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December 12, 2009

お茶好き(オススメのお茶屋さん)

 昔からのお茶好きが高じて、キッチンには常時30種類くらいの紅茶や中国茶を常備している。シンガポールや香港、台湾などを通過する時にも、他のものは買わなくても、とりあえずお気に入りの茶葉を買い求める。

 つれ(パートナー)はイギリス人なので、言わずもがな、紅茶のない人生は考えられない。朝まず一番にやるのは、うんと濃い紅茶でミルクティーを入れることで、これを飲まないと1日が1歩も前に進まないらしい。旅行にも、自前の茶葉に茶こしと日本製のセラミック・ヒーターを持参(ティーバッグを拒否するところがイギリス人(笑))。

 というわけで、うちでは普段から大量に茶葉が消費される。

 マレーシアやボルネオの高山地帯にも、実は茶園がある。農薬不使用のボー・ティーやレインフォレスト・ティーなどは普段使いにしているが、インドやスリランカの茶園のものに比べると、残念ながら正直、香りはないし味は薄い。

 なので、地元の新鮮なショウガやウコン(ターメリック)をすりおろし、しぼった汁とミルクを入れて、マレーシア風の「テ・ハリア(生姜のお茶)」にして飲んでいる。

 もちろんおいしい紅茶も飲みたいので、気に入った茶葉は買いだめだ。

 ハワイに住んでいた頃は、コーヒー文化圏のアメリカ側でおいしい茶葉など手に入らず、東京のハロッズで缶入りのウヴァ・ハイランドやNo. 14ブレンドなどを買って持ち帰っていた。

 ボルネオに移り、同じものがクアラルンプールのハロッズで半額くらいで買えるのを発見してからは、時々買い出しに出かけた時に、たくさん持ち帰るようにしている。

                 ☆

 少し前にクアラルンプールに出かけた時、ショッピングモールで「Hojo」という日本名のお茶専門店を見つけた。

 小さなお店の棚にずらりと並ぶ缶を見ながら、「阿里山金萱がある」などと、つれと品揃えをチェックしていると、店のマレーシア系の女性がすかさず、その葉でお茶を入れてくれた。

 びっくりするくらい、おいしい。香りが澄み渡って切れがある。

 棚に並ぶ中から指さすもの指さすもの、片端から惜しげもなく味見用に入れてくれ、それがどれもおいしいのだ。いずれもそのお茶らしさというか個性がぴんと立って、香りが高く、そして本当に上質なお茶独特の甘味がある。

 お茶の「本質(エセンティア)」が生きている味。

 私は台湾や中国で愛飲されるキンモクセイの香りのお茶がとても好きなのだが、それも鳳凰烏龍の桂花香として発見。他にも鳳凰烏龍の蜜蘭香など、気に入ったものを何缶か買い求める。

 東京滞在中、さらに味見用の茶葉を10種類くらい、本店から購入。次にクアラルンプールに買い出しに出る時にも、立ち寄り必須リストに入っている(笑)。

 このお店を経営しているのは長野に住む個人の起業家だが、お茶に賭けた人生というか、つぎ込む情熱が並でないのが、サイトやブログを読んでいるとよくわかる。

 茶葉について気になるのは農薬で、とくに最近の中国本土のお茶は品質が不安で買う気にならないでいた(手元の中国茶はみな台湾産)。しかしここで仕入れる茶葉は、すべて現地の茶畑に出向いて安全性を確認しているということで、まさに私が求めていたもの。

 徹底したこだわりようは、言葉だけでなく、実際に澄み切ったお茶の香りと味の素晴らしさにしっかり反映されている。どんな分野にあっても、こういうよい仕事をするところには、成功して欲しいと思う。

 景気が停滞中だからこそ、好きなものを切り詰めるのではなく、「自分が本当に好きなもの、お気に入りの店をサポートするべき」というのが私の考え。

 というわけで、今一番お気に入りのお茶専門店  http://hojotea.com/

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