーラーは、そのための援助者になれる。




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August 07, 2015

近況「書くこと、時の流れ、進むために手放す」

 考えていることや思案していることはたくさんあるが、「書く」作業からちょっと遠ざかっていた。

 去年の5月までは有料購読のメールマガジンを発行していて、長期的に自分の見方や考え方につきあってくれている人たちを対象に、「まだまとまりきらないがとりあえず」という形で敲(たた)き台的に書くことができた。

 しかし不特定多数の人に読まれるブログではそうもいかず、考えや視点の導入、表現のレベルなどについて考えているうちに、時間が経ってしまうことが多かった。いろいろな仕事が山積みなこともあって、自分にとってはとても重要な「書く」という作業が、ついつい先延ばしになっていた。

 が、いつまでもそう言ってはいられない。

 時々ふと思うが「いつの間にか20なん年」。エネルギー・ヒーリングなどという「怪しげなもの」に疑い疑い足を踏み入れるところからスタートして、結局アメリカの大手ヒーリングスクール(カレッジ)を卒業。ヒーラーとして仕事を始め、気がついたらたいそうな年数が過ぎていた。

 そしてヒーリングや関連分野で、「時代の流れ」とでもいえる出来事や世代交代、人が来たり去ったりするのを目にしてきた。

 年々ヒーリング界の流れを見ていても、「同じあたりをぐるぐるしていること」「むしろ振り出しに戻ったように見えること」「流れてどこかに行ってしまったこと」などもあり、「日本という場所で、本来のヒーリングというものの可能性を開かせ、人々への助けにしたい」と望む自分にとっては、希望を感じる部分と頭を抱えたくなる部分が半々というのが、現状についての正直なところ。

 もちろん自分が歩いて来た道については後悔などないし、これからも歩き続けていくだけで、悩みや迷いなどない。むしろそれは本当に幸運な道だったと思っている。

 だが、外に向けては「やるべきこと」があり、それに形をとらせるための現実的な計画を練り、実行に移していかなければならない。そのためには、やれることとやれないことを取捨選択もしていかなければならない。

 Twitterにはぽつぽつメモしていたが、久しぶりの引っ越しで、蔵書を大幅に整理した。当初は「200冊くらい削ればいいか」と思っていたが、作業をしていくうちに感じるところがあって、結局蔵書の大部分を解体してデータ化した。

 ひと月の間に、これまで引っ越しのたびにずっと持ち歩いて来た、段ボールにして20数箱あった本(おもに専門書)が、2箱に収まるぐらいになった。

 選んだ本をカッターナイフと裁断機でばらしてはScanSnapにかける作業の中で、「これは一時期は重要だったけれど、今はもう手放していい」「これはもう自分の血肉になっていて、本の形で保持しなくてもいい」「これはこの先も繰り返し読み返したい(だからこそデータ化する)」といった形で、それぞれの本が内的に分類されていく。

 それは手作業を通して自然に、ヒーラーとしての自分のこれまでの成長過程や、思想や立場の変化について有機的にふり返る経験につながり、密度の高い内省時間になった。

 そうしていつも、「何かを手放すのは、新しいものが生まれるための空間を整えるため」。その空間が外的なものであれ、内的なものであれ。

 本についての作業は一段落したが、ここから先の未来に向けて、自分の思想と立場を整理する作業は今も続いている。

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April 28, 2014

Webヒーリング・クラスのカリキュラム

 Webクラスのヒーリング・モジュールのカリキュラムについてのアップデート。

 クラスの1枠はダイアン・ゴールドナーの著書をテキストに「近代ヒーリングの歴史」をやるつもりだったが、ヒーリングのテキスト候補を積み上げてさらいつつ、最近のヒーリング界の動向なども眺めているうちに、もっとヒーラーにとって実用的な内容に時間を使うべきとの結論に達した。

 またいろいろと思案を重ねるうちに、自分自身が歩んでいるのはやはりアルケミーの道であり、目に見える世界と見えない世界をつなぐことであって、ヒーリングもフラワーレメディもその表現であるという事実は、どうしても動かせない。

 統合ヒーリングも、何を統合するかと言えば、目に見える世界と見えない世界、物質と精神を、エネルギーを媒体に統合するのだ。

 近代ヒーリングの歴史もおもしろく、それを教科書に学べることはいろいろあるのだが、それよりも実用的で、同時に統合的なアプローチの足場になるような内容を優先しよう。

 ということで、最終的に今期のヒーリング・モジュール2枠(各16週)のうち、1枠は「近代の補完・代替療法 概説」に決定。主要な補完・代替療法をとりあげ、エネルギーとヒーラーにとっての実用性の視点から理解していく。

 薬草学、栄養学、ボディワーク、フラワーレメディ/フラワーエッセンス、カラーセラピー、水晶などの鉱物セラピー、いろいろなエネルギー療法など、それぞれの療法の特徴や働き、特定の療法をどのように選び、学んでいくか、またヒーリングと組み合わせるかについて解説していく。

 すでに何らかの補完・代替療法の分野で仕事をしている人にとっては、エネルギー、ヒーリング、アルケミーの視点を加えることで、自分自身のためにはより広く深い取り組み方を、クライアントのためにはよりバランスのよいサポートを行うための助けになるはずだ。

 もう1枠の「ヒーリングの理論」クラスでは、新旧のハンズオン・ヒーリングとエネルギー・ヒーリングの主要テキストの中から、今でも意味があり実用にかなう内容のあるものを選び、最新の理論やリサーチデータなども引きながら、ひもといていく。

 たとえばそもそもヒーリングにもいろいろな種類があるのはどうしてか。チャクラの色やオーラのレベルの解釈や記述についてさえ、本ごとに異なっているのはなぜか、といった基本的な疑問を眺めることからスタートして、さまざまなテキストの主要な方法論や知識、テクニックなどをさらっていく。

 つねに重点を置くのは、それをどう実際のヒーリングに取り入れていくのかということだ。

 講義の合間には、自分で実践できる簡単な実験や実習もはさんでいく。言われたことを何でも鵜呑みにするのではなく、自分で考え、経験を通して学び、成長していくことのできるヒーラーとしての土台を作るクラスにしたい。

 Webクラスはそれだけでも受講してもらうことができる。もちろん、実際に他の人の体に手を置くヒーリングについては、対面クラスに出てもらうことが必要だが、まずWebクラスからスタートして、準備ができたと感じるところで対面クラスを開始することもできる。

 モジュール制の利点は、どこからでも始められ、そしてすべてのピースを埋めれば全体としてバランスのとれた教育になるという点だ。

 なおヒーリング・モジュール向けに十分な準備を行うため、今年はWebクラスの開講は6月中旬になる。

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 しばらく静かだったヒーリング界にも、また少し新しい波が立っている。  ブームというのは所詮一過性であって、何かにまじめに取り組みたい人にとっては望ましいものではない。ブームは来て、そして必ず去る。ヒーリングにもこれまでたくさんの流行があり、そして廃れていった。

 しかし波は、海の脈のようなものだ。それを見ていることで、海がどんな状態にあり、どう動こうとしているのかを感じることができる。

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March 26, 2014

ヒーリングの基礎コース あらまし

 水面下で静かに進行していたスクール・プログラムの大幅再構成を、この春、実施に移しています。詳しい内容はスクール・サイトの方にありますが、ここにはあらましを紹介しておきます。

 オープンスクールと専門課程の仲介的枠組みだった自由プログラムを統合廃止することで、School of Healing Arts and Sciencesでヒーリングやフラワーエッセンス療法を学ぶためのステップ全体をシンプルに整理しました。

 同時に、過去には専門課程でのみ教えていたヒーリングのカリキュラムの半分程度をオープンスクールの講座に移し、3年サイクルで6つのモジュールとして体系的に教えていくことで、より多くの人に質の高いヒーリングを学んでもらえることを目指しています。

 3年サイクルの最初のモジュールはこの5月にスタートします。

 以降、オープンスクールのヒーリング講座は年2回のペースで実施予定です。




3年制ヒーリング・コース

 2014年度からは、より多くの人にヒーリングを学んでもらうことを目指し、オープンスクールの一環として3年制のヒーリング・コースを設定します。

 年2回のヒーリング講座(4日間)と、Webクラスのヒーリング・モジュール(1年単位)を組み合わせ、エネルギー・ヒーリングとハンズオン・ヒーリングを基礎から積み上げて学ぶことができます。

3年コースの枠組み
 ・オープンスクールのヒーリング講座(4日単位)×6回
  「ヒーリングの基礎」パート1、2、3+「ヒーリングの理論と実践」パート1+2+3
   合計24日(144時間)の対面クラス
 ・ Web講座ヒーリング・モジュール(1年単位)×3年
   合計48週(192時間)のWebクラス

 コース終了後、希望者は課題レポート(小論文)を提出し実技試験に合格することで、修了証を受け取ることができます。

 オープンスクールのヒーリング講座のカリキュラムは3年サイクルで繰り返しますので、特定の講座を逃した場合は、次のサイクルで埋めることができます。

 看護、介護、作業療法、物理療法、ロルフィングやマッサージ療法などのボディワーク、整体、アロマセラピーなどの現場で仕事をしている人は、この3年間のコースだけで、現場で活用するのに十分なエネルギーとハンズオン・ヒーリングの知識、理解と技術を身につけられます。

 また背景教育のない人も、基礎からスタートして、エネルギーやハンズオン・ヒーリングのしっかりとした土台を知識と実技の両面で身につけることができます。

 それぞれの講座はオープンスクールとして提供され、興味のある回のみの受講も可能です。

 2014年の最初の「ヒーリングの基礎」クラスは5月10-13日、札幌です。

 また2012年の東京での「ヒーラーのためのエネルギー解剖生理学」全クラス(12日)を受講している人は、「ヒーリングの基礎」パート1、2、3を受講済みとしてカウントできます。

 どのような取り方をしても、どれだけ時間がかかっても、最終的に3年コースの必要クラスをすべて受講し終われば、実技試験と課題レポート提出で、3年コースの修了証を受け取れます。

 


オープンスクール

 オープンスクールはWebクラス対面クラスの2形式があります。

 Webクラスは国内国外のどこからでも受講でき、当日のクラスを聞き逃した場合でも後から録音で聴くことができます。現在、日本全国の他、アジア、ヨーロッパ、アメリカ、カナダから受講されています。

 ヒーリングの対面講座は、2014年からは札幌で行われます。これ以外の特別テーマでの週末講座はおもに京都で行われます。(最新スケジュール

 自分で決めて3年コースの枠組みで学んでいく場合を除けば、オープンスクール自体には条件はなく、自分の興味とニーズに合わせ、マイペースで学んでいくことができます。

 Web講座のみ、あるいは対面クラスの興味のある講座のみ、また対面クラスで「1日ごとの受講可能」とある場合には特定の日のみの参加も可能です。




2014年からのスクーリング形式

 ・Webクラス  2014年5月よりヒーリング・モジュールもスタート
 ・オープンスクール  (ヒーリング)札幌、(特別テーマ)京都
 ・専門レベル  高野山、飛騨、北海道、ボルネオ
 ・ヒーラー、ライトワーカー、援助専門家、アーティストのためのリトリート 
  2015年はバリ島、2016年はフランス、ルルド

 Webクラスやオープンスクールは、スクールのサイトを読んで興味をもった人なら誰でも受講できます。

 専門レベルのクラス、集中研修やリトリートは少人数制で、専門課程の学生、卒業生、および研修やリトリートごとに招待を受けている人が対象です。 

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October 29, 2013

冬至のメディテーション

このシリーズはなんだかんだいって20年近く続いていますが、学生たちからのリクエストもあり、今年もやります。

冬至のタイミングに合わせて、その象徴的な意味を思い出しつつ、今現在のこの世界、国、自分自身をとりまくエネルギーや、自分が置かれている場所を感じとります。その上で、暗闇の中に光を見いだす力と、それを自分自身とまわりの人々のために行動に結びつける勇気と慈愛を自分の中に育てることがメインテーマです。

遠隔形式のメディテーションですが、同じ方向性をもったたくさんの人たちとのつながりを感じることのできる、エネルギーレベルでもパワフルな経験です。

2013年12月21日23時から。
この時間にライブ参加要(録音参加はなし/録音は配信しません)。




 以下は12月21日に行った冬至のメディテーションから、メディテーション前のレクチャーを一部抜粋(約5分)。

冬至の意味について」(mp3ファイル、5.25 MB)
(リンクをクリックすると自動的に再生が始まります。通信環境によって開始までに1、2分かかることがあります

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August 15, 2013

「女性が大地の智恵と力を取り戻すために」オンライン・レクチャー

8月のオンライン・レクチャー

「女性が本来の力と役割を取り戻すために」

 北米先住部族の祈りでは、つねに大いなる母、グランドマザーへの呼びかけが、大いなる父、グランドファーザーへの呼びかけより先に置かれます。

 それは「女性」という存在の本質が、地上の生命を生み出し、育む土壌だからです。

 女性の本来の役割とは、母なる大地とつながり、そのパワーと智恵を自分自身の内に汲み上げながら、自分のまわりの生命を守り、育んでいくことです。

 しかし近代の男性的な社会構造の中では、女性が本質的に持つ大地とのつながりが弱められ、阻害されてきました。それによって自分の足で立つことが難しく、男性に頼らなければ生きていけないよう条件づけられてきたのです。

 かつては太陽神を女性とし、「女性」に本質的に宿る力を敬ってきた日本ですが、現在の日本の社会は、女性から力を奪うための条件づけで満ちています。

 条件づけのあるものは、母親から娘へと伝えられ、無意識の中に刻み込まれてきました。それが男性優位の社会で生きていくのに役立つことだったからです。

 しかし極端に男性的な世界観、偏った社会のあり方から、今、日本という国は深刻な危機を迎えています。そして本来ならばそのようなバランスの乱れを修正するべき女性の智恵と力が、機能していないのです。

 これは男性的価値観の上に積み重ねられてきた社会の構造と女性の条件づけが、大部分の女性を大地から切り離し、自分自身の役割と力を忘れさせることに成功してきたからです。

 この過去の世代から受け継がれ、社会からかけられてきたエネルギーの軛(くびき)をはずし、捨てること。

 それによって、自分自身と身の回りの大切な人々、そしてこの国のすべての子供たちのために、生命を守り育むという女性本来の力を取り戻し、役割を果たし始めることが、今、女性の一人一人に求められています。

 母なる地球につながる女性たちの生命に根付いた価値観を、社会の土台に据え治すことが、何より必要とされているのです。




 20年以上のアメリカ生活を通して先住部族の精神性を学び、生き方の土台としてきた教師が、女性の使命について語ります。

 パソコンや携帯から視聴できます。

講師プロフィール

8月30日(金) 22:00 - 23:30

(トピックの一部)

・母や祖母の世代から受け継がれてきたエネルギーの束縛を手放す

・マスコミの作り出すイメージは、女性を男性中心の価値観に隷属化させる

・アメリカ先住部族の教え 生理は生命を生み出す女性の力の象徴

・女性の体の精神的機能を理解しない現代医学が、更年期を病気扱いする

・更年期は本来、若い世代を導く立場に進むための、女性にとって重要な精神的ステップ

・子供をもたないという生き方は、変動期に生きる女性の精神的な選択の1つ

・「すべての子供たちの母」という考え方

<2013年実施、2015年に無料公開されています>

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ボディワーカーのためのヒーリング講座 参加者の感想

 7月に京都で行ったボディワーカー向けの講座の参加者からのフィードバックの一部です。

「先日の京都での講座ありがとうございました。実用的な内容で、早速臨床で実践しています。

 椎骨。椎間板に対するテクニックと、首をエネルギーで引っ張る方法は、腰、背中、肩、後頚部の痛み、コリのクライアントに効果が高く、高い頻度で活用しています。」(鍼灸師・治療家)

「先日、京都では大変お世話になりありがとうございました。教えていただいた内容を早速実践しています。
 脊柱側弯症の方が今までにないほど姿勢が良くなったり、ぎっくり腰の筋肉の緩みの速さと柔らかさに驚いたり、何よりリラックスの度合いが格段に違うことを実感しています。
 その変化に、学ぶ機会があるならばできうる限り参加したいという思いになりました。」(整体師)

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June 27, 2013

ボディワーカー(からだと取り組む人)のためのヒーリング講座

 7月と10月は「ボディワーカーのためのエネルギー&ハンズオン・ヒーリング」というテーマで講座をやります。

 マッサージ療法やロルフィングなど、さまざまな分野で肉体の手技療法を行う人たちを、英語ではまとめてボディワーカーと呼びます。この講座も、マッサージやアロマセラピー、整体、理学療法など、それぞれの分野で教育や訓練を受けて、体に働きかける仕事をしている人たちをおもに想定しています。

 この講座を実施することにしたのは、すでに現場で働いている人たちに、より療法の効率を挙げ、またその分野の通常の手技だけでは可能でないさまざまなことが、エネルギーの視点と技術を取り入れることで可能になるというのを伝えたいと、ずっと思ってきたからです。

 私自身、昔ニューヨークに住んでいた頃、ロルフィング研究所で講師も務めた天才ボディワーカーから治療を受けて感銘し、その人から構造統合療法(ストラクチュラルインテグレーション)を学ぶことからスタートして、いろいろなボディワークを学び、ハンズオン・ヒーリングに統合してきました。

 私にとってはオーラフィールドと同じくらい、人間の肉体そのものが、生命エネルギーの精緻な表現であり、また尽きない興味と学びの対象です。

 ハワイに住んでいた頃には古式のロミロミを学び、とくにその骨に届かせるアプローチに影響を受けました(本物のロミロミは単なる筋肉のマッサージではなく、呼吸と動きでマナ(エネルギー)を制御しながら、深く骨にまで働きかける技です)。

 自分自身がボディワークの分野で学び、今は休んでいますが、構造統合療法とロミロミを組み合わせたボディワークを行っていた時期もあって、クラスでもボディワーカーの人たちの作業ぶりはつねに興味をもって見ています。

 そしてエネルギー・ヒーリングとボディワークを統合してきた自分自身の経験から、肉体の可動域を広げたり、痛みをとるのに、教えられること、実践してもらえることがたくさんある。それをとにかく現場で仕事をしている人に伝えたい、というのが何よりの動機です。

 クラスでは何度もやって多くの人に見てもらっていますが、水平に伸ばした腕が肩より上がらない五十肩のようなものでも、エネルギーのアプローチを組み合わせれば、10分くらいの施術で腕が上がり、追加の10分でぐるぐる回したりできるようになります。

 もちろんこんな短時間で結果を出すためには、「エネルギーの筋肉を身に付ける」(エーテル体のレベルで流せるエネルギー量を増やす)、何年かの積み重ねが必要ですが、基本ができれば、あとは実践を通して技量を上げていけばいいのです。

 この講座は対象をやや絞っているため、参加者は通常のオープンスクールより少なめと見積もっています。なので、各自の仕事上のニーズや遭遇する問題などについて聞きながら、実際の技術指導を含め、緊密にクラスを進めていきます。

 体の分野ですでに仕事をしている人であれば、エネルギーワークやヒーリング分野での背景は不要(というか、むしろない方がいい)。

 また、ボディワーカーとして仕事はしていなくても、2012年の解剖生理学 I & II に出て、体とエネルギーの統合的なアプローチをある程度身に付けている人の受講も可です。

 とくにこれまでの基礎に加え、ハンズオンヒーリングの実際の技術的なことも少しづつ学んでいきたいと思う場合には、この講座に参加してください。

 School of Healing Arts and Sciencesでの履歴が長く、集中研修の参加可能通知を受けとっている人も、問題なく参加できます。

 場所は京都。7月(土日)と10月(平日)、合わせて4日間のクラスですが、7月のみの受講も可能です。

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環境の選択

 2012年中は毎回「東京での講座はこれが最後」と言いながら、なお東京で講座を続けてきましたが(笑)、この7月から、オープンスクールとハンズオンヒーリングのクラスは京都になります。

 これは本当にさまざまな要素について、2012年を通して考え抜いてのことです。そして関東周辺の人には多少不便になるのは承知の上で、京都で講座やクラスを行うことには、少しのマイナスを打ち消してあまりあるプラス面があると結論しました。

 自分が今いる環境に慣れてしまい、不健康な状態をそれと感じられなくなる危険性については、繰り返し触れていますが(ロザリン・ブリエールもエミリー・コ ンラッドも、「すべての病気の始まりは感覚のマヒから」という言い方をしています)、東京・関東圏にいる人たちに、今いる場所の状態に慣れて欲しくない。

 とくにヒーリングや療法の分野で、他の人たちの健康を支えていきたいというなら、なおさらです。

 これは物質環境の面だけではなく、エネルギー・レベルでの環境も含めてのことです。

 そして京都という土地は、日本という国の大切なエネルギー遺産の保持空間であり、日本で生きる人々に対して、自己の「核」につながり直すよう促す力をもっています。

 日本で生まれ育った人なら誰でも、「京都」と聞けば、「ああ、いいな。行きたいな」と思わせる。それは京都が保持している力の、穏やかな表現です。


 2011年の大震災の直後、京都でお寺回りをしました。その時に、おもだったお寺にはどこも、各地からつながりのあるお寺の僧職の方々が集まり、24時間の輪番で祈りを上げ続けているのを見ました。

 その時、東京を中心に牽引されてきた日本の物質的な繁栄の背後には、京都の精神的・エネルギー的な支柱があるのだという思いを強めました。


 神聖な土地と個人的なつながりの作り方については、クラスで話してきましたが、京都での講座に来てくれる人は、できればその前や後に滞在の時間をとって、自分が惹かれるお寺や神社、聖域などにお参りして帰ることを勧めます。

 惹かれたり、つながりを感じるお寺や神社、場所などがあれば、異なる季節を通じ、年を経て繰り返し訪れることで、そのエネルギーや守護存在との関係を築いていくことができます。 そうすることで、どこにいてもつながりを感じ、加護を受けとることができます。

 そういう活用の仕方をしてもらえば、使う時間や移動にかける手間は、何倍にも豊かに実ります。

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February 19, 2013

ハンズオン・ヒーリング講座「呼吸器のケア」

 この3月はエネルギー的にスケジュールを確定することが難しく、ぎりぎりまでかかりましたが、東京での講座実施を決定しました。

 東京での講座としては「ヒーラーのための解剖生理学 II」が最後のつもりでしたが、今の時期にもっとも必要な内容を、できるだけ多くの人に学んでもらえることを重視し、東京での実施としました。

体とエネルギー 呼吸器のケア(呼吸機能の底上げからタッチヒーリングによるケアまで)
 3月16、17日(東京、外苑)

 昨年5月にロザリン・ブリエール師がヒーリング・クリニックを訪れて学生たちを指導された際、「これから呼吸器の病気が増えていくから、その準備をしなさい」と言われました。

 個人的には、色々な経緯から空気の質に敏感です。普段、空気のきれいな場所に住んでいる人には同じように感じられると思うのですが、東京をはじめとする日本の都会の空気は、排ガスやタバコの煙など汚染物質のスープのようだと、滞在のたびに思います。

 私の場合、東京での滞在が2週間を超える頃から咳が出始めます。咳というのは基本的に気管が不要なものを押し出そうとする試みなので、咳自体が悪いわけではありません。むしろそれは、好ましくない物質が環境中にあることを教えてくれる体からのサインです。

 もちろん汚染物質に対する耐性は人によって差があり、都会に住んでいる人は明らかに耐性が高く、普段きれいな環境に住んでいる人ほど敏感に感じとります。花粉には反応するが排ガスには反応しないといった個人差やアレルギー的な影響もあります。

 この冬、九州から関西では、大陸中国からの汚染で、目が痛んだり炎症を起こしたり咳が出る(しかし風邪ではない)という症状に見舞われた人がかなりあったと思います。私も京都に滞在中、目やのどの調子がおかしく、ひどく咳が出始めて、不思議に思い色々調べてみたら、それが中国から大量のPM2.5汚染粒子が関西に届いた時期でした。*

 大陸中国の無差別な工業化、自動車の増加、冬季の暖房需要などに伴い、濃霧のように都市を覆うすさまじい大気汚染は今すぐに解決のつく問題とは思われないので、おそらく冬になると偏西風に乗り高濃度の汚染が届くということがしばらく続くと想定されます。

 東北から関東ではもちろん、いまだ収束しない福島第一原発からの放射性降下物(2011年から降り積もったものが風に舞って移動するものと、新しく風に乗って届くもの)の問題があります。**

 地球規模で見れば、空気を清浄に保つのになくてはならない、環境学者によって「地球の肺」とも呼ばれる原生雨林が、1時間に36平方キロの割合で破壊され、地球の空気を健全に保つための機能が日々損なわれています。

 かつては清浄な環境に恵まれていた日本ですが、原発による汚染と、近隣国から到達する汚染、地球規模の空気の質の劣化によって、いまや避けがたく影響を受けています。(大気の移動に国境はなく、そして日本からの放射能汚染はハワイやアメリカ本土にまで届いています。)

 「食べものは3週間、水は3日、空気は数分」という言い方があります。3週間は食べなくても飢えて死ぬことはない。水が飲めなくてもぎりぎり3日ぐらいは生きられる。だが呼吸ができなくなれば数分で肉体の死を迎える。

 呼吸は生命の維持に最重要な機能です。

 にもかかわらず、多くの人は「呼吸ができて、自分が生きている」ということをあまりに「当たり前」のことと捕らえ、呼吸機能の意識的なケアもせず、空気の質を守るための努力にも注意は向きません。(それこそ呼吸器の病気を経験して空気の質に敏感な人でもなければ、注意して気をつけることがないのです。)

 しかし生命に直結する機能である以上、呼吸は私たちの生活の質や健康の維持に大きく影響します。肉体にエネルギーを取り入れ、流すためにも、呼吸は欠かせない役割を果たします。

 呼吸器は機能を強めることと、まわりの環境への繊細な反応力を保つことのバランスが必要な臓器です。

 呼吸する力が強まれば、エネルギーを取り入れて体に流し、使いこなす力も高まります。それは自然に活動力を高め、精神をバランス、安定させ、思考力を高めることにもつながります。

 古代から呼吸の制御があらゆる修業の基礎とされてきたのも、このためです。

 講座では、まず呼吸器の基本的な解剖生理学的知識をおさらいします。その上で各自の呼吸機能を自己チェックし、自分の呼吸機能を高め、よい状態に保つにはどんなことが必要かといったことから、タッチ・ヒーリングで家庭向けのケアを行うことまでを学びます。ヒーラーやボディワーカーの人に役立つ実用的な内容も含みます。



参考

* SPRINTERS 大気汚染微粒子および黄砂の飛来予測
 そらまめ君 大気汚染物質広域監視システム(左コラムの「表示項目」でPM2.5」のボタンを押して表示)

** 文部科学省発表 環境放射能水準調査結果(月間降下物)2012年12月のデータ(1/30発表)

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