06. 体の手入れ 放射能と環境汚染

October 22, 2016

ビタミン、ミネラル、サプリを賢く選ぶ

 以下は2014年のWebクラス「ヒーラーのための補完・代替療法 概論」で、「ビタミン、ミネラル、サプリメントの選び方と使い方」の資料としてまとめたものですが、整理加筆、情報をアップデートしてこちらに公開します。




 「ヒーラーのための補完・代替療法 概論」の内容に関連して、サプリメントの選び方についての補足です。

 私が自分で常用しているものを挙げ、「なぜそれをとるのか」「どうしてこのメーカーを選ぶのか」の理由を挙げます。

 読む人は、クラスで挙げられたポイントや、ここで挙げられている「理由」、「理由」の中に示されている「考え方」を理解しながら、自分なりの選び方の基準やスタイルを作り上げてください。

 どんなサプリが必要か、特定のサプリが自分に合うか合わないかは、それぞれの体質、食生活、環境によって違うのはもちろん、同じ人でも環境の変化、加齢、身体的・心理的ストレスのレベルなどによって変わっていきます。

 これはと思った特定のサプリについて、それがどのような仕組みで肉体に働きかけるのかを理解し(このためには解剖生理学や基本的な化学・生物学の知識も必要)、自分の身体で試しながら、サプリメントとのつきあい方を覚えてください。

 質の高いサプリを賢明に使いこなせば、病気の予防、健康とベスト・コンディションの維持、老化防止に確実に役立ちます。

 なお「これさえ飲めば○○が治る!」等と宣伝される、やたら高価な健康食品やサプリ類は、詐欺まがいだったり特殊な団体がらみのものが多く、注意が必要です。

 私も長くアメリカに住みましたが、「アメリカで大流行!」と日本で宣伝されているものが実際にアメリカで流行していたことは、まずないです。


新しいビタミン、ミネラル、サプリを導入する際のポイント

・新しく試すものは必ず1つづ試す

・飲んだ直後の体感、翌朝の目覚め感や睡眠の質、数日から1週間ほど続けた後の体調の変化などをもとに、自分に合っているか、とり続ける必要があるかなどを判断する

・試したいものが複数ある場合も、まず1つの製品について上記の手順で試し、テスト期間を経てから次を試す。1つずつ試すことで、そのサプリに特有の体感を確認でき、またアレルギーや予期しない副作用など問題が起きた時にも原因を特定しやすい

・特定のビタミンやミネラルが欠乏していた場合、とりはじめ直後に大きな変化が感じられ、それから目立った効果に気づかなくなる。この場合、試しにそのサプリをとるのをしばらく止めてみる。再び欠乏時と同じ症状が出るようなら、そのサプリは自分の常用リストに加えることを考える


個人的に欠かさないサプリ

[リンクはiHerbまたはAmazonの個別製品ページに飛びます]

ビタミンC

 複数製品を組み合わせて1日に2グラム程度服用。


 以下のような時には、からだが欲しがるだけ追加。


 ・ヒーリングなど、エネルギーを大量に流す仕事の時(ビタミンCを消耗)


 ・飛行機に乗る時(宇宙線として追加の放射線を浴びるので、細胞の修復機能を底上げするために)


 ・東京など環境汚染のひどい場所で時間を過ごす時


 ・(風邪気味など)免疫が低下していると感じる時

使用している製品

Emergen-C(ビタミンC、ビタミンB類、少量のミネラル)


 水に溶かして飲むので吸収が非常に早い。空腹時でも飲めて吸収しやすい。


 なお水に混ぜて時間が経つとビタミンBが酸化して匂いがするので、飲む直前に混ぜる。


 小さな子供に味見をさせると(からだが必要としていることを体感して)飲みたがることが多いので、都会や汚染エリアの家庭では常備するとよい。

LypriCel C(ビタミンC)


 ビタミンCをレシチンの膜で包んであり、吸収率がずば抜けて高く、からだに吸収されてからは血液中に滞留する時間が長い。
飲むとはっきりと違いがわかる。

 注意 1袋でリン脂質1gをとることになるので、1日の上限は1袋。

Natrol Easy-C(ビタミンC、バイオフラボノイド)


 エステル型ビタミンC。粉末・固形のビタミンとしては胃に負担が少なく、吸収率が比較的よく、からだに吸収されてから血液中に滞留する時間が長い。

*異なる製品を組み合わせる理由


 それぞれ吸収のされ方や排出のスピード(つまり血液での滞留パターン)が違うので、組み合わせることでビタミンCの血中レベルを一定以上に保ちやすくなる。

ビタミンB

 補酵素としての働き以外に、神経系を健康に保つのに欠かせない。頭を使う仕事をしたり、精神的なストレス下ではとくに消費が激しい。余計にとった分はどんどん尿に排出されるので、こまめに補うことがポイント。

使用している製品

DHC ビタミンBミックス


 理由は不明だが、いろいろ試した中でとにかく吸収がよく、効きがよい。(他のDHCサプリ類はあまり効果を感じないが、Bだけはよい)


 良質のコーティングのおかげで長期間、酸化しない。(アメリカ製のビタミンB類は、開封するとすぐに酸化が始まり匂いがするようになる。安いビタミン類でコーティングされているものもあるが、コーティングが頑強過ぎて胃が荒れる)

Now Foods 液体ビタミンB
 高濃度の複合ビタミンB(B-12が多め)。
 吸収が早い。口にしばらく含むだけでも口腔の粘膜から吸収。


 カプセルやタブレット(錠剤)に比べて酸化しにくい。(保存は冷蔵庫推奨)

亜鉛

 免疫機能の維持に欠かせない。亜鉛が不足するとただちに免疫の低下が起きる。


 なお亜鉛の錠剤やカプセルは、空腹時に服用すると胃痛や吐き気を感じる人が多いので、基本的に食後に。

使用している製品

Now Foods L-OptiZinc(亜鉛、微量の銅)


 亜鉛はとにかく吸収が難しいが、現在知られている中では吸収率と生体活性の高いメチオニン・キレート型を配合。

 なおNow Foodsの製品は生体活性などの面でよく考え抜かれていて、原材料のソースにも気を配っているので、メーカーとして信用している。

Drs Best Zinc-L-Carnosine Complex(亜鉛、カルノシン)

 Lカルノシン・キレート型の亜鉛。胃に優しく、カルノシンもいっしょにとれる。このメーカーも機能性の高いサプリメントを多く出している。

カリウム

 放射性セシウムの多そうな環境で過ごす場合に服用して、血中のカリウム濃度を上げるのに使用。これはカリウムが不足していると、細胞がカリウムと間違ってセシウムをとり入れる頻度が高まるので、それを防ぐため。血中のカリウム濃度が十分高ければ、細胞がセシウムを取り入れる頻度が下がる(割合の問題なので完全にセシウムをブロックすることはできない)。

使用している製品

Now Potassium Citrate(クエン酸カリウム)
 カリウムにもいろいろなキレート型があるが、サプリメントの中ではクエン酸カリウムが吸収しやすく、生体活性が高い。

 なお日常的に理想のカリウム源は野菜や果物。これにはセシウム汚染のない野菜や果物で作ったジュースを飲んだり、ニュージーランド産など産地のしっかりした青汁が勧められる。

 個人的には以下を愛用。

・ヤクルト 青汁のめぐり  朝のフルーツ青汁(おいしい)
 大分県の国東半島産の大麦若葉。オーガニックではないが農薬・化学肥料不使用。すっきりして飲みやすい(雑味がない)。

 原材料産地が「国産」としか書いてないメーカーは買わない。



参考

 以下はアメリカの通販サイトiHerbでの上記サプリのリンク(言語を日本語に指定しておくと、日本向けによく売れている製品は説明書の日本語訳が読める)。

[リンクはiHerbの個別製品ページに飛びます]

・Emergen-C
 レモンライム味  
 オレンジ味
   クランベリー&ザクロ味
 子供用オレンジ味  子供用グレープ味 (子供用は色がけばけばしいが(笑)、野菜や果物由来の天然色素使用)

LypriCel C リポソーム型ビタミンC 

Natrol Easy-C ビタミンC

Now Foods ビタミンB 液体  B-12中心だが、B-1、B-2、B-6、ナイアシン、葉酸も含まれている

Now Foods L-OptiZinc メチオニン・キレート型亜鉛

Dr's Best Zinc-L-Carnosine Complex(カルノシン・キレート型亜鉛)

Now Foods Potasium Citrate クエン酸カリウム

 iHerbを使うと、個人輸入で送料を払っても、日本で同じサプリを買うよりはるかに安くつくし、日本では手に入らないものも多い。

 発送はヤマト(4ドル)と佐川(無料)が選べるが、ヤマトの方が早い(都市圏であれば4-5日)。

(iHerbを初めて利用する人は、注文時、クーポンコード(Coupon Code)欄に UHA360 と入れると5ドル割引、40ドル以上の買い物は10ドルの割引あり)




追加の参考
ブログ記事
安全な粉ミルクを取り寄せる(ニュージーランド、アメリカから)

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December 14, 2013

安全な粉ミルクを取り寄せる(ニュージーランド、アメリカから)

[2011年執筆、2012年に追記した記事を新しい情報で更新(2013年12月)]

ニュージーランドから粉ミルクを個人輸入

 以下のニュージーランドのオンライン・ショップで、乳児・幼児用の粉ミルクが買えます。

Shop New Zealand 「ミルク」のページ

 日本の通販サイトほど手順(確認メールなど)が整備されていないのと、エキスプレス便で頼んでもニュージーランド→シンガポール→日本になるので10日ぐらいかかりますが、品物はちゃんと届きます。

 400ニュージーランド・ドル(3万4千円)以上なら国際配送無料(ただし普通便、国際エアメール便のみなので、到着までに3週間ぐらいは見込んでおく)。

 粉ミルクについて、一時期「個数制限→ 入荷待ち」になっていたのも解除されたようです。

 ニュージーランドの粉ミルクや乳製品は、マレーシアや近隣諸国に輸出されるほど量的に豊富で、品切れになるようなものではないので、一時的に入荷待ちになっても、少し待てば必ず手に入ります。

 なお「ミルク」で検索すると出てくる「免疫ミルク」(コロストラム、牛の初乳)は通常の「粉ミルク」ではありません。免疫活性用のサプリで、通常の食事に追加するものです。

アメリカから粉ミルクを個人輸入

 とりあえず急いで必要な人は、アメリカの通販サイトiHerb.comでアメリカ製のオーガニック粉ミルクが買えます。(値段はアメリカの店頭正規価格より15 - 30パーセント安い)

 ヤマトの国際宅急便を指定すれば、都内なら注文から4、5日で届きます。(佐川の国際便の方が安いですが、到着までに10日以上かかったこともあり、追跡も機能していないので、個人的にはいつもヤマトを指定しています。)

 (*初めて利用する人は、注文時、クーポンコード(Coupon Code)欄にUHA360と入れると5ドル割引、40ドル以上の買い物は10ドル割引)

Earth's Best, Organic Infant Formula with Iron (658 g)
 オーガニック乳で作ったベビーミルク、鉄分添加(12か月まで)

Nature's One, Baby's Only Organic, Toddler Formula, Organic Dairy Based, with DHA & ARA (360 g)  
 オーガニック乳で作ったフォローアップミルク、DHA・ARA添加(1歳から) *製品名には明示されていないが成分表を読むと鉄分添加

Nature's One, Baby's Only Organic, Toddler Formula, Organic Lactose Free, Iron Fortified (360 g)
 オーガニック乳で作ったフォローアップミルク、乳糖ゼロ、鉄分添加(1歳から) *通常の乳製品をとると下痢をしたりガスがたまる子供向け

Nature's One, Baby's Only Organic, Soy Based, Iron Fortified, Toddler Formula (360 g)  
 オーガニック大豆で作ったフォローアップミルク(乳製品不使用)、鉄分添加(1歳から)





乳製品、買い物メモ


 個人的には、アメリカの一般の乳製品は抗生物質・合成ホルモンの問題があるので、オーガニックのもの以外買いません。

 ヨーロッパ産はチェルノブイリの影響がある可能性を認めた上で、自分ではイタリアやフランスのチーズは食べます。しかし、1ベクレルでも余計な放射性物質をとらせたくない東北・関東の子供には、ヨーロッパの乳製品は避けたい。

 現状、外国産の粉ミルクを探すなら、環境の清浄さと食品類の全般的な質のよさから、ニュージーランドがベスト・オプションと思います。(オーストラリアの製品は、よいものとそうでないものの間にムラがあるように思う。)

 暑い季節に「どうしてもアイスクリームが食べたい」とねだるお子さんのためには、大手スーパーや輸入食品店などで、ニュージーランド産のアイスクリームを探すとよいと思います。

 「アイガー」「アランス」などのブランドは日本への輸入ルート自体はあるようなので、近隣のスーパーにおいてない場合は、「扱って欲しい商品」としてリクエストを入れるといいと思います。

 ヨーグルトは以下のメーカーの自作キットが便利です(ヨーグルト菌入り粉乳にお湯を入れて1晩放置) 。

ニュージーランド産ヨーグルト「EasyYo」(公式HP)

 

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June 27, 2013

環境の選択

 2012年中は毎回「東京での講座はこれが最後」と言いながら、なお東京で講座を続けてきましたが(笑)、この7月から、オープンスクールとハンズオンヒーリングのクラスは京都になります。

 これは本当にさまざまな要素について、2012年を通して考え抜いてのことです。そして関東周辺の人には多少不便になるのは承知の上で、京都で講座やクラスを行うことには、少しのマイナスを打ち消してあまりあるプラス面があると結論しました。

 自分が今いる環境に慣れてしまい、不健康な状態をそれと感じられなくなる危険性については、繰り返し触れていますが(ロザリン・ブリエールもエミリー・コ ンラッドも、「すべての病気の始まりは感覚のマヒから」という言い方をしています)、東京・関東圏にいる人たちに、今いる場所の状態に慣れて欲しくない。

 とくにヒーリングや療法の分野で、他の人たちの健康を支えていきたいというなら、なおさらです。

 これは物質環境の面だけではなく、エネルギー・レベルでの環境も含めてのことです。

 そして京都という土地は、日本という国の大切なエネルギー遺産の保持空間であり、日本で生きる人々に対して、自己の「核」につながり直すよう促す力をもっています。

 日本で生まれ育った人なら誰でも、「京都」と聞けば、「ああ、いいな。行きたいな」と思わせる。それは京都が保持している力の、穏やかな表現です。


 2011年の大震災の直後、京都でお寺回りをしました。その時に、おもだったお寺にはどこも、各地からつながりのあるお寺の僧職の方々が集まり、24時間の輪番で祈りを上げ続けているのを見ました。

 その時、東京を中心に牽引されてきた日本の物質的な繁栄の背後には、京都の精神的・エネルギー的な支柱があるのだという思いを強めました。


 神聖な土地と個人的なつながりの作り方については、クラスで話してきましたが、京都での講座に来てくれる人は、できればその前や後に滞在の時間をとって、自分が惹かれるお寺や神社、聖域などにお参りして帰ることを勧めます。

 惹かれたり、つながりを感じるお寺や神社、場所などがあれば、異なる季節を通じ、年を経て繰り返し訪れることで、そのエネルギーや守護存在との関係を築いていくことができます。 そうすることで、どこにいてもつながりを感じ、加護を受けとることができます。

 そういう活用の仕方をしてもらえば、使う時間や移動にかける手間は、何倍にも豊かに実ります。

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June 27, 2012

エネルギーのケア 放射線によるダメージの理解

 事故後の状況の分析、とくに食生活などで気をつけるべきことは、事故の直後から『ヒーラー&アルケミスト』の方に続けて書いてきたので、ここではエネルギー・ヒーリングの視点に絞って、専門的になり過ぎない程度に書いておく。

 放射線が肉体にダメージを与えるおもな仕組みは、DNAを損傷させることだ。DNAは通常の場合でも、複製ミス、代謝により発生する活性酸素、紫外線や宇宙線を含む自然放射線などによって損傷する。DNAの損傷は加齢やガン化の引き金になるが、それ自体は生きていく上で普通に起きる現象で、通常でも1日1細胞あたり50,000~500,000回ほど発生するとされる。

 こんなに頻繁にDNAのどこかに損傷が起きても我々が普通に生きていけるのは、肉体には、DNAが壊れていくはしから修理していくような極めて優れた修復機能が備わっているからだ。しかし細胞が年をとるとこの修復機能が低下し始める。修復速度が落ちて損傷の発生速度に追いつかなくなると、いわゆる老化やガン化が目に見える形で起きてくる。細胞自体のダメージが激しい場合はアポトーシス(細胞死)に到る。

 細胞自体が老化し、DNAの損傷の発生数が修復速度を超えるようになると、損傷が蓄積し始め、たんぱく質の合成が減少する。細胞内のたんぱく質が消耗すると、細胞自体が次第に損傷して死滅するものが増え、体の組織や器官の機能が低下し、病気や加齢症状となって現れると一般的には考えられている。

 放射線被曝では、通常の代謝や環境要因からのDNAの損傷に、放射線による損傷が加わる。その結果、細胞の生命力が低下し、肉体や臓器の機能が低下する。軽度の被曝であっても細胞の再生・修復能力に追加の負担がかかるので、疲れやすさ、活動力の低下、免疫力の低下、怪我や病気からの回復力の低下などが起きる。

 このような体への負担は、「被曝は年間○ミリシーベルトまでは大丈夫」というように線引きできるものではない。

 1ベクレルという単位は、放射性物質が体の中で毎秒1個(1時間に3,600個)が崩壊して放射線を放つ量だ。だからたとえ1ベクレルであっても、それが通過していく臓器や周辺組織の細胞にダメージを与える。

 ただ健康な人ではDNAの修復機能が働き、ある程度までの追加の損傷数はカバーできるので、目に見える病気にまではならないというだけだ。体の修復機能がどの程度まで追加の損傷を処理できるかは、人によって違う。

 「100ベクレルのものまでは食べても安全」などと言い切る人は、医者でも学者でも、人間の体を機械のようにしか思っていないことがわかる。それは「小さな切り傷なら100個までは出血多量で死ぬことはない」と言っているようなものだ。

 生命を生命と感じる人なら、小さな傷でも個体にとってはストレスだというのはわかるし、実際、傷が癒えるにもDNAの修復を行うにも、追加の材料やエネルギーなど体のリソースが消費される。

 ハンズオン・ヒーリングの視点から言えば、DNAの複製や修復にはエネルギーが必要だ。細胞のエネルギー・レベルが低下すると(充実度が落ちると)、複製ミスが出たり、修復が不完全になったり速度が落ちる。

 例えば怪我の傷跡や手術跡が残るのは、ハンズオン・ヒーリングの視点からは、体が回復しようとする時に、細胞が完全な自己複製をするのに必要なエネルギーが足りなかったためと考えられる。そのため、自己治癒が途中で止った形になっているのが「傷跡」だ。だからその部分の細胞に、不完全な再生(「傷跡」)のパターンを乗り越え、健全な形で複製を再開するのに必要なだけのエネルギーをたっぷり流してやると、古い傷跡や手術跡などは目に見えて癒え始める。

 私はこういうケースのヒーリングをたくさん扱ってきて、10年かそれ以上前の傷跡や手術跡さえ治るのを見てきた。大きく切る手術でも、直後にヒーリングを入れられれば、ほぼ跡が残らないぐらいにきれいに治ることは珍しくなく、怪我や手術で神経が断裂して残った部分的なマヒなどにも、はっきりと動きに変化が出る。

 5年、10年も治らなかった傷が、ハンズオン・ヒーリングを受けて再び治り始めるという多数のケースは、エネルギーを介して細胞の再生能力に働きかけることが可能だということを示している。

 ガンの放射線治療の副作用は被曝のダメージと同じだが、放射線治療中の人にハンズオン・ヒーリングを並行して受けてもらうと、副作用がある程度(時には大幅に)抑えられる。これは放射線によるダメージから体が回復するのを助けられる可能性を示す。

 DNAの損傷を修復するには、DNA分子や補修酵素の物理的な材料と、合わせて追加のエネルギーが必要だ。そのどちらかが足りないと、修復ペースが落ちたり不完全になる。修復が追いつく以上の速度で損傷が起き続ける場合には(例 高濃度の汚染地に住んでいる場合や、放射性物質を含んだ食べ物を常食する場合)、DNAの損傷が蓄積していく負のスパイラルに陥る。

 DNAの損傷を防ぐには、物理的にその原因を除くか減らすことがもちろん最優先で、現状では外部・内部の被曝を減らすために、あらゆる手だてをとるべきだ。その上で、ハンズオン・ヒーリングを追加のケアとして入れれば、スパイラルが下向きに落ち続けるのを歯止め することができる。これにはシンプルなホームケアであっても助けになる。

 とくに成長期で細胞分裂の盛んな子供は、放射線からのダメージを受けやすいが、外部・内部被曝の要因が取り除かれれば(汚染地から出て、きれいで栄養豊富な食べ物を食べるようになれば)、回復も早い。これはチェルノブイリの子供たちの例でもはっきりわかっている。追加の放射性物質が体に入らなくなれば、残った放射性物質は徐々に排出され、体は癒えていくことができる。

 事故から1年余り。最初の頃は食事管理にも非常に気をつけていた人たちの中にも、精神的な疲労がたまってきている。だが「もう何をやっても無駄」と諦めさせようとする内的・外的圧力に負けてはいけない。子供たちのために、そして自分自身や家族のために、不要な病 気や痛みを避けるためにできることは、たくさんある。

エネルギーの海 スピリット通信』2012年6月24日号(vol. 36)



参考
エネルギー療法(ハンズオン・ヒーリング)無料クリニック
School of Healing Arts and Sciencesの社会奉仕活動の一環として、子供さんとご家族を対象に、定期的に無料施術を行っています。

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April 22, 2012

原発事故後の生活、必要な決意(抜粋)

 ……

 今回、日本の中部以西よりも、アメリカ・カナダの一部地域の方でより多くの放射性降下物が降っている。日本の事故由来の放射性物質が風で運ばれたことで、北米各地でまだら状にホットスポットができ、カリフォルニアでは乳製品から過去より高いレベルの放射性物質が検出され続けている。西海岸の一部では、できた作物の放射能検査を行った結果、自主的に閉鎖するオーガニック農場まで出てきている。

 ヨーロッパやアジアの多くの国では、福島だけでなく関東や静岡の農産物も、輸入の際の放射能検査の対象になっている。

 日本以外の国では状況をここまで深刻に受け止めているのに、なぜ日本はいまだに超高濃度汚染地域で農産物を作り続け、子供を住まわせ続けるのか。

 海外のメディアは「現状の否認」と指摘している。現実から目をそらし、現実逃避しているというのだ。ドイツのメディアは、「現実から目をそらすことで、日本人は被災者を見捨てている」とさえ言う。除染が可能であるかのようなふりをして、被災者が高濃度汚染地域に住み続けたり戻るのを支援するのは、長期的には「見捨てる」ことだというのだ。

 弱者を見捨てないためにこそ、我々は現実を直視し、移住や部分移住を含め、しなければならないこと、できる限りのことをしなければならない。

 先の高野山での研修で、先住部族の伝統である「戦士の道(Path of Warrior)」「ヒーリングは戦って勝ち取るもの」という考え方について話した。「戦う」というのは力づくで戦うとか、目の前の敵に戦いを挑むだけではない。賢明な撤退を含め、しなければならないことを勇気をもってすること。手放さなければならないことを潔く手放すことも、その一つのあり方だ。

(『ヒーラー&アルケミスト』2012年3月配信号からの抜粋)

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March 11, 2012

低線量被曝対策(個人的にやっていること) レモンバームのお茶

 東京滞在中に個人的に行っている対策の一つ。

 低線量被曝の症状に効果のあるハーブを探していてリサーチデータを見つけ、飲んでみたら体が好むので常飲しています。ただし「低線量被曝に効果があるという保証」ではありません。


レモンバームの放射線防御効果についての論文

Zeraatpishe A., Oryan S., Bagheri M.H., Pilevarian A.A., Malekirad A.A., Baeeri M., Abdollahi M."Effects of Melissa officinalis L. on oxidative status and DNA damage in subjects exposed to long-term low-dose ionizing radiation" Toxicology and Industrial Health 2011 27:3 (205-212) 

 (要旨)この研究の目的は、レモンバーム Melissa officinalis L. の浸出液に、放射線科で働くスタッフの酸化ストレスを改善する効果があるかどうかを調べることであった。放射線科で働くスタッフは仕事中、継続的に低線量被曝を受ける。

 55名の放射線科スタッフを対象に臨床試験が行われ、浸出液を服用した期間の前後で検査を行った。スタッフは、ティーバッグでだされるのと同じように作られた浸出液(100mL当たり1.5 g)を1日2回、30日間にわたり飲用した。

 服用期間の前後で、血漿中の脂質過酸化、DNAダメージ、カタラーゼ、スーパーオキサイドジスミューテース(超酸化物不均化酵素)、ミエロペルオキシダーゼ、グルタチオンペルオキシダーゼのレベルが測定された。

 レモンバームの浸出液を飲用したスタッフでは、血漿中のカタラーゼ、スーパーオキサイドジスミューテース、グルタチオンペルオキシダーゼのレベルが顕著に改善し、血漿中のDNAダメージが抑えられ、ミエロペルオキシダーゼと脂質過酸化のレベル明らかに低下した。

 結論として、レモンバームの浸出液は、放射線科スタッフが放射線防護目的で飲用した場合、酸化ストレスとDNAダメージの状況を顕著に改善することが出来る。(2011年、『Toxicology and Industrial Health(毒物学と産業衛生)』)


 レモンバームはメリッサという名前でも知られ、西洋では昔から伝統的に使われてきたシソ科の植物です。働きは穏やかで、目立った副作用はありません。アロマセラピーの精油としても使用されます。

 もちろん対策をこれだけに頼るべきではないですが、すでに実行している食材の管理や選択的なサプリの使用などに、補完的に加えるのは悪くないと思います。

 すっきりして優しい味なので、癖の強いハーブ類が苦手な人もおいしく飲めます。

 以下、国内で手軽に買えるところ(クリックするとショップの品物ページに飛びます)。

・ 有機JAS認定オーガニックハーブティー レモンバーム(ティーバッグ)

・ ガーデン・オブ・アンデス レモンバーム (ティーバッグ)

・ スイスアルペンハーブ ハーブティー レモンバーム(ティーバッグ)

・ 生活の木 有機ハーブ レモンバーム 100g(リーフ)

・ ティーブティック ミニパック レモンバーム 20g(リーフ)

 これ以外にも、オーガニックや通常栽培のリーフのパックがハーブ・ショップなどで買えます。個人的には国外の産地で有機栽培のものを選びます。

 丈夫でよく育つ植物なので、九州、北海道、中国四国地方の人は、自分で育ててもいいかもしれません。

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