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December 21, 2009

「2012年が世界の終わり」と騒ぐ、終末思想主義者と精神世界ビジネス(うんざり)

 欧米のニューエイジ系が「マヤの暦によれば、2012年に世界が壊滅する」「終わりの時が来る」と騒いでいる。そして例によって日本でもその尻馬に乗って、アセンションだなんだと吹聴する輩がいる。

 人々を不安に陥れることで金を稼いだり利を得ようとするなら、それはスピリチュアル詐欺の一種である。

 マヤの暦を勝手に解釈して騒ぐ欧米人に、あきれ果てたマヤ族の長老たちが口々に「いいかげんにしてくれ」と言っている。「大晦日にその年の暦が終わるからといって、『世界は今日で終わりだ』などと騒ぐか!」と。

 マヤの暦を含め、あらゆる区切り目を「終わりの日」に結びつけたがるのは、欧米の深層意識にある一神教の終末思想の投影に他ならない。

 以下のマヤの大長老からのメッセージには、「黙示録か、新しい太陽か」というタイトルが付けられている。

 黙示録はもちろんユダヤ・キリスト教の終末思想文献で、「マヤ歴を利用した欧米の2012年終末騒ぎ」の本質を示している。

 一神教の終末思想を何にでも投影する教条主義者は、マヤ歴の終わりこそ世界の終わりと信じたい(1999年/2000年にも同じように騒いでいた人たちだ)。終末にこだわるのは、聖書によれば、終末にならないと救世主がやってこないからである。

 しかし古(いにしえ)から連綿と生き継いできたマヤの人々にとっては、大暦の完了は次の新しい大暦の始まりであり、新しい太陽が昇るということなのだ。「闇は訪れても過ぎ去る。闇の中にあって自らの灯火(ともしび)を絶やさず」。

 どちらの思想・態度が健全で現実的であるかは、言うまでもない。

                 ☆

マヤの大長老Wandering Wolf(彷徨う狼)」からのメッセージ

「2012 - Apocalypse or New Sun ?」(黙示録か、新しい太陽か?)

 http://www.youtube.com/watch?v=vcaez8jn2Zg

(YouTube動画、スペイン語+英語字幕)


日本語訳(全文)

 「私はこの神聖な場所に立っている。我らの先祖、マヤの民の神殿だ。この大いなるすばらしい建物は、大いなる祖父、太陽を讃えるために建てられた。

 毎5200年ごとに、この時期が訪れる。地球が60時間から70時間の間、暗闇に閉ざされ、太陽を見ることができなくなるのだ。

 なぜか? マヤの天文学者の科学は、地球はつねに太陽の回りを巡っていることを発見していた。そして今、我々は中央磁軸に入る時期に近づいている。

 地球の上方には大きな軸があり、あらゆる恒星と惑星はそれに従って動く。そして地球がこの軸を通過する間、太陽の光が見えなくなる。我々は軸の内部に入るのだ。

 ひとたび地球がそこから出てくれば、新しい太陽を見ることができるようになる。ただそれが実際に同じ太陽なのか、異なる太陽なのかは、私にはわからない。

 多くの人間がマヤの暦を利用し、恐ろしい言葉で人々を脅かしている。『世界は終わりに近づきつつある、2012年に世界は終わるのだ』と。

 だからそのために、私は言おう。すべての兄弟たちよ、恐れるな。

 太陽は暗くなり、地球からは太陽が見えなくなる。しかし理解しなければならない。それは新年のようなものなのだ。古い年が12月31日に終わる。明日は1月1日だ。新年おめでとう! その日が来たなら、我々はそう祝うべきなのだ。

 それが12月12日であるかどうかもわからもない。それは2015年かも、2020年かも、もっと先かもしれない。正確な日付はわからないのだ。

 マヤは夜の暗闇の間、決してその炎を絶やすことはない。それは灯となり、新しい太陽が訪れる前の長い夜を照らすだろう。

(英語からの翻訳 王由衣)

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