Main | ヒーリングを通しての奉仕活動(カナダ) »

June 23, 2005

秋が来た(フロリダ)

 北フロリダにも秋らしい(...)ものが来た。

 といっても木の葉が紅葉するわけでもなく、住んでいるアパートの裏にはるばる広がる湿地草原は、相変わらず青々と茂っている。

 遊びに来たフロリダ住民の友人は「ここにはワニがいるはず」と断言して帰ったが、その後の私の調査によれば、湿地の水は海に流れ込む水路につながっていて、つまり塩水の沼地で、ワニには好まれないらしい。

 大きな白いサギ(日本のツルのサイズ)がよく飛んできて、魚をとっている。

 ランなどの面白い植物が湿地草原にはよく見られるので、そのうち長靴を履いて、植生を調べに踏み込んでみようと思っている。

 「ワニが見たければ天気のいい日にここに来てみな。でっかいやつがひなたぼっこしてるよ」と、タクシーの運転手が空港からの帰途に回り道をしてつれていってくれたのは、うちからすぐ近くの淡水の池。

 日本では放し飼いにしている犬が家に帰ってこないと「車にでもひかれたのでは...」と心配するが、フロリダの人々は「ワニにでも食われたか...」と心配する(放し飼いにしている愛犬がしばらく帰ってこなかった時、友人がしばらくそう言って騒いでいた)。

 フロリダのワニはアリゲーターで、クロコダイルよりも性質が荒い。人間も時々襲われる。

 さて、秋だ。

 北フロリダの秋は何によって象徴されるかというと、私の意見ではマナティ
(ジュゴンの仲間)の川登りである。水が冷たくなってくると、暖かい季節には海岸沿いに浮いている彼らが、ちょっとでも温かな水を求めて川を登ってくる。

 というわけで、この秋から冬の私のプロジェクトは、マナティといっしょに泳ぐことだ。

 野生動物としては人のよい(というより明らかによすぎる)彼らは、人間が泳いでいるのを見ると興味しんしん近寄ってきて、頬ずりしてみたり、ことに人間慣れしているやつはぺろっとお腹を見せて「かいて〜」などとやるらしい。英語で「海の牛」と呼ばれるジュゴンの姿を想像してもらえばわかるが、あの体格では自分で背中やお腹をかけないのは明らかでだ。

 セントオーガスティンの港の近くでも時々姿が見られるらしいが、彼らが集団で群れる川が2時間ほどのところにあるので、休みの日に出かける予定を立てている。

 こうして、仕事と趣味の境目が限りなく曖昧な私の数少ない本式の「休日」は、自然とのコンタクトに費やされる。

(2000年10月記)

|

Main | ヒーリングを通しての奉仕活動(カナダ) »

04. 旅行と生活(旅行中とった写真も)」カテゴリの記事