08. 体と心 チャクラとエネルギー

July 31, 2009

伝統的な「式」とエネルギー

 第5チャクラの話の途中だが、またちょっと寄り道をする。

 講座などで話をしていて、「風呂の水を共有することは感情のエネルギーを共有すること」とか、必ずどよめきが起きるトピックが幾つかあるが(笑)、その一つ。

 すべての「式」(典礼、式典、儀式)は、もともとエネルギーを動かし、まとめ、操作するためにある。

 だから本来は、目的や意図の設定、場所選び、手順、さまざまな象徴的要素の配置、式を受ける人や参加する人のエネルギーをどう動かし、まとめ、方 向づけるかなどについて熟知した専門家がいて、式を組み立て、当日の采配を通してエネルギーをもっとも効率よく、最良の方向に導く。

 古代ではこういったことは当たり前だったが、現代では、こういった形で式を組み立て執り行うことのできる専門家は少なくなっている。式を組み立てるための知識と、エネルギーを制御するための訓練の両方を学べる場所が、ほとんど存在しなくなっているからだ。

 日本での一般の祭祀や冠婚葬祭にしても、エネルギーのレベルで何が起きているかはまったく感知の外で、形式的に手順を踏んでいるだけのことが多い ように思う。(チャペルでの挙式用にバイトの欧米人をニセ牧師として雇うとか、神社がバイトの女の子に巫女をやらせるとか、エネルギーについて理解してい たらあり得ない。)

 聖職者としての仕事には本来、さまざまな式の組み立てと取り扱いが含まれる。そして外的な「組み立て」「取り扱い」方法だけでなく、エネルギーのレベルでどういうことが起きるか、それはなぜかを理解し、それを制御することができなければいけない。

 伝統的な聖職者の訓練の大きな部分は、このエネルギーの制御能力を鍛えることにあり、訓練に何年もかかるのはそのためである。北米先住部族のメディスンマン/メディスンウーマンや、チベットのラマの訓練についても同様だ。

 教会の典礼が、信者ですらない日本人も含め多くの人を惹きつけるのは、教会では伝統的に、荘厳できらびやかな儀式のパワーが理解され、しばしば効 果的に用いられているからだ。北米先住部族やチベットなど古代の伝統を残している文化では、さらに根源的な形で儀式のパワーが理解され、実践されている。

 

結婚式でオーラに何が起きるか

 なぜ式の背後にあるエネルギーについて理解することが重要なのか。それは、理解されているといないに関わらず、すべての式では、参加した人のエネ ルギーが一定の目的のために動かされ、影響を与えるからだ。とくに意識的な理解をもって制御されない場合、式は無意識に、自動的にその機能を果たす。

 例えば結婚式の目的は、二人の人間とその一族を結び合わせること。結婚式に出席したすべての人のエネルギーが、この目的のために集中され、二人の オーラ(エネルギー・フィールド)をしっかりと結びつける。参列者が50人なら50人分のエネルギーが、200人なら200人分のエネルギーが、二人の上 に注がれ、二人の人生を結びつけるために使われるわけだ。

 式が美しいもので参加者が非常に感動したりすれば、そのパワーはさらに倍増する。

 そして出席者のお祝いの気持ちとともに、「二人は結婚した」「二人は夫婦だ」「夫婦は決して別れてはいけない」「一度結婚したら添い遂げるもの だ」といった、日本人の集団深層意識の中の結婚についてのイメージ(=エネルギーの形)が、二人のオーラの中にしっかりと刻み込まれる。

 よい意味でも悪い意味でも、これが結婚式のパワーである。結婚前の恋愛関係の間なら別れてしまったかもしれないような不一致や難しい状況に直面し ても、何とか別れずにやっていくことができるのには、このエネルギーの枠組みの力(=式に参列した人たちのエネルギーの支え)が大きい。

 逆に、虐待や暴力があってどう考えても別れるべきなのに、「結婚」という枠組みを破るのがタブーに感じられ恐ろしく思われる場合にも、この枠組み とそこに込められた集団深層意識のエネルギーが関係する。(もちろんそれがすべてではなく、「共依存とエネイブラー」といった本人自身の心理的な問題も存 在するが)。

 式によって作り出されるエネルギーの枠組みは、よく働けば祝福と支えであり、否定的に出れば一種の呪縛だ。だからそれを最大限ポジティヴな力として働くように形をまとめ、方向づけるのが、聖職者という「式のプロフェッショナル」のあるべき役割なのだ。

 結婚に比べて離婚のプロセスが圧倒的に長く、難しいものになるのも、二人を結びつけている多数の人のいわばエネルギーのロープを少しずつ切りなが ら、自分を相手から引き離していく過程になるからだ。また集団無意識によって自分の中に刻み込まれた「結婚に失敗したら社会的な敗者」といったイメージの 圧力も大きい。

 

離婚式の必要性

 ここで私の以前からの持論だが、結婚式を行うなら、離婚する時には「離婚式」も行うべきなのだ。法的な手続きや社会的形式だけでなく、エネルギー 面できちんと処理を行うなら、二人のオーラ・フィールドを分離させ、再び独立した個人として互いに新しい人生を歩んでいくことがはるかに楽になる。

 あらゆる努力をした上でなお離婚をするのが最良の選択だと決断したなら、結婚式のエネルギー的枠組みを外し、式を通して二人を結びつけた多数の人たちのエネルギーを与えてくれた人たちに返すべきだ。それによって自分もエネルギーの枠組みから解放される。

 そして過去の結婚生活自体が難しいものだったとしても、成長の機会としての結婚の経験に感謝して、最後に相手を祝福して手放すことができれば、離 婚の経験を暗く惨めなものにしてしまうのを防ぐことができる。むしろ離婚という形で一つの関係を終え、そこから自分自身について学べることを学び、これか ら先の人生に生かそうと決意することで、離婚も成長の一つのステップ、ひいては「参入儀礼」に変えることができるのだ。

 そして自分一人でそういったステップを踏んでいくことが難しい時に、専門の援助者の手を借りることができれば、どれほどいいだろう。(離婚に伴う心理的なプロセス自体は、もちろん心理療法を通して扱っていくことが可能だし望ましい。)

 子供がいて離婚するような場合にも、離婚式のような形を通して否定的ではない別れ方ができれば、子供たちへのインパクトは弱められる。そしてきちんと別れれば、必要に応じて新しい形で関係を結び直すことも容易になる。

 離婚式といったことが実際に可能でない場合でも、最低限、結婚式に出席したすべての人に対して離婚の事実を報告し、これまでの支えに対する感謝と ともに、これからよりいっそうよく生きてく決意のようなものを書面でもいいから伝えることをしておけば、エネルギーの整理と呼び戻しにつながる。

エネルギーの海 スピリット通信』2009年7月29日号(vol. 26)

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May 30, 2009

第5チャクラ

 さて、話題をチャクラに戻そう。第5チャクラの番だ。

 第5チャクラはのどに位置する。色は青で、カリフォルニア大学ロサンジェルス校でのヴァレリー・ハント博士の実験では、ヒーラーや透視能力者は、100Hz-240Hzの間と、800  Hz帯域のエネルギーを「青色」として識別する。

 臓器ではおもにのどや肺を含めた呼吸器、内分泌腺では甲状腺と副甲状腺に結びついている。組織レベルでは筋膜と結合組織に対応する。

 第1、2、3のチャクラが物質世界での活動に対応するのに対し、第5、6、7のチャクラは人間の内的世界と精神面に対応している。第4チャクラはその中間にあって、外面と内面、物質と精神の二つの世界をつなぐ役割をもつ。

 第5チャクラの基本色は青だが、これも人によって、深いコバルトブルーから明るい空色まで色味に違いがある。このチャクラが枯渇したり弱い人では、薄く力のない、かすれたような青色。甲状腺の機能の異常も、このチャクラに表れる。

 ちなみにオーラ・フィールド(生体エネルギー場)の青は、伝統的に精神性の色と言われる。普段から内省的で自己の内面に目を向ける人や、高い世界 に思いを向けて過ごす人のオーラは青が多い。α波の出るような静かなメディテーションをした後にも、オーラの全体が青色になる。

 外向的、物質的なタイプの人のオーラは基本的に黄色や暖色系で、青色はあまり見られない。しかし誰でも、脈拍が130を超える(息の切れるよう な)運動をしばらく続けると、オーラの全体がオレンジ色になり、運動の後、さらに青色にシフトすることが知られている。つまり激しい運動をした後には、自 然にメディテーションに近い内省的な状態に入る。激しい運動後の爽快で落ち着いた気分というのは、α波が出ている状態なわけだ。

 第5のチャクラの重要な機能は、肉体の「形」を保持すること。神智学などの伝統的な用語で「エーテル体」と呼ばれるエネルギー体は、このチャクラ に結びついている(バーバラ・ブレナンの本ではこれは「エーテル体テンプレート」と呼ばれているが)。また体中の筋膜と結合組織もこのチャクラにつながっ ている。

 もう一つの重要な機能は、時間との関係性。

 第5チャクラはある意味、神秘に満ちて、とても興味深いチャクラだ。限りなく合理的で秩序だっているのだが、頭だけで理解することのできない奥深さがある。

 

第5チャクラ:肉体面での影響

 第5チャクラと結びついているエーテル体は、伝統的ヒーリングでは、「肉体の完璧な青写真(鋳型、テンプレート)」であるとも言われる。その視点からは、私たちの肉体の形は、この青写真ないし鋳型に沿って形成される。

 だが多くの人で、肉体はこの鋳型から部分的に「滑り落ち」ている。「滑り落ちる(slip)」というのは妙な表現だが、そうとしか言いようがな い。(このレベルで作業をするヒーラーには、その感じがわかるだろう。)「ぶれる」あるいは「ずれる」と言ってもいい。本来ならばぴったりとはまっている ものが、ずれたり部分的に外れたりしている状態だ。

 肉体とこの鋳型(テンプレート)の間のずれを起こすのは、直接的には怪我や外傷、事故、慢性的に肉体に加えられるストレスなどだ。乱暴な手術が原因になることもある(すべての手術ではない。適切に行われた手術は、むしろこのずれを修正することができる)。

 怪我や手術の傷の治りが遅い場合に、エーテル体に働きかけるヒーリングを受けると、傷の治りが加速することがよくある。また傷跡として残っている ものでも、目に見えて傷組織が正常化していくこともある。私の経験上、この場合の効果は傷の古さにはほとんど関係ない(ブログにクライアントの体験談など も載せてあるが、10年以上前の傷でもハンズオン・ヒーリングの効果は出る)。

 肉体の外傷以外にも、自分があるべき道から外れて生きることは、基本的に自分自身の青写真と肉体との間に乖離をもたらす。その状態が長く続けば、やがて肉体の健康にも影響が出ることは目に見えている。

 エーテル体に対する肉体のずれを修正して本来の状態に戻すことができると、肉体の形に大きな変化が起こせる。例えばボディワークのロルフィングは 筋膜に直接働きかけるが、アイーダ・ロルフの教えに忠実な古典的ロルフィングが体の形を整えるのに優れているのは、このことに関係している。腕のよいロル ファーは、よく発達した第5チャクラをしていて、本人が意識するとしないに関わらず、肉体とエーテル体に同時に働きかけている。

 私はこれまで二百数十回のロルフィングを受けてきているが、これは自分のヒーラーとしての能力を支える土台の一つになっている思う。強く、安定してバランスのよい肉体は、魂にとっても必然的に住み心地のよいものだし、物質世界での活動能力を大いに高める。

 

第5チャクラ:音と沈黙の力

 第5チャクラはその位置から想像がつく通り、のどの機能にも関係している。のどは発声と自己表現の座だ。

 声を出しての自己表現は、第5チャクラの創造性の表現としてわかりやすい。しかし見落とされがちなのは、沈黙のパワーもまたこのチャクラの機能だ ということだ。音と沈黙は表裏一体であり、沈黙はむしろ音のマトリクス(母体)である。沈黙という空間の中で、個々の音が時間軸に沿って発せられていく 時、言葉や音楽が生まれる。

 だから、第5チャクラの機能を高めるには、声を使ったり、外的に何かを作り出したりして自己表現を行うのと同じくらい、沈黙の中で時間を過ごすことが重要だ。沈黙に耐えることのできない人は、本当の意味で声と言葉の力を身につけていない。

 いつもおしゃべりの絶えない人の言葉は、一つ一つが軽い。第5チャクラの力を体得している人は、普段は言葉少なくても、ここぞという時に本当に必要なことを明晰に語ることで、言葉の力をフルに発揮させることができる。

 

第5チャクラのヒーリング

 第5チャクラはもともとエネルギーを送り出すチャクラの一つなので、ヒーリングでもこのチャクラからエネルギーを入れることはしない。無理にエネ ルギーを押し込もうとすると、エネルギーが逆流して、クライアントはのどがむずむずしたり、咳をしたり、何かを吐き出したいような感覚におそわれる。

 カタルシス(吐き出すことで浄化を行う)的なアプローチに慣れている人は、こういった反応をよいことだと解釈するかもしれないが、カタルシスはつ ねにエネルギーを消耗することに気づくべきだ。時には、時間をかけてクライアントに流したエネルギーが、その後のカタルシス反応ですべて吐き出されてしま うことすらある。

 あちらこちらのヒーラーを転々としてきた人の中には、このカタルシス反応が癖になっていて、エネルギーが体に流れ始めるやいなや、咳をしたり体を 揺さぶるなどして吐き出してしまう人が時々いる。これは健全なことではない。少し専門的になるが、ハンズオン・ヒーリングとカタルシス的な心理プロセスを 同一セッションの中で組み合わせることの問題点はここにある。

 ハンズオン・ヒーリングを通して肉体の回復や治癒を支えるためには、肉体に馴染みのよいエネルギーが有機的な形で流され、体はそれを水を飲むように自然に飲み干すのが望ましいのだ。そうすればエネルギーは体に染み渡り、本人が心身ともに充実するのを助けることができる。

 ヒーリングで第5チャクラの目詰まりをとったりバランスをさせることもできる。また第5チャクラと密接に結びついている甲状腺と副甲状腺に直接働きかけることもできる。だが自己ヒーリングもそれと同じくらい重要だ。

 自分でできて、効果的な第5チャクラの整え方は二つ。

 一つは、声を使うこと。好きな物語や詩の音読、カラオケ、なんでもいいが、意識的に、能動的に声を使う時間をとること。

 もう一つは、沈黙のうちに内省的に時間を過ごすこと。静かな場所で一人になって、自分自身の内的おしゃべりを止め、まわりの音にひたすら耳を傾けてみる時間をとろう。「聞く」こともまたこのチャクラの機能だからだ。

 クラスでよく勧めるのは、禅寺などで瞑想したり、しずかに座って時間を過ごすことだ。京都の竜安寺はわかりやすいのでよく挙げるのだが、こういった歴史のあるお寺の静謐な空間は、第5チャクラにとって「馴染みの」空間であり、癒しになる。

 第5チャクラとその周辺については、次の号でもう少し書く。

エネルギーの海 スピリット通信』2009年5月30日号(vol. 25)

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November 16, 2008

第4チャクラ ハートの力

 第4チャクラはハート・チャクラとも呼ばれる。胸の真ん中に位置し、精神性・魂の働きを司る上位のチャクラ(第7、6、5チャクラ)と、物質レベ ルを司る下位のチャクラ(第1、2、3チャクラ)をつなぐ場所を占める。伝統的にアストラル体(星気体)の座で、夢や「目に見えない世界」への扉ともさ れ、内的世界と外的世界をつなぐチャクラでもある。

 ハート・チャクラとアストラル界などについては先の号で触れたので、この号では健康面からその働きについて見ておく。

 第4チャクラの色は緑で、カリフォルニア大学ロサンジェルス校のヴァレリー・ハント博士の実験では、ヒーラーや透視能力者は、240  Hzから400 Hz帯域のエネルギーを「緑色」として識別する。

 臓器ではおもに心臓と血管など循環器系、内分泌腺では胸腺に結びついている。組織レベルでは筋肉に対応する。

 同じ胸部にあっても肺や気管支などの呼吸器は、第5チャクラにつながっている(もちろん、循環器と呼吸器が切り離しがたく結びついているように、第4チャクラと第5チャクラの間にもつながりがあるが)。

 

第4チャクラ:肉体面での影響

 第4チャクラ=ハート・チャクラの基本色は緑だが、それも人により、またその時々の体調や精神状態によって、第3チャクラよりで黄色がかかった緑 から、第5チャクラよりで青色の濃い緑。また、澄んで透明なエメラルド・グリーンや鮮やかな草色から、目詰まりして重く濁った色合いまで、さまざまだ。

 緑はまた、変化と変容のエネルギーに対応する色で、人生の大きな変化や、内的な変容経験を通過している時、しばしばエネルギーフィールド(オーラ・フィールド)に緑色の光の流れが多く見られる。

 対人関係や対人感情が希薄な人は、ハート・チャクラも色が薄くて寂しい。

 逆に、一見とても世話好きで人と関わっているように見えるのに、胸のあたりが枯渇して寂しい印象を与える人もある。これは多分、不健康なパターンで、自分の健康やニーズを無視してまで人に与える癖がついている人だ。

 胸が重たく感じられている時には、ハート・チャクラも暗雲のようなエネルギーに覆われて暗く見える。胸に強い怒りをため込んでそれを押さえつけている場合には、ハートのあたりがどす黒く見えることもある。

 人間である以上、さまざまな人生の出来事があり、それに伴う感情の浮き沈みがあるのは当たり前だ。しかし、上に上げたような不健康なパターンがあまり長く続くと、心臓や循環器系に送られる生命エネルギーの量が慢性的に少なくなり、体調に影響が出てくる。

 ここで注意が必要なのは、「ハート・チャクラが閉じている=心臓病」ではないし、「すべての心臓病の人=ハートが閉じている人」でもない。人間の健康とエネルギーフィールド(オーラ・フィールド)の関わりは、そんなに単純なものではないのだ。

 上に挙げたような不健康なパターンが続き、ハート・チャクラが十分にエネルギーを採り入れることができなければ、心臓に送られる生命エネルギーの 量が不足する。同時に、遺伝や体質的な循環器の弱さ、動脈硬化傾向や、血管の目詰まりを起こすような食生活、喫煙や運動不足などの不健康な生活習慣が重な れば、心臓や循環器系の病気になる可能性はとても高くなるし、すでにその傾向がある人は、症状の悪化が加速される。

 他方、偏見に満ちて頑迷でハートが硬くなっていても、体質的に循環器が丈夫な上に健康な生活習慣を守っていて、心臓病と無縁で暮らしている人もあ る。反対に、ハート自体はオープンなのに、持って生まれた体質で心臓に病気のある人もある。あるいはハート以外のたとえば第1チャクラや第2チャクラに不 調がある場合でも、体質的に循環器が弱ければ、そこに症状や病気が出ることもある。

 自分や自分のクライアントがどのケースなのかを知るには、遺伝、体質、生活習慣、内面生活、エネルギーの状態など、その人の「全部」を見る必要がある。

 だが、どのようなケースでも、ハンズオン・ヒーリングを通してチャクラの目詰まりを浄化し、たっぷり生命エネルギーを補充すれば、体質的にかかりやすい病気の予防や症状の緩和、そして健康の回復の助けになる。

 

ハート・エネルギーの強い国

 特定の国や民族には、それぞれ基調となるチャクラやオーラの色があることは、これまで繰り返し話してきた。

 私がこれまで経験した中では、インドネシアのバリ島が、ハート&アストラル・エネルギー圏として際立っている。それからフィリピンやブラジ ル。(アストラル・エネルギー圏=物質世界と霊の世界の間の壁が薄いフィリピンやブラジルが、心霊手術のメッカになっているのはおもしろい。)

 ハート・チャクラ中心の文化の特徴は、文字通り「なんでもあり」の鷹揚さ、「あなたのものは私のもの」的なバウンダリのあいまいさと人間関係の濃密さ、いったん足を踏み入れたら飲み込まれてしまうような親和力というか。

 (ちなみに、日本の男性がよくフィリピン女性に惚れ込んだり、日本の女性がバリ・ジゴロの最高のカモとか言われるのも、普段ハート系のエネルギー に飢えている人にとっては、こういった国の異性のオーラに接するだけで、自分がとても愛されているような気持ちになることに一因があると思う。)

 ハート/アストラル系のエネルギーに満ちた土地で時間を過ごすと、細かなことはどうでもよくなってくる。第3チャクラの分析判断力はスローダウンし、第5チャクラの時間感覚(時間や約束を守ろうという気持ち)も限りなく薄れていく(笑)。

 ヨーロッパでは、地中海沿岸の国々が比較的ハート系のエネルギーが強い。スペイン、イタリア、ギリシャといったあの辺りだ。

 ハワイではマウイ島がハート・エネルギー圏。あざやかな緑におおわれた島の風景だけでなく、土地をおおうエネルギー自体が虹色を伴った美しい緑色 で、地元のハワイ系の人たちももちろん、おおらかであたたかい。しかしバリ島やフィリピンなどの濃密なエネルギーと比べると風通しはいい感じだ。

 (他方、アメリカ本土からマウイに来ている移住者や旅行者は、むしろハートのエネルギーや経験を必要としていて、そのために、それが豊かなマウイ島に惹かれて住んだり定期的に訪れる人が多いように思う。)

 

第4チャクラのヒーリング

 第4チャクラはもともとエネルギーをとり入れるチャクラの一つなので、強い目詰まりなどがなく普通に機能しているなら、素直にエネルギーを流すのが効果的だ。

 ハート・チャクラはまた、(よほどガードが固くなっているのでもない限り)他の人からのエネルギーを感じやすいチャクラでもある。このため、フラワーエッセンスを併用したハンズオンも効果的で、集中研修の実習でも、初めての人でも驚くほどの手応えが得られる。

 訓練されたヒーラーからヒーリングが受けられるなら、本来の手順で行われるキレーションは、全身のエネルギーの滞りをとり、必要なところにエネル ギーを補給するので、心臓を含めた循環器系の優れたメンテナンス方法だ。(注1 現在、多くのヒーリングスクールで教えられているのは改変型の手順)(注 2 ハンズオン・ヒーリングのエネルギー・キレーションは、医学治療として行われる点滴キレーション療法とは別もの)

 また冠状動脈硬化や虚血性心疾患の症状があり、明らかにハートのエネルギーが滞って目詰まっている場合には、通常のキレーション手順ではなく、リ バース・キレーションと呼ばれる別の手順に従う。キレーション前にスキャニングでエネルギーの状態をチェックしておくことは、この理由からも必須である。

 目詰まっているハート・チャクラは、ハンズオンでエネルギーの掃除や浄化をしてもらえるなら、効率もいいし気持ちもいい。終わった後は、胸を中心に心身がすっきり軽くなっているのが感じられるだろう。

 しかし自分でできて、効果的なハート・チャクラのメンテナンス方法もある。それは肉体の心臓のメンテナンスと同じで、運動をすることだ。運動は二通り、心肺機能を高める(息が切れる)運動と、筋肉を整える(筋肉を鍛え、同時に柔軟性を高める)運動。

 脈拍が1分間に120から130を超えるような運動を1回に20分以上、週に3回続けるだけで、心肺機能を高めることができる。同時にオーラ・フィールドのゴミが燃やされ、ハート・チャクラもある程度掃除される。

 心肺機能を高める運動と、平行して適度の筋肉トレーニングを続けていくと、ハート・チャクラの「エネルギーの筋肉」も伸ばされ鍛えられ、「ゴール に向かう持久力」「自分と違う相手や意見を受け入れるゆとり」「変化に柔軟に対応する能力」といった内的変化として経験される。

 自分でできるアプローチの内的なものは、「自分と異なるものを受け入れる」「済んだことを許し、手放す」といった、ハート(こころ、ふところ)を 広げる練習をすることだ。それによって、自分のハートをもう少し引き伸ばし、ハート・チャクラのエネルギーの筋肉をストレッチする。

 「自分と意見の違う人を受け入れられない」「強い競争心や嫉妬心を感じる」「自分と異なる相手(人種、文化、性別等)に偏見を持ってしまう」などは、ハート・チャクラのストレッチが必要なサイン。

 日記や専用のノートを用意し、「自分のハートを詰まらせたり縛っている人や経験」を書き出していこう。そして1回に1つ、それについて内省し、自 分自身のこだわりや憤りを解いて、その経験や相手を自分の胸の中に受け入れるスペースを作ったり、相手を許して手放すように努める。

 取り組みには祈りを組み合わせてもよく、ハートのテーマを扱うフラワーエッセンスを併用するのも効果的だ。 

 

第4チャクラ:ハートの力

 第4チャクラが充実している人は、その存在自体が柔軟性と弾力性に富んでいる。

 解剖生理学を勉強した人は、心筋(心臓の筋肉)が、疲れを知らず、おそろしく強くて弾力性に富んでいることを知っているだろう。何しろ、一生休むことなしに鼓動し、全身に血液を送り続けるのだ。

 ちょうどそんなふうに、強くて、しなやかで、休むことをしらず、あらゆる出来事に向かい合って柔軟に対応し、必要に応じて変わっていくことができ る。人生を、その幸せさもつらさもともに、しなやかに受け入れ、変わり、生き続けていく力、それがハート・チャクラのパワーだ。

 第4チャクラはまた、第3チャクラとのバランスを必要とする。第4チャクラ/ハートの包容力は、第3チャクラ/自我のバウンダリ(自己の境界)を守る力と合わさって、バランスがとれたものになる。

 第3チャクラに偏ると、判断は知的で、時に渇いて冷たいものになる。しかし第3チャクラのバランスなしに第4チャクラに偏ると、人間関係は無分別 で、溺愛や共依存の関係になることもある。中毒患者のエネイブラーなどのように、愛することで相手をだめにしてしまうことすらある。

 第3チャクラと第4チャクラのバランスがとれた人間関係は、論理的で分別に富み、同時に温かさと包容力を備えている。そして自分と相手を守り、大 切にすることができる。ここでも、チャクラがそのパワーを発揮するために重要なこと ---- それは他のチャクラとのバランスだということに思い至る。

 そしてもう一つ、ハート・チャクラについて何より大切なこと。

 私たちの心肺機能は、適度なストレスをかけることで鍛えられていく。筋肉も、筋繊維が傷つく程度のトレーニングをがんばって行うことで、超回復を通して太く、強くなっていく。同じことが、ハートにも当てはまる。

 私たちのハートも、つらさや困難に出会い、それを克服していくことで強くなっていく。好きなものを愛することはやさしい。しかし、好きではない相 手を、なお人間として受け入れるよう努めることで、ハートはもう少し大きく、もう少し大人になっていく。過去に自分を傷つけた相手を許し、手放すことで、 ハートはもう少し深さを増す。

 本物の勇気は、恐れを克服することでしか身につかない。ハートも、人生でのさまざまな経験を通して傷つき、そしてそこから回復することで、いっそう強く、大きく、しなやかになっていくのだ。これがハートの持つ変容の力であり、人間として地上に生きることの意味でもある。

エネルギーの海 スピリット通信』2008年11月16日号(vol. 21)

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July 17, 2008

第3チャクラ

 現代人では、第3チャクラの働きが乱れがちだ。心配事などの精神的ストレス、仕事の過剰なプレッシャー、アドレナリン・ラッシュが起きるような 「手に汗握る」シチュエーション(パソコンゲームを含む)は、第3チャクラのバランスを乱す。長期的にこのチャクラの働きが乱れると、胃や膵臓の働きに影 響が出る。現代社会のストレスに関連するさまざまな身体の不調に対処していくにも、第3チャクラ本来の健康なバランスを取り戻すことが必要だ。

 第3チャクラは、おなかのちょうど胃のあたり、太陽神経叢(たいようしんけいそう)の上に位置して、その周辺の内分泌腺や臓器と結びついている。精神構造的には左脳と分析的知性、そして自我の機能に対応する。

 第3チャクラの色は黄色で、カリフォルニア大学ロサンジェルス校のヴァレリー・ハント博士の実験によると、ヒーラーや透視能力者は、500 Hzから700 Hz帯域のエネルギーを「黄色」として識別する。

 第3チャクラの基本色は黄色だが、その人の知性や自我の発達パターンに応じて、淡いレモン色から濃い山吹色、黄土色のような色まで。また鈴の音の ように澄んで明晰なものから、他の色を塗りこめてしまいそうな厚く不透明なもの、未発達でぼよんとした感じのものまで。また体調や精神的状態に応じて、薄 く力のない場合、興奮してちくちくするような手触りの場合、長期のストレスがたまり茶色や黄灰色に近い濁り方をしている場合など、さまざまだ。

 普段、肉体や感情を無視して知性の力だけで生活したり仕事をしている人では、このチャクラが大きくパワフルになり、他のチャクラを圧倒している。まわりのチャクラがこのチャクラに共振して、オーラの全体が黄色に見えるような状態になってしまっていることもある。

 臓器ではおもに胃と膵臓、内分泌腺では副腎皮質と膵臓(ランゲルハンス島)に結びついている。組織レベルでは骨を包む骨膜も第3チャクラに対応し ている。骨膜が第3チャクラというのは、「第1チャクラ=骨髄=生(なま)の生命力」と「第2チャクラ=骨=生(なま)の感情」を、「自我/人間としての 社会性」という、「薄いがしっかりとした膜」で包むのが第3チャクラの役割と考えると、わかりやすい。

 

第3チャクラ:肉体面での影響

 第3チャクラの主要な機能は、胃や膵臓によって象徴される消化機能だ。消化は、外からとり入れたものを細かくして、体がそれを吸収し必要な部分に 配分できるようにすること。物質レベルで消化するのは食べ物だが、知的レベルでの情報や外的な経験を消化する(より分け、分類し、自分のために使えるよう にする)のも、第3チャクラの機能だ。

 現代人が第3チャクラのバランスを乱すパターンは、基本的にこのチャクラを使い過ぎることから始まる。

 最近目立って多いのは、外から入ってくる経験や情報、刺激などの量が多すぎて消化しきれない現象だ。外部からのインプットが多すぎて消化しきれ ず、第3チャクラが消化不良状態で、エネルギーが目詰まったりチャクラの働き自体が停滞する。こうなるとまず、物事を明晰に分析してより分ける能力や知的 な判断力が低下する。第3チャクラが長く停滞状態にあると、胃や膵臓など周辺臓器の生命エネルギーも低下する。

 遺伝的、体質的にこれらの臓器が弱い人なら、影響はなおさら出やすい。逆に、体質的に胃や膵臓の病気になりやすい傾向を受け継いでいる場合でも、第3チャクラをよくメンテナンスすることで、健康を維持するのに役立つ。

 第3チャクラのバランスを乱す別のパターンは、過剰な刺激やストレスでチャクラを疲弊させる場合で、胃以外にも副腎などに影響が出る。

 「刺激 → 興奮状態 → エネルギーを使い切る → 生命エネルギーの総量が低下 → ぐったり疲れる → 刺激を求める」の周期が繰り返し続 くと、やがていくら休んでも疲れのとれない慢性疲労状態(生命エネルギーが慢性的に低下した状態)になり、これはやがて免疫力の低下にもつながっていく。

 

第3チャクラ:知性の力、自我の働き

 第3チャクラにエネルギーがあって明晰な人は、優れた分析・分類能力をもっていて、いわゆる頭の回転が早い。第3チャクラがよくバランスされてい ると、経験や情報を効率よく識別、分類し、使いこなすことができる。オーラの第3レベル、知性体も澄んで光があり、きれいな黄色をしている。こういった人 に仕事を頼むと、とても手際よく、迅速に仕事がはかどる。

 第3チャクラは、第1チャクラ、第5チャクラ、第7チャクラとともに、外に向かってエネルギーを送り出す、能動的な性質のチャクラだ。

 その意味では、まわりに対して働きかけていくチャクラなので、ここからエネルギーが外に向かうこと自体は悪いことではない。その機能がバランスさ れている場合には、自分自身の意見を適切に表現したり、セルフ・ケア、他者への健全な面倒見、物事を組織する力などとして形をとる。また自分や他者のため に健康なバウンダリ(自己の境界)を敷いてそれを守るのも、第3チャクラの役割だ。

 問題が出てくるのは、そのバランスが乱れ、例えばこのチャクラの「過去の経験に基づいて物事を理解し、コントロールする」傾向が強くなりすぎた場 合だ。第3チャクラの知性/左脳/自我機能が、他のチャクラを押しのけて自己の全部を取り仕切るようになると、普段の生活や人間関係が思いきり偏る。多く の現代人(とくに知的な人)はこの傾向が強い。

 人間関係の問題などは、第4チャクラ(ハート・チャクラ)が関わることが必要なのだが、それを第3チャクラの周波数域だけで解こうとしている人を見ると、その人にとっては人間関係も「頭の中だけの経験」なのだなあとわかる。

 日本の受験制度は、極端に左脳型知性を偏重する。成長期をこんな制度の中で育てられると、7つあるチャクラの中で第3チャクラだけが飛び抜けて発 達する。そして第1、第2チャクラのエネルギーを、第3チャクラから「意見」「面倒見(の形をとった拘束)」「過剰なおしゃべり」といった形で外に向かっ て吐き出し、知性/左脳の視点から物事やまわりの人をコントロールしようとするようになる。

 なんでもかんでも頭で考えて決める人や、考えることを止められない人では、頭の周囲に強い黄色のエネルギーが見える。パワフルな第3チャクラを過 剰にあるいは防衛的に使う人では、チャクラが濃い黄色をしてるだけでなく、まわりのチャクラが引きずられていっしょに黄色の周波数で働き始めるので、オー ラの全体が黄色く見える。また第3チャクラが左寄りにずれていることもある。

 欧米人や、日本人でも知的なタイプの人にこういう状態の人が多いが、私の経験の中でとくに黄色が濃くぶ厚いオーラに出会ったのはドイツだ。アメリカやイギリスも黄色が強いが、アメリカではそれがより若く防衛的(時に攻撃的)な感じがする。

 アジアの中では香港が黄色文化だと思うが、その質に欧米とははっきりした違いがある。香港の人たちの黄色いオーラはとても透明感があり、空気のよ うに軽くてうっとおしさがない。なるほど、ここでは歴史の長い3チャクラ文化として知性が洗練されて、実用的な仕事の的確さ、細かなところへの気遣いなど よい形で発揮されているのだなと思った。(オーラが軽いのには人口密度も関係しているかもしれないが。)

 心理構造的には、第3チャクラは自我の機能に対応する。自我の基本的な働きは、自己とまわりの環境ないし社会とのインターフェイス(接点)とし て、自分とまわりとの関係を調整しながら、自己のニーズを満たすことにある。第3チャクラのこの面は、成長過程での自我の発達に対応している。

 社会に働きかけていくためには第3チャクラの力が必要だし、また自分や他者のために健康なバウンダリ(自己の境界)を敷いてそれを守るのも、第3 チャクラの役割だ。きちんと発達した第3チャクラなしには、健全なバウンダリの獲得はあり得ない。道徳や正義感といったものも、第3チャクラの視点である。

第3チャクラのヒーリング

 第3チャクラはエネルギーを送り出すチャクラの1つであって、ヒーリングでもこのチャクラにはエネルギーを入れるのではなく、浄化し、目詰まりを取り、バランスさせる。

 第3チャクラやのどの第5チャクラなど、エネルギーを送り出すのが主機能のチャクラに無理にエネルギーを入れようとしても、うまくいかない。無理 にエネルギーを入れると、不自然に押し込まれたエネルギーは逆流し、しばしば第2チャクラや第4チャクラに滞っている感情エネルギーとともに吐き出される ことになる。これが、能動的なチャクラにエネルギーを押し込むことで引き起こされるカタルシス反応(感情やエネルギーを吐き出す形で処理すること)だ。

 こういったエネルギーの逆流を伴う感情のカタルシスは、有機的にチャクラ・システムを理解する視点からは、望ましいことではない。クライアントの 側は、まとまった量の生命エネルギーが吐き出される「手応え」があり、終わった後で自分の内側が空になって、ある種のすっきり感があるので、「よいことな のだ」と思ってしまう。

 カタルシスには感情の再体験が伴うこともあるが、しかしこれは感情の変容(トランスフォーメーション、より高いあり方に変容すること)ではないの で、不健康な感情のパターンを変えることにはつながらない。感情エネルギーを吐き出すことをいくら繰り返しても、感情の裏にあるパターンを変えることには つながらないのだ。

 私の師であるロザリン・ブリエール博士は、世界中のハンズオン・ヒーラーに用いられいてるキレーション・テクニックの創始者だが、実際に健康の回 復を必要としているクライアントをカタルシス的な感情プロセスに引きずり込むことは、むしろ健康の回復を阻害すると指摘している。カタルシスでは、ヒーリ ングで入れてもらったエネルギーやクライアント自身の生命エネルギーも一緒に吐き出され、本来なら肉体を養うことに使われるこれらのエネルギーが、奪われ てしまうからだ。

 第3チャクラの基本的なヒーリングは浄化とバランスだ。

 ハンズオン・ヒーリングでは、第2チャクラと第4チャクラに十分な量のグラウンディングされた(肉体に近い周波数の)エネルギーを流すことで、第 3チャクラは自然に浄化され、バランスされる。その後、必要に応じて副腎をチャージし回復させるといったステップを加えることもあるが、これはケースバイ ケース。

 明晰でバランスされた第3チャクラをもつヒーラーにキレーションなどのヒーリングを受けると、頭がすっきりと冴えて意識の目覚める感覚が経験できる。

 自分でこのチャクラのメンテナンスをするには、やはりバランスを目指す。

 まず、自分は知性型か情緒型かを見分けておこう(自分で決めるより、複数の家族や友人に訊いてその意見を総合するのがよい)。

 その上で、知性型の人は、あらゆる物事や人間関係を分析的に見る癖を修正して、感情と直感を育てるように努める(第3チャクラのコントロールを緩 め、第2チャクラや第4チャクラとバランスさせる)。情緒型の人は知性を磨き、分析的に物事を考える能力を育てていく(第3チャクラを発達させ、第2チャ クラや第4チャクラとバランスさせる)。

 大部分の現代人は、外から入ってくる情報や刺激の量がすでに多すぎるので、意識的に取捨選択してインプットの量を調整することも大切だ。

 肉体面からは、食べ過ぎ傾向のある人はそれを修正する。またアドレナリンの放出をおこさせる刺激物(カフェインなど)のとりすぎを止める。十分な量の睡眠も大切。

 都会に住む人や、仕事をもって働いている人では、なんだかんだ言って第3チャクラを使い、ストレスをかけることを余儀なくされるので、定期的に緑の多い自然の中や「ほっとできる」場所で時間を過ごすのも欠かせない。

 気分の安らぐ環境の中で、何もせずにぽーっとする時間を作ったり、目を閉じて、「頭の中の不安や心配事を手放す」「大きな力に任せて、すべてのコントロールを手放す」といったメディテーションやイメージ化をするのもよい。

 フラワーエッセンスの中にも、消化と統合を助けたり、第3チャクラをバランスさせるなど、助けになるものがいろいろある。

 第3チャクラがその本来の持ち場を思い出し、他のチャクラと協調して働けるようになることは、日常生活をよりよく生きていくためにも、そして高い自己がこの世界で成し遂げたいと考えていることを現実的な形で実行していくためにも、欠かせない。

エネルギーの海 スピリット通信』2008年7月17日号(vol. 19)

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March 27, 2008

第4チャクラ(ハート・チャクラ)とアストラル界

 アストラル界への扉は第4チャクラ、ハート・チャクラだ。

 第4チャクラが、物質・肉体につながりの深い1・2・3のチャクラと、精神的領域とつながりの深い5、6、7のチャクラをつなぐ場所に位置していることを考えると、それはごく自然なことに思える。

 アストラル界では、人が考えていること、感じていること、他の人に向けられる思念などが、色や形、エネルギーの強弱などをもって現れ、アストラ ル・レベルに知覚の開いている人は、それを感じることができる。アストラル・レベルに感覚を合わせたヒーラーは、それをオーラフィールドの色や形、密度や テクスチャー、流れの方向などとして知覚する。

 習慣的な思考や感情のパターンが一種の疑似生命のようになったものを、神智学では「思考体」「想念体」と呼んだ。同じものをギリシャのヒーラー、ダスカロスは「エレメンタル」と呼んでいる。

 「思考体」「想念体」を、シャーマンや呪術師などはより象徴的な形で知覚する。象徴のとり方は文化背景に影響されるが、多くの文化で蛇の形を借りることが多いのは、面白い。(なお「思考体」「想念体」は、いわゆる「亡くなった人の霊」とは別である。)

 また人間同士の間に流れるエネルギーのストリーマーや、チャクラとチャクラを結びつける人間関係のコード(絆)も、アストラル・レベルで見ることができる。

 人間関係に伴って結ばれるチャクラ・コードについては、バーバラ・ブレナンの2冊目の著書『癒しの光(下)』に基本的な記述がある。私自身はコード・ヒーリングを専門にするヒーラーではないが、詳しく学びたい人には、ディーン・ラムスデン講座トレーニング・プログラムがある。

 アストラル界について、またハート・チャクラの機能と肉体の健康の関係については、次号以降でさらに書く。ハートの力、アストラル界の現象、そして肉体レベルの心臓と筋肉系の対応は、私にとって興味の尽きない、とてもおもしろい領域だ。

エネルギーの海 スピリット通信』2008年3月27日号(vol. 18)

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目に見えない影響 物理的、心理的

 目には見えなくても、私たちの体調や気分、感情の波や頭の冴え方などに影響を与えるているものは、たくさんある。

 まず物理的に測定できるものでは、高周波や超低周波。自分の体に合わない高周波や超低周波に集中的にさらされると、敏感な人なら、いらいらした り、集中力が落ちて考えをまとめづらかったり、頭痛や疲労を感じたりする。オーラフィールドが電磁場であることを考えれば、こういった影響はあって当たり 前。これは、目には見えないが物理的に測定可能な電磁波が、肉体、生体エネルギー、オーラフィールドに影響を与える例だ。

 心理学に目を向ければ、「無意識」「深層意識」といったものがある。目には見えず、機材で測定することもできないが、人間の行動や感情経験を通して表れ、精神科や心療内科の精神分析治療や心理療法も、これらの存在を前提にしている。

 「無意識」や「深層意識」の存在が医学の分野で受け入れられているのは、科学の方法論による。「無意識」や「深層意識」が存在すると考えること で、人間の行動や感情経験がよりわかりやすく、一貫性のある形で説明できる。そしてその方法論に基づく治療や心理療法で、人々が心の病などから回復してい くという実証的な事実がある。

 最初にフロイトが「無意識」や「深層意識」といった考えを導入し、精神分析という治療法を提唱した当時は、あちこちから激しい批判を受けた。だが 100年後の今、それは確立された精神医学の知識になっている。フロイトの精神分析学とユング派などその流れを汲む流派は、心理学や精神医学を始め、文 化、芸術や社会科学、そして精神性の分野にも大きな影響を及ぼしている。

 

目に見えない世界 意識と物質のはざま

 それでは、人間の魂を含む「目に見えない世界」(「霊的な世界」)の存在については、どうだろう。

 「目に見えない(霊の)世界」と向かい合うにも、「物理的立場」と「心理学的立場」の大きく二つの立場がある。

 「物理的立場」は、「霊的世界」も、外の世界に実際に存在するという立場。つまり「魂」「亡くなった人の霊」「スピリットガイド(守護霊)」など を、自己の外に物質的に存在するものとして考える。この立場をとる研究者は、たとえば、人が亡くなる前と後で体重を計り、その差から、生理的に失われる水 分やガスなどの重さを差し引くことで、「魂の物理的重量」を計ることを試みたりする。

 「心理学的立場」は、それらを心の中の内的な経験として見る立場。「魂」や「スピリットガイド」などを、自己の内的経験として解釈する視点だ。た とえば「スピリットガイド」は、「自己」の中の高く賢い視点をもった部分(「高い自己」)、またはアーキタイプ心理学で言う「賢者」であって、ガイドとの コンタクトといった現象も、こういった内的経験が投影されたものだと理解する。

 霊の世界を文字通り現実のものとして解釈するか(「守護霊は存在する」)、内的世界の経験として解釈するか(「守護霊として経験されるのは、自己の中の高い部分」)は、精神性の立場からは、実は、白か黒かのように互いに相いれない視点ではない。

 神智学では、スピリットガイド(霊的導き手)を「Inner Teacher」(内的教師)、目に見えない世界やアストラル界を「Inner Realm」「Inner Plane」(内的な世界、領域)などと呼び習わす。

 実際、アストラル界(オーラフィールドの第4レベル)と呼ばれる領域では、自分の内面の経験と外の世界や現象の区別が限りなくあいまいになり、あ る意味、意味をなさなくなる。これは神智学以外にも、多くの精神的教師や霊媒たちによって言われ、また伝統的なシャーマンや呪術師などの経験を分析しても 察っせられることだ。

 シャーマンや呪術師たちは、アストラル界で作業(ヒーリングや祈祷、呪術)を行い、その結果は、物質世界に現れる。それは別の視点からは、自己の 内的世界で作業を行い、その結果が外の世界に現れることになる。このことを理解するのは、アルケミーの方法論について理解するためにも重要だ。

 中世ヨーロッパのアルケミストの一部は、アルケミーを完全に物質レベルのことと理解し、いわゆる「錬金術師」として、物質レベルで卑金属を金に変 容させる方法を探すのに熱中した。他方ユングは、アルケミーの伝統や象徴をすべて心と内的世界の経験に還元し、アルケミーのプロセスは魂の変容プロセスの 象徴であるとした。

 だが、アルケミーとはその両方なのであって、どちらか一方を無視しても全体像が見えなくなる。我々が宇宙の一部である限り、内的宇宙と外的宇宙の間には切れ目はなく、ただそれは我々の肉体と自我という薄い浸透膜によって、仮に区別されているに過ぎない。

 この肉体や自我という「個」の境界が緩むのがアストラル界であり、だから私たちのハート、第4チャクラは、内的世界と外的世界の間の扉となる。私たちのハートが、自分以外の生命に向かって大きく開かれる時、同時に「目に見えないアストラル世界」への扉が開かれるのだ。

エネルギーの海 スピリット通信』2008年3月27日号(vol. 18)

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October 19, 2007

ハワイ 島の個性と四大元素

ハワイの面白さ

島の個性と四大元素のエネルギー

 ハワイに移り住んで5年になる。ハワイは言わずと知れた、日本の人たちにもっとも愛されるヴァケーション先。

  ヒーラー&エネルギーワーカーである私の視点からは、ハワイ諸島の自然のきわだった恵みは、四大元素のエネルギーの表現が豊かで、しかもそれぞれの島に非 常にはっきりとした個性がある点。そして訪れる人は、自分のエネルギーと島のエネルギーの相性を、とてもわかりやすい形で経験できる。

  ハワイの複数の島を訪れたことのある人には、みな「自分の好きな島」がある。これは実にはっきりとしていて、とても面白い。

 友人たちに聞いても、「好きな 島」がはっきり決まっていて、それ以外には興味を持たない....というより、「あまり好きでない」とさえ言う。マウイ島の好きな人は、ハワイに来る時は 必ずマウイに戻ってくる。そしてカウアイ島やハワイ島はあまり好きではない。しかしハワイ島の好きな人は、やっぱりハワイ島でなければダメだと言う。

  こういったはっきりとした反応が出るのは、島のアーキタイプ的個性が非常にはっきりしていて、それが島のオーラ(エネルギー・フィールド)と自然環境にも 反映されているからだ。
ハワイの主な島々には、とてもわかりやすい形で四大元素やチャクラの分類を当てはめることができる。そして人は、自分と相性のよい 島に引かれていく。

 「相性」には二通りあって、「自分のエネルギーの個性と似ている」場合と、「自分に足りないものを補ってくれる」場合がある。

 オアフ島には州都ホノルルがあり、商業と交通の中心で、いわばハワイ諸島の知性と自我、まわりの世界とのインターフェイス=第3チャクラの働きを担う。

  他の島と比べて明らかに早い、活動や時間のリズムは、第3チャクラ(黄色)のエネルギーの周波数パターンが小さく小刻みなことにも対応している。

 この島はま た風の要素に対応し、これもオアフのリズムと動きの早さ、活動性などと対応している。(もちろん、ハワイ基準でのリズムの早さだから、東京のようなハイ パーな第3チャクラ都市と比べれば、ずっとまったりしているが。)

 諸島の中でも一番若く、今も溶岩の流れ出る活火山のあるハワ イ島はもちろん、諸島の第1チャクラ(赤)と第2チャクラ(オレンジ)。

 今も火口から流れる真っ赤な溶岩は、鮮やかなクンダリーニのエネルギーを思わせ る。活火山を中心にした激しい火の要素と、それを取り囲む驚くほど穏やかで澄んだ水という、とてもアルケミー的にダイナミックな要素が経験される島だ。

 行けども行けども優しい色の緑に覆われ、穏やかでオープンなエネルギーのマウイ島は、もちろんハワイ諸島のハート・第4チャクラ(緑)。ここで経験されるのは、豊かで軽やかな大地の要素だ。軽やかで開かれたハートのエネルギーを経験するには、多分一番向いている。

  カウアイ島も深く美しい緑でおおわれているが、諸島の中でもっとも地質年齢が古いためか、この島の自然には一種の気高さ、荘厳さがある。ここでは第4チャ クラ(緑)でもその高い領域、そしてとくに第5(青)、第6(紫)の高いチャクラの要素が経験しやすい。

 四大元素は高いバランスで見事に調和していて、個 人的には一番好きな島だ。

 ハワイでのリトリートを毎年、島を変えて行うのも、一つにはこういったチャクラと四大元素の個性を豊かな自然の表現を通して経験して欲しいという思いがある。(ブログ記事「ハワイ島リトリート:水の恵み、火の恵み」)

エネルギーの海 スピリット通信』2007年7月7日号(vol. 14)

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住む場所と自分のオーラ(エネルギー・フィールド)の関係

自分のオーラ(エネルギー・フィールド)と土地の相性

 先号で、土地のオーラ(エネルギー・フィールド)の基本的な要素について説明した。また、人のエネルギー・システム(オーラ・フィールド)には個性があるので、それぞれの人にとって住むのに理想の場所は異なり、「どんな人にも完璧な場所」というのはないことを説明した。

  「空気や水のきれいな場所」といった、すべての生命を支えてくれる条件はもちろん、みんなに当てはまる。

 だが、「山の上か海の近くか」「雨の多い場所か乾 いた場所か」「都市か田舎か」かといった選択は、簡単にどこがいいとは言えない。自分自身のオーラの要素やバランスと、そこに住むことで「何を得たいの か」によって、答えは違ってくる。

 自分にとって最良の住み処(すみか)は、自分の個性、体質、そして魂のニーズに合う場所、まわりの環境が自分の心と体にエネルギーを与え、あるいはバランスさせてくれる場所。これは、内的な要素と外的な要素の関わりから理解していくことができる。

チャクラ、エネルギーとアルケミーの四大元素

  人の気質と体質には、生まれついての個性、エネルギーの要素とバランスがある。気質はもちろん「気(エネルギー)」の質だ。

 人間という小宇宙の中のエネル ギーの質とバランスについてわかりやすく理解するために、昔の人はそれを自然の中の元素に対応させた。
エジプト・アルケミーの四大元素、チベットの五大元 素、中国の五行、アユルヴェーダの五大元素などだ。

 ここではエジプト・アルケミー系の四大元素を使って話していこう。この体系では、火・水・風(空気)・大地の四つを象徴として用いる。

  例えば、自分の中で四大元素の3つが強く、1つだけが少ないか欠けている場合、その足りない要素を補ってくれるような場所に住むと、心身がバランスされ、 日常生活もずっと安定したものになる。そういう場所に住むことが難しい場合は、定期的に訪れて時間を使うだけでもずいぶん違う。

  例えば、火・水・風の要素が強く、大地の要素のほとんどない人。この場合は自然の近く、森、山や谷など、大地のエネルギーを肉体にしっかりと感じさせてく れる場所に住むか、できるだけ時間を使うようにすると、自分自身をグラウンディングさせ、生活や人間関係を安定させる助けになる。

  水の要素が少ない人なら、海、川、湖などのそば。体質的に湿度が苦手でないなら、雨の多い場所もいい。水の要素の少ない人は感情がドライな傾向があるが、 こういった場所に住んだり時間を過ごすようになると、自分の感情を自然な形で感じ、またそれを流したり浄化する助けになる。オーラにもしっとりとした潤い (感情性)や色味が加わるようになる。

 逆に水の要素が非常に多い人が水の近くや湿った場所に住むと、おそらく感情的になりすぎ、生活や対人関係が流動的になり過ぎて不安定になる可能性が高い。

  風の要素の足りない人なら、軽やかに風の吹くところ、広々とした場所や、空気の自由な流れの感じられる場所。

 大地の要素が強く、風の要素の少ない人のオー ラは重たく、動きや変化がゆっくりな傾向がある。こういった人が風や空気の伸びやかな質の感じられる環境で過ごすと、オーラも伸びやかに広がりやすく、と くに人生の転機などに変化を通過していのが容易になる。

 火の要素の足りない人は、乾いて暖かな場所や、太陽の恵みのよく感じられる場所、といった感じだ。

  それぞれの人のエネルギーと体質の個性とバランスについては、漢方と気学(中国占術)や、アユルヴェーダに馴染みのある人なら、そちらの体系を使ってもい い。これらはいずれも、内的な要素と外的な要素、内宇宙と外部の世界を対応させるためのシステムで、広い意味でのアルケミー(宇宙と人間の関係を、自然の 法則性から理解する学問)である。

 アルケミーに基づいた自然現象の読み方や、アルケミーとチャクラ・システムに基づいた人間の個性の理解、自然環境との対応と調和については、「古典神学とアルケミー学」の講座(夏の集中研修やリトリート)で もとりあげる。

 とりあえず自分のエネルギーの傾向性を知りたい人は、誕生時の占星図(ホロスコープ)を算出し、その中で四大元素のバランスを見ればよい。

 占星図はインターネットで探せば、無料で出してくれるサービスがたくさんある四大元素の割合もいっしょに算出してくれるプログラムもある。

魂のニーズに合う場所

  自分にぴったりの場所に運良く巡り合えた時、私たちは体全体でそれを感じる。

 その土地に足を踏み入れた時から、肌にしっくりくる感じがする。土地のパルス (脈)と時間のリズムが、自分の体と感情のリズムに呼応し、ほっとし、リラックスできる感覚がある。なぜか理由はわからないが、「馴染みのあるところに 帰ってきた」という感じがすることもある。

 こんな場所に何日か滞在すると、それだけでも自然に心身の調子がよくなってくる。エネ ルギーがオープンになり、とりわけハート(第4チャクラ)が開いて、見るもの聞くものをより開かれた視点から経験することができる。

 これまで気かずにきて いた自分の感情を素直に感じたり、体の声に耳を傾けるのも容易になる。

 魂のニーズに合う場所では、心と体が自然のエネルギーでいっぱいに満たされる。そして心身が自然からのエネルギーで満たされる時、私たちは、内から湧き出る「充実感」「幸せ感」をも感じる。

 ところで、田舎や山の中だけが、ある人にとってニーズを満たしてくれる場所とは限らない。

  東京やニューヨークシティのような大都市がぴったり合って、幸せに住んでいる人たちも私は知っている。こういった人たちにとっては、大都市のもたらす第3 チャクラの刺激作用が、活動性を保つための適度な刺激になり、大都市ならではの物質的な便利さ、豊かさが、ハート・第4チャクラを満たしてくれているよう だ。

 それでも、どれほど都会の環境に適応した人でも、時々は豊かな自然の中で過ごすとが大切だということは、誰でも知っているだ ろう。どれほど物質的に便利で豊かでも、都市の人工的な環境は、大自然が与えてくれるような形で私たちのオーラ・フィールドをチャージすることはできない からだ。

 環境が理想的であるためには、そこが自分にとって好きな場所であること(内的条件)と、実際に自分の個性・体質に合うエネルギーをたっぷり与えてくれる場所であること(外的条件)の、両方がそろっていることが大切だ。

エネルギーの海 スピリット通信』2007年7月7日号(vol. 14)

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土地のオーラと人間のオーラ(エネルギー・フィールド)

土地のエネルギー・フィールド(オーラ)

 生きているものにはすべてオーラ(生命エネルギー・フィールド)がある。これは人間も動物も同じ。

 しかしオーラの質、色、大きさ、強さ、流れ方などの組み合わせには、一つとして同じものはない。それはオーラが、それぞれの生命の個性と生命力、現時点での健康度の表現だからだ。

 前号でこう書いたが、土地や国にも同じようにエネルギー・フィールド(オーラ・フィールド)がある。そしてそれは、そこに住むすべての生命に影響を与えている。

  土地のエネルギー(オーラ)は、その土地や「圏(スフィア)」自体の基本的な性質と、そこに育つ植物や動物のエネルギーの総和、そしてそこに住んだり活動 する人間のエネルギーが織り合わさって構成される。数えきれない要素からなるエネルギーの織物にも、あるいは大小無数の楽器で構成されるシンフォニーにも たとえられる。

 土地そのものの基本的なエネルギーを構成するのは、地球上の位置関係、気候と地理条件など。それに、いわゆるレイラインや、風水では「龍脈」などとして知られるエネルギーの流れがある。

 

土地のオーラに影響を与える要素

磁場、レイライン、気候と地理条件

  地球上の位置というのは、北半球か南半球か、緯度と経度、両極や赤道への近さなど。エネルギー・フィールドは基本的に電磁場であり、地球自体の磁場の影響 を受ける。また南半球と北半球では、チャクラの回転が逆方向になる。

 現在、地球の磁北が少しづつずれ始めているが(やがてアラスカからオーロラが消え、代 わりにシベリアやヨーロッパで見られるようになると予測されている)、こういった変化も、明らかに我々のオーラ・フィールドにも影響を与えると考えられ る。

 近代に「レイライン」として知られる大地を走るエネルギーの流れを、古代の人は体感的に感じとることができた。

 このエネルギーのラインの中で比較的大きなものは、人間で言えば経絡に当たる。それが複数交わる地点がいわゆる「パワースポット」で、これは人間で言えばツボのよう なもの。イギリスのストーンヘンジや世界各地の神殿、宮居など、古代からの聖地は、まず間違いなくこういった自然のパワースポットの上に建造されている。

 現代でも、中国の黒帽派などのように古典的な形で訓練されている風水師は、土地の形などから、こういったエネルギーの流れを読むことができる。また、ペンデュラムを用いてこういったラインを読むダウザーたちもいる。

  気候は、熱帯、温帯、寒帯といったおおまかな分け方もできるが、大陸か半島か島か、内陸か海の近くか、平地、谷あい、山の上かといった土地の形、高度(海 抜)、気温や湿度、雨量、風向きなどと、季節の変化のパターンからなる。

 気候が穏やかな土地では、エネルギーのパターン(オーラの基本性質)もはやり穏や かで、気候が厳しい土地では、エネルギーのパターンも強くはっきりとしている。

 高い山の上では、第6チャクラや第7チャクラなど 上位のチャクラの働きが活発になる。同時に地表レベルの、いわゆる「世俗的」なエネルギーの影響が薄れることもあって、意識の高い領域にアクセスしやすく なる。聖地の多くが高い山の上にあり、また高い場所では内省やメディテーションがしやすいのは、このこととも関係している。

 海は逆に、我々の肉体(第1チャクラ)や感情(第2チャクラ)を潤し、滞りを押し流して動きを作り出し、生命の本源の感覚を目覚めさせてくれる。

 こういったたくさんの要素が幾重(いくえ)にも重なり、その上に動植物の性質などが編み込まれて、それぞれの土地や圏に固有の性質が生まれる。

  固有の個性をもって長く維持されてきた一つの圏には、かつて神智学者によって「土地のデーヴァ」、日本でいえば「山や谷の神様」と呼ばれたような、はっき りとした性格を持ったパワフルなエネルギー存在がいることもある。「○○山のデーヴァ」「○○谷の神様」といったようなものだ。

 土地のデーヴァの記述については、ジェフリー・ホドソンなど、20世紀はじめの神智学者の研究が優れている。

 

土地ごとの個性

 温暖な気候や優しい四季に恵まれてきた土地なら、土地自体のオーラも基本的にやはり穏やか。気象条件が厳しく寒暖の差の激しい土地なら、エネルギーの性質もきっぱりとして明暗のコントラストが強く、それはそこに住む人々のエネルギーの性質にも反映される。

  暑く乾いた土地では、暖色の第1チャクラ(赤)や第2チャクラ(オレンジ)が刺激されてよく発達する傾向がある。第1チャクラの生命力が刺激される場所で は、人間や動物は肉体的に強くたくましく育ち、第2チャクラが刺激される場所では、情熱的な性格や行動性が生まれる。アフリカや中近東などはこの例だ。

 ただし北極・南極、アラスカなどのように極端に寒い土地では、逆の形で第1チャクラの生存本能が刺激され、これはこれで独特のたくましさと耐久力を生み出すようだ。

 気候が穏やかな温帯では、生存レベルのニーズを満たすことにエネルギーをあまり消耗しないので、人々は比較的早くから第3チャクラの知性や社会性面を発達させる傾向があるように思う。

  気温の高い土地でも、湿度が多く緑の豊かな土地になってくると、第4チャクラ、ハート・アストラル系のエネルギーが主要なパートを占め、そこに住む人々も 包みこむようなハート系のオーラをしていることが多い。情が深く、なんでも受け入れてしまう懐の広さがある。緑はもちろん第4チャクラの色だ。

 ハワイなど太平洋の島々、バリやインドネシア、フィリピンをはじめとする南アジアや、ブラジルなど中南米の国々はこの例。日本で言えば、沖縄は、本州に比べて第1チャクラの赤の生命力と、第4チャクラの緑のハート・エネルギーのまさる土地だと思う。

 気温がそれほど高くなくても、しっとりと鮮やかな緑で包まれた国は、やはりハート・アストラル系の印象が強い。ヨーロッパで言えば、人々の情感が濃く、同時に目に見えない世界との交流譚や妖精伝説が非常に豊かなアイルランドだ。

 ただし人間の性質を理解するためには、極端な単純化をしてはいけない。例えば日本みたいに穏やかな気候帯に住んでいても、激しい性格の人はいる。これは性格の形成にはもちろん、魂の持って生まれた個性、遺伝や家族環境など、多数の要素が関係しているからだ。

 それでも全体として日本人のオーラを観察し、気候の激しい土地に住む人々と比べた場合、日本人全体のオーラの穏やかさ(平均的なオーラのデリケートさ、バウンダリのファジーさ、色目の淡さなど)は疑いようがない。

 

土地のエネルギーと人間のオーラ

  土地のエネルギーが、どう我々のオーラとエネルギー、心身の健康に影響を与えるかを理解するには、自然環境の中の元素(エレメント)に目を向けることもで きる。例えば空気や風の質、水との関係などだ。風では、強さや吹く方向、季節ごとの変化のパターン。水では、湿度、降雨量、海や川、池などがそばにあるか など。

 きれいな空気、風や雨は、土地自体やそこに住む人間のエネルギー・フィールド(オーラ)をきれいに保つのに役立つ。雨上がりのすがすがしさや、嵐や台風のあとの何もかもが浄化され切ったような感じを思い出してみるといい。

 森林浴の効果の一部は、樹木の発生するマイナス・イオンに関係するが、雷雨の後などにもマイナス・イオンがあたりに満ちる。マイナス・イオンはオーラをチャージしてくれる。

 水はすべての生命現象の媒体だが、エネルギーと物質をつなぐ媒体でもある。

 スピリチュアリストや霊媒の間では、湿度の高い土地では、物質世界と目に見えない世界との壁が比較的薄いということが知られている。あるいは同じ場所でも、雨の日には霊とのコンタクトがとりやすい。

 また、フラワーエッセンスの生成で、水がエネルギーを保持する媒体として使われるのも、エネルギーと物質をつなぐエレメントとしての「水」の役割と関係している。

  こういう話をしてくると、「じゃあ、水の近くに住むのがいいんですね」などという質問を受けたりするが、自分の住む場所を選ぶのに何より重要なのは、自分 のエネルギーと土地のエネルギーの相性だ。

 「どんな人にも完璧な住む場所」などとというものはない。それははじめに書いたように、すべての人のエネル ギー・システム、オーラは、独自の個性とニーズを持っているからだ。

 「空気や水のきれいな場所」といった、生命を普遍的に支えてくれる条件はもちろんすべての人に当てはまる。

  だが、たとえば「乾いた場所と湿った場所のどちらがいいか」「水辺と山の上のどちらがいいか」といった選択は、その人のエネルギーの構成要素によって異 なってくる。漢方やアユルヴェーダでは、これをそれぞれの人の体質として理解し、アルケミーや占星術では、その人を構成する元素(エレメント)の組み合わ せとして理解する。

 例えば、体質的に水のエレメントの非常に強い人が水のそばに住んだりすると、かえって水の要素の過剰から体調 を崩したり、感情面で流動的になり過ぎたりする可能性が高い。感情や対人関係のバウンダリ(心理的境界)がファジーになり、月の満ち欠けに対応する感情周 期の波も激しく不安定になるだろう。

 だから大切なのは、まず自分のエネルギーの体質について知ること。

 自分の住む場所を選ぶということについて、次の号でもう少し詳しく話していこう。

エネルギーの海 スピリット通信』2007年5月18日号(vol. 13)

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October 18, 2007

オーラ(エネルギー・フィールド)とカリスマ

オーラとカリスマ、リーダーシップ

 人間や動物は、本能的に相手のオーラの大きさを感じとり、自分より大きなオーラの持ち主に従う傾向がある。

  「リーダーシップがある」と見なされるのは、通常、そのグループで一番大きく活力のあるオーラを持っている人だ。ただし日本では、見た目の活力(生命エネ ルギーの量)よりも、器の大きさを評価することもある。器の大きさとは、どれだけ多くのエネルギーを受け入れ、蓄え、緩衝し、いざという時に与えることが できるかで測られる。

 「カリスマ」というのは、エネルギーの視点からは、「オーラの大きい人(生命エネルギーのたくさんある 人)」のこと。アカデミックな定義で「カリスマ」の見本としてよくあげられるのは、ナザレのイエスだが、現代ではいわゆる「カリスマ系○○」と呼ばれる人 たちがよい見本。芸能人としてやっていくにも、一定レベルのカリスマ性は欠かせない。

 このカリスマ的なオーラを私たちは、「何か引きつけられる感じ」「思わず言うことを聞いたり、信じてしまいたくなる感じ」として経験する。

  子供でも、大人よりはるかにしっかりとしてパワフルなオーラをもっている子たちがいる。才能があって、「自分」というものをすでに自覚している子供たち は、カリスマチックなエネルギーを発している。彼らのオーラはしばしば大人のオーラよりパワーがあり、こういった子供たちを見た時、私たちはなんとなく 「大物になりそうだな」と思う。

 人が集団を作ると、グループ・オーラが形成されるが、強いカリスマ性のある人は、この集団のエネルギーを、自分の意志に沿って動かす独特の才能をもっている。

人間関係とオーラの大きさ

 圧倒的に大きなオーラはカリスマ性として感じられるが、普段の人間関係でも、オーラの大きさは重要な役割を果たす。

 基本的に、人間関係では、より大きなオーラをもった人が自分の言い分を通すことができる。対人間の力関係は、基本的にオーラの大きさの比較で決まる。

 また組織のオーラや家族のオーラといったものもあって、日本人はとくに自分の「肩書き」を介して組織のオーラをまとうことが多い。いわゆる会社や家族の「後光」効果だ。

 オーラ・フィールドの大きさは、その時々で変化し、とくに体調や感情に左右される。恐怖や不安感、相手に対する劣等感などは、オーラを縮こまらせる。

 他方、練習やメディテーションでオーラの大きさを大きく広げることもできる。ただしこれは一時的なもので、つねに大きなオーラを維持できるようになるためには、普段の生活を通して自分自身を変化させることが必要になる。

 お酒は私たちのオーラを広げる効果がある。ただしオーラ・フィールド内のエネルギーの量自体は変わらないので、つまりオーラ全体が広く薄くなる。そうなると自我や感情、身体感覚のバウンダリも薄くなる。これが、よっばらった時のさまざまな対人性の変化に関係している。

エネルギーの海 スピリット通信』2006年11月18日号(vol. 12)

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人間関係はオーラ(エネルギー・フィールド)の力学

オーラの大きさ

 生きているものにはすべてオーラ(生命エネルギー・フィールド)がある。これは人間も動物も同じ。

 しかしオーラの質、色、大きさ、強さ、流れ方などの組み合わせには、一つとして同じものはない。それはオーラが、その生命の個性と生命力、現時点での健康度の表現だからだ。

 子供のオーラは大人のオーラより小さい。

 健康な人のオーラは病気な人のオーラより大きく、密度と輝きがある。

 体が不調でも心が調和されている人のオーラは、色がきれいでスムーズに流れる。

 性格が自分勝手でも体が健康な人のオーラは、大きく強い。

 単純でおおざっぱな人のオーラは、色も流れも単純でおおざっぱだが、その分、パワーがある。

 強く大きなオーラを持っている人は、物質レベルで自分の欲しいものを手に入れたり引き寄せる力がある。

 繊細な人のオーラは色も質もデリケートで共感性にとむが、他のオーラへの影響力は薄い。

オーラのダイナミクス(力学)

 同じ色(=同じ周波数帯)や質のオーラは、「類は友を呼ぶ」式に引きつけあう。

 オーラの大きくパワフルな人と、それよりオーラの小さな人が出会った場合、つねにオーラの大きな人の考えや感情が場を支配する。

 オーラの大きな人とそれより小さな人を隣り合わせておくと、大きな人の感情や考えは、エネルギー・フィールドの共振作用で、オーラの小さな人に影響を与える。このオーラの共振作用は無意識のレベルで作用するので、深い影響がある。

  オーラのエネルギー(生命エネルギー)は、チャージ(オーラの電圧)の高い方から低い方に流れる。オーラのチャージに差のある二人の人が手をつないだり、 体をつけて回路をつなぐと、エネルギーは充実した方から充実度の低い方に流れる。(これがハンズオン・ヒーリングの基礎的な仕組みだ。)

 人が集団を作ると、グループ・オーラが形成される。このオーラはエネルギー・フィールドを介して、グループのメンバーの無意識の考え方や感じ方に深い影響を与える。

 などなど、これらはオーラ・フィールドのシンプルな仕組みと力学の例だ。

 エネルギーワーカーやハンズオン・ヒーラーは、こういったオーラとエネルギーの性質に意識的に気づいて、自分やまわりの人間、クライアント(依頼者)の生活や健康管理を、効率よいものにするために使いこなす。

エネルギーの海 スピリット通信』2006年11月18日号(vol. 12)

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October 17, 2007

オーラ写真の真偽、オーラと社会ネットワーク、霊視能力

 最近は「オーラ」という語が日本語のボキャブラリーに定着してきたようで、自分のような、オーラ (オーラフィールド、ヒューマン・エネルギーフィールド、生命エネルギーフィールド)で作業をするヒーラーにとっては、幾分仕事がやりやすくなってきた。

  他方で、オーラそのものは、大部分の人にとってはまだ「あることはわかるが」「目に見えない」「はっきりとはよくわからない」ものである。

 「オーラ」とい う色のある光がそれぞれの人間を包んでいて、そこからいろんな情報を引き出せるといったことには気づいても、自分でどうそれを感じたり、情報を得たらいい のかわからないので、いわゆる「霊能力者」「オーラリーダー(オーラを読む人)」のところへ相談しに行くことになるようだ。

  オーラ写真といったものをとってもらう人も増えている。(ちなみにあの類の写真に写っているのは、実際の「オーラ(ヒューマン・エネルギーフィールド)」 ではない。あれは手のひらの皮膚の電気抵抗をコンピュータで分析し、色に変換して、本人の写真の上に重ねているだけだ。)

オーラと社会のネットワーク

 それ に対して私の興味は、できるだけ多くの人にオーラ、チャクラ、エネルギー・レベルについて知覚を開き、理解し、そこに存在する情報にアクセスできるように なってもらうことにある。エネルギーについての基本的な知覚はすべての人が生まれもっており、成長過程でいったん閉じられたその能力も、開き直し、磨いて いくことが可能だと確信しているからだ。

 いずれはすべての人が、肉体の外見を見るのと同じように、ごく当たり前に相手のオーラ を見、内的状態について受けとめ、物質とエネルギーの両レベルで意識的にコミュニケーションできるようになる時が来ると思う。自分はそういった時代に向け て、準備をしているのだとよく考える。

 私自身、ある意味ではすでにそういった世界で生きている。友人や同僚の大半がヒーラーや 霊能力者、シャーマンといった、目に見えない世界と関わって仕事をしていく人間だからだ。また長年つきたってきた学生たちも、ごく自然に相手の感情や体調 を読むといった、世間では当たり前でないことが当たり前になる、そういった段階に来ている。

 こういった、オーラを含む目に見えないエネルギーの世界を、当たり前の生活の一部に統合していける人間が増えることは、仲間が増えていくといった感じで、うれしくもあり、頼もしくもある。

  そして、そういった人間がコミュニティや仕事のネットワークを形成していけば、より広い領域に開かれた感覚(全感覚、FEP)と、そこから得た情報やデー タを記述するための語彙や表現を共有することができる。そして、得られた情報やデータを集め、照らし合わせて、より客観的なものにしていくことができる。

  つまり、「オーラのレベルでこれこれこういった状態が観察された時には、肉体では/感情ではこういったことが起きている」といった観察をできるだけ多くの 人が行うことで、より客観的に、オーラやエネルギーを、人間理解や健康管理、病気治療のデータとして使っていくことができるようになるのだ。

 こういった認識が広まっていくにつれ、子供時代にエネルギーやオーラ・レベルの感覚を閉じさせて、無理矢理に物質世界に向けるような現代の教育方法についても、修正されていく時が来るだろう。

オーラと霊視能力

 ちなみに、オーラを見ることのできる人がすべて、幽霊やスピリチュアル・ガイド、自然霊などを見ることができるわけではない。オーラには肉体に近い第1レベル(エーテル体ダブル)から、はるかに周波数の高い第6、第7といった精神的なレベルまでがある。

 そして生まれついての霊視能力者やオーラリーダーで、追加の訓練を経ていない人では、知覚は特定のレベルにだけ開かれている。つまり、人によって、知覚できるレベルに得手不得手がある。

  いわゆる霊能力者の人たちが感じるのは、もっぱらオーラの第4レベル、アストラル界と呼ばれるレベルだ。ここには、下は幽霊、自縛霊系の存在から、上はア ストラル界の上位のガイドや自然霊(精霊)などまでがいる。夜寝ている間に体を抜け出て(幽体離脱して)旅するのも、もっぱらこのレベル。伝統的なシャー マンたちが仕事をするのもこのレベルだ。

 アストラル界は色が鮮やかなので、感覚を開いて経験するのに楽しいレベルではある。しかし意識が暗く重たい状態の時に、事故などで無理矢理この世界に知覚が開いてしまうと、あまり見たくないものに出会うことになる(笑)。

 アストラル界については、自分や同僚の経験からもたくさんおもしろい話ができるが、とりあえずまた。

エネルギーの海 スピリット通信』2006年7月8日号(vol. 10)

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July 27, 2007

日本語の語感:言葉とその本質にあるエネルギー

 スピリチュアリストとしての視点からは、人間の肉体には永遠に生きる魂が住み、魂の核には「内なる神」が在る。

  「精神」という言葉には、実は深い意味がこもっている。「精」はessence=本質、精髄、エッセンス。「神(しん)」はdivinity=すべてのも のの内に宿る悠久不変の神聖さ。つまり「精神」とは本来、この悠久不変の神聖さと、自分という固有の存在の本質が合わさったものと言うことができる。

  こんなふうに、漢語とやまと言葉で織りなされる日本語の言葉には、とてもおもしろい歴史と深い意味が含まれているし、また古い時代の日本人がよく理解して いたように、「言霊(ことだま)」が宿っている。言霊とは、言葉の「音」に宿る力で、それは肉体と物質世界を超えて作用する。

  これは、のどに位置する第5チャクラが、言葉と言語表現の座であると同時に、自分の人生と肉体の完璧な青写真(テンプレート)の保持される場所であること と合わせて考えてもおもしろい。目には見えず、なお物質レベルでその存在を測ることのできる「音」(サウンド)は、エネルギー世界と物質世界の媒介なの だ。

エネルギーの海 スピリット通信』2007年7月27日号(Vol. 15)

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水は感情の媒体(お風呂も)

 講座などで話をして、必ず参加者の間からどよめきの起きるトピックがある(笑)。

  それは、水は感情の媒体であり、感情エネルギーの浄化に役立つが、同時に感情やその他のオーラ・フィールド・エネルギーを吸収もするということ。

 自然の中 を流れる水では、これはそれほど問題にならない。流れていくうちに太陽光や自然の要素にさらされて、ネガティヴなエネルギーも分解されていくからだ。

  だが、風呂やプールなどになるとそうはいかない。

 風呂の水には、入った人の「気分」(エネルギーの状態)や感情エネルギーなどが吸収されて残る。それが強いものなら、次に入る人はもちろんその影響を共有する。

 家族が一通り入り終わった後の風呂の水には、その家族の感情の質とパターンが刻み込まれていると いっていい。

 だから、日本のように家族で風呂の水を共有するというのは、家族内の感情のパターンや質などを共有し合うという隠れた意味がある。

  若い女の子が「お父さんの入った後のお風呂には入りたくない」とか言い出すのも、一理ないわけではない。

 とくに思春期は、家族から精神的に独立し、「自分」のスペースと感情生活を築く時期に当たる。風呂の水の共有を通して与えられる家族の感情の影響から、本能的に自分を守ろうとしているわけだ。

 個人主義の西欧では当然のごとく、風呂の水は1人ごとに流して入れ替える。(まあ、風呂には入らずシャワーだけで済ませる人も多いが。)

  家族と感情を共有すること自体が悪いと言っているわけではない。

 ただ、背景で何が起きているか気づいていないと、つねに家族の無意識の感情パターンによって支配されることになる。それは例えば、家族全体のニーズを自分のニーズよりも優先する、無意識の行動といった形で現われる。

 しっかりと自己の中心点を確立した上で、意識的に家族との絆を経験したり強めたりするために風呂などを通して感情エネルギーを共有するのは、悪いことではない。

 日本人に好まれる家族との温泉旅行なども、意識的に用いれば、そのためのいい機会だと思う(笑)。

エネルギーの海 スピリット通信』2007年7月27日号(vol. 15)

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December 03, 2006

第2チャクラ、女性の体とエネルギー

 女性では、第2チャクラのオレンジ色は、生理が近づくと赤味を帯び始め、生理が始まると同時に赤色が降りて引いていき、オレンジに戻る。これは更 年期に入って生理が止まるまで続く。つまり、妊娠可能な年齢の女性では、大地から汲み上げる生命エネルギーの一部はつねに、新しい生命を生み出す準備に用 いられ、そして受胎が起きなかった時には大地に戻される。

 それはさらに言い換えると、閉経期に入ることで、女性はその生命エネルギーの100%をフルに自分のために使えるようになるということ。ところ が、日本を含む西欧文化圏の現代女性はこの仕組みを知らないので(というか、エネルギーのレベルで自分に何が起きているかを感じることもできないので)、 この余分の赤のエネルギーの熱を、いわゆる更年期ののぼせ症状として経験する。

 あるいは、それを第2チャクラの感情エネルギーをブーストするのに使って、「自己中おばさん化」する。(更年期に入って突然押し出しが強くなる女性がいるのには、エネルギー的な理由がある...。)

 しかし本来、この追加の赤いエネルギーは、額の第6チャクラ(いわゆる「第3の目」)まで上げて、それまで見えなかったことを見えるようになるために使うべきなのだ。そうして、女性は本当の意味での「智恵ある者」になる。

 古来、「おばあちゃんになる」というのは、そういうことだった。

 男性も女性も、歳をとることは弱くなることではないし、ましてやぼけることなどではない。歳をとることは賢くなること、若い頃には見えなかったものが見えるようになること。そしてそれは、とりわけ女性の場合、新しく開ける「目に見えない世界」の知覚を含んでいた。

 スピリチュアリズムの伝統でも、もっとも腕利きの霊媒はおばあちゃんクラスの女性だ。

 そしてだから、生理の開始をお祝いするのと同じくらい、生理の終わりをお祝いする儀式は大切なのだ。それは女性の肉体と魂が人生の新しい段階を始める、スタート・ポイントだからだ。ネイティブアメリカンの人たちは、このことをよく知っている。

エネルギーの海 スピリット通信』2006年2月7日号(vol. 8)

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オーラとチャクラの働き、第2チャクラ

 第2チャクラは、非常に大切なチャクラだ。これには二重の意味がある。

 一つは、このチャクラは免疫機能の中枢であること。

 もう一つは、現代人では、とくにこのチャクラの機能不良が目立つケースが多いこと。このことは、アレルギーからガンまで、さまざまな病気の蔓延と関係している。

 第2チャクラは、ちょうどおへその当たりに位置している。色はオレンジ。元気な人では鮮やかなオレンジ色だが、人によって色が薄かったり、濁っていたり、頭が感情に先行する人では、オレンジというよりは黄色に近かったりする。

 カリフォルニア大学ロサンジェルス校のヴァレリー・ハント博士の実験によると、ヒーラーや透視能力者は、950 Hzから1050 Hz帯域のエネルギーを「オレンジ色」として識別する。

 第2チャクラは、第4チャクラ、第6チャクラと並んで、もっぱらエネルギー取り入れるチャクラである。

 このチャクラは、何より免疫機能のキー・チャクラとして、リンパ腺や脾臓、腸の中のペイエル板などと結びついている。また腸そのものや、骨(骨髄をとりまく緻密質の部分)にも対応している。

 このチャクラが元気だと、体と心の両方に張りがあり、うるおいがある。オーラの第2レベル、感情体も軽やかで、きれいな色をしている。

 このチャクラの機能が低下していると、体も感情も乾いた感じ、枯れたような感じになる。枯れた状態が長く続くと、骨のエネルギーが薄く、骨そのものがもろくなる。骨粗鬆症などはその典型だ。

 第2チャクラの機能が低下すると、風邪など、免疫低下によって引き起こされる病気にかかりやすくなる。

 このチャクラが健康なら、免疫系も良好に機能している。敵と味方を適切に見分け、敵をやっつけることに抵抗がないので、細菌やウィルスが侵入して くれば、ただちに応戦して撃退する。他方、「自分は自分」という安定感から、かまう必要のない花粉や無害なタンパク質などは、放っておかれる。

 アレルギーは、体の免疫機能が過敏になり、花粉や乳製品やピーナツ、そばのタンパク質など、本来かまう必要のないものにまで過剰に反応する状態だ。こういった人では、第2チャクラの機能も乱れているし、感情面でもどこかゆとりのないことが多い。

 この免疫と第2チャクラの機能の問題は、自己感情や、自己のバウンダリ(境界)の状態と結びついている。

 「自分」というものがはっきりしていて、嫌なものには「嫌」とはっきり言える人は、オーラの感情体に強さがあり、免疫低下からくる種類の病気には なりにくい。仮に遺伝や生活習慣が原因でそういった病気にかかっても、感情エネルギーの乏しい人に比べて、ずっと回復しやすい。

 「自分勝手な人はガンになりにくく、また治りやすい」という本を書いている医師がいたが、オーラの視点からも、それには一理ある。

 ただし、このチャクラばかりをアンバランスに強めすぎると、まわりにとってはずいぶん迷惑な人になる。他人のニーズを無視して自分のニーズを満たすことを当たり前に感じる、自己中タイプである。

 オーラの中で、第1チャクラの赤と第2チャクラのオレンジがパワフルな人は、いわゆるカリスマ的な素養があり、他人に対する強い影響力をもってい る。しかし、第4チャクラの緑が薄ければ相手への共感力や同情心に欠けるし、5チャクラの青が薄ければ、自分を内省したり、精神的価値について考えること ができない。

 人間に7つのチャクラがあるのは、7つをそれぞれバランスさせることが大切だということ。物事にはバランスが大切!

 第2チャクラを整えるには、幾つかの方法がある。

 第2チャクラをきれいにするベストの方法は、週に3回、それぞれ30分以上、息が切れるような運動をすること。脈拍が120から130を越えるよ うな運動を20分続けると、オーラ・フィールドの全体がオレンジ色になる。この状態で、感情のゴミを燃やすことができる。汗をかくような運動をした後にす がすがしい気分になるのは、オーラも実際にきれいになっているからなのだ。

 うつ状態の人では、オーラが青く暗くなっているが、そういった場合にも、運動でオーラ・フィールドを活性化し、感情のお荷物を燃やしてしまうことは有益だ。アメリカでは、体を動かすことを鬱病治療の一環にとり入れている医師や病院が結構ある。

 また、太極拳や伝統的な気功、フラダンスやベリーダンスなどの腰を使って鍛えるダンス、フェンシングや乗馬など、腰を中心に鍛える運動も2チャクラの健康によい。

 内的なアプローチで大切なのは、「自分を好きになれること」。そして人から与えてもらう好意などを、快く受けとれるようになること。第2チャクラ が弱い人は、「受けとること」が、とにかく下手か、苦手だ。しかし、まわりから感情面での滋養を受けとれることが、第2チャクラの健康には欠かせない。

 まず、人から何かを(プレゼントでも、感情面でのサポートでも)与えられそうになったら、感謝して受けとる習慣をつけよう。

エネルギーの海 スピリット通信』2006年2月7日号(vol. 8)

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オーラの色の意味、国ごとのオーラの個性

 先号で「先進国で多く見られるオーラは黄色」と書いたので、もう少し国ごとの特徴を挙げておこう。

 オーラについては、いろいろな角度から観察例を挙げられる。その中でも、国と民族の特性と関係づけて見てみるのは、面白く、わかりやすい。

 現在のアメリカ、ドイツ、イギリスを始めとする西洋型の先進諸国は、基本的に黄色のオーラ(第3チャクラ)が優位な文化圏だ。

 これ以外にどこの国でも、知識人や学者、もっぱら知性や左脳を使って働く人たちは、目覚めている時間の大半を黄色のオーラで過ごしている。

 同じヨーロッパでも、スペインやポルトガル、イタリアなどの地中海諸国はハート(第4チャクラ)文化圏。アジアでは、バリやフィリピン。またブラジルなど南米の多くの国もハート文化圏に入る。

 ハート系のオーラは、緑とバラ色を基調に、温かく包み込むような対人性が特徴だ。ただし、細かなことには気がいかない(「気がいかない」=「エネルギーが向けられない」)。

 第3チャクラと第4チャクラの関係は「左脳と右脳の関係」だと言えば、わかりやすいだろう。

 ハート文化圏はまた、アストラル界(幽界)との境界が薄く、霊現象や「奇跡現象」を体験しやすい環境でもある。

 これに比較すると、同じアジアでも、中国や韓国はオレンジ色が目立つ。オレンジは第2チャクラの色で、オーラにオレンジ色の強い人は、自己主張がとてもしっかりしている。この意味では、アメリカもオレンジ色傾向がある。

 インドは宗教・精神性優位の第6チャクラ、紫色文化圏だ。

 中近東のイスラム諸国はオレンジと紫が基調だが、イスラエルは西洋先進諸国と同じ黄色圏。つまりオーラのレベルでも、アラブ諸国の熱烈な宗教性(紫)と感情性(オレンジ)が、イスラエルの論理中心(黄色)の文化と食い違っている。

 まったくオーラの色を共有しない相手とは、「周波数」があわせにくい。つまり、相手の考えていることが理解しにくく、感じていることに共感しにくい。

 現代の日本では、さまざまな色の頻度は地域によって偏りがあり、色自体が他の国と比べて全般に色目が薄い。これは、日本人が行く先々の国の文化やファッションに比較的簡単に染まる傾向と、関係しているように思う。

エネルギーの海 スピリット通信』2005年10月28日号(vol. 7)

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December 02, 2006

オーラ(エネルギー・フィールド)の構造

 先号で「食べ物の話をもう少し」と書いたのだけれど、その前にエネルギーとオーラフィールドについてもう少し話しておいた方が、色々な意味で話がわかりやすいと思うので、予定を変更して話を進める。

 オーラ、オーラフィールド、ヒューマン・エネルギー・フィールド(HEF)、生命(バイオ)エネルギーフィールド...現在ではいろいろな名前で呼ばれているが、すべて同じもの。フィールドとは「場」を意味する。

 オーラフィールド(オーラ)には、「構造」(作り)がある。それは異なる周波数のエネルギーの場が、「自分」という器の上に重なって存在し、エネルギーの流れ方に決まりやパターンがあることと関係している。

 例えば東洋医学で言う「経絡」は、人間の肉体にもっとも近いフィールド(オーラの第一レベル)をエネルギーが流れるパターンを示す。フィールド全 体がもちろん光の線で編まれたエネルギーの場なのだが、その中でもより多くのエネルギーが流れる、ちょっと太めの光の線がある。これが「経絡」だ。

 この光の線の上には方々に外部からのエネルギー(「気」「プラナ」)の取り入れ口がある。これが「つぼ」。オーラの第一レベルを指で感じとる練習をすると、つぼの存在はわりと簡単に感じとれる。

 オーラフィールドの中を走る光の線の地図は、インドやチベットの古典医学にもある。インドの体系では「ナディ」と呼ばれる。インドの古典医学ではさらに「チャクラ」という、エネルギーの中枢機能が知られている。

 オーラとチャクラについての知識が西洋にとり入れられたのは、20世紀のはじめ。おもに神智学や、その流れを汲む精神分野の活動家の間に広まっ た。チャクラの知識が西洋の体系にとり入れられる中で、伝統的な知識を西洋医学や生理学の知識と組み合わせ、チャクラが人間の心と肉体の健康に果たす役割 について考える流れが生まれた。

 この頃の神智学には、「透視能力者」と呼ばれる、さまざまなエネルギー現象を観察し記述することのできる人たちが多く輩出した。こういった研究家 の観察結果をもとに、チャクラやオーラについての知識が集められ、体系づけられていった。これらの知識と体系は、現在のハンズオン・ヒーリング(生体エネ ルギー・ヒーリング)の方法論の土台になっている。

 現在のハンズオン・ヒーリングは、この土台の上に、さらにチャクラとオーラフィールドについての膨大な量の観察や研究、臨床知識などが加えられて、より統合的なものになっている。

 ここではあまり研究史には立ち入らないが、その中でも、多数の臨床経験に基づいてチャクラとオーラについての理解を深め、ヒューマン・エネル ギー・フィールドについての知識を実際的なものとして広めることには、アメリカのヒーラー、ロザリン・ブリエール師(博士)が大きな役割を果たした。

 ブリエール師の生み出した「キレーション」と呼ばれるチャクラとオーラのヒーリング手法は、今では世界中のハンズオン・ヒーラーによって用いられている。

 ブリエール師のもとで学んだヒーラーの中には、もとNASAの気象学者だったバーバラ・ブレナンなどもいる。ブレナンは、ブリエール師から学んだヒーリング技術を用いる一方、チャクラの知識をさらに独自の視点で体系化し、本に著している。

 日本では「ヒーリング」と言っても限りなく曖昧なものだが、欧米では専門教育を受けたヒーラーによるハンズオン・ヒーリングは、生体エネルギー治療の手法の一つとして確立しつつある。

 エネルギー・ヒーリングの一つであるセラピューティック・タッチは、多くのアメリカの大学の看護科で正規に教えられている。また、デューク大学医 学部付属病院やジョンズ・ホプキンス医大付属子供病院といったトップクラスの医療施設が、ヒーリングと医学の併用リサーチを進め、あるいはハンズオン・ ヒーラーをスタッフとして受け入れるようになっている。
 (ちなみに専門教育とは長期のトレーニング、標準的には3年以上の期間にまたがるもので、週末セミナー系の類ではない。)

 次号からしばらく、オーラフィールドとチャクラについて、できるだけ普段の生活の中でも使えるような実用知識を含めながら話を続けたい。

 (物質自体がそもそもエネルギーのフィールド(場)の一形態...といった話に興味のある人は、参考書籍のリストにある『フィールド』あたりを読 んでもらうのがいい。この本はエネルギーと物質の関係について、最先端の科学知識を取り入れながら、非常にわかりやすく書かれている。)

(『スピリット通信』2005年5月5日号(vol. 4))

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December 01, 2006

オーラとチャクラの働き 第1チャクラ

 人間が自然のエネルギー(プラナ、「気」)をとり入れるためのもっとも大切なとり入れ口は、足のチャクラと第1チャクラだ。

  足の裏のチャクラは、普通に立ったり座った状態で大地に向かって開いている。素足なら、直接大地に触れるようになっている。このことからも、このチャクラと大地のエネルギーの関係の深さがわかる。

 第1チャクラは股間に位置し、やはり大地に向かって開いている。色は赤。ただし色目は、チャクラの状態や元気さ(エネルギーの充実度)によって異なり、濃く鮮やかな赤から力のない淡い赤、暗めの赤からオレンジに近いような赤まで幅がある。

 「チャクラの色が赤」あるいはヒーリングで「赤いエネルギーを流す」という時、それは可視域の(目に見える)赤い光を指しているわけではない。可視光線の赤と似た性質を持つが、より周波数のオクターヴの高いエネルギーだと考えるとわかりやすい。

 1988年のカリフォルニア大学ロサンジェルス校でのヴァレリー・ハント博士による実験では、オーラを見ることのできる人たちは、1000〜1200 Hz 帯域のエネルギーを「赤色」として識別することがわかっている。

 両足と第1チャクラからとり入れられる生命エネルギーは、もっとも基本的なレベルで肉体を支え、細胞を活性化する。大地のエネルギーを両足と第1チャクラからたっぷりとり入れることが、健康に、いつまでも若々しく生きるために欠かせない。

 太極拳や伝統的な気功などは、ごく自然にこれらのチャクラを開き、効率よくエネルギーをチャージするのを助けてくれる。フラダンスやベリーダンス などの腰を低くして(地面に近くして)鍛えるダンスや、エネルギーの活性化に焦点を絞った筋肉トレーニングも、同じくらい効果的だ。これ以外にも、すべて の運動は、これらのチャクラを強め、体に赤色のエネルギーをチャージする。

 第1チャクラの中枢は股間に位置するが、第1チャクラの存在や働きはその部分だけに限られているわけではない。

 脚全体や、下腹部にある生殖器や生殖腺の他に、骨髄や血液も第1チャクラと結びついている。また、肝臓や脾臓など赤色の強い臓器もそうだ(肝臓は消化器系の一部として第3チャクラとも関係し、脾臓はリンパ系の一部として第2チャクラとも結びついているが)。

 足や第1チャクラからとり入れられるエネルギーの量が減ると、関係するの体のパーツの維持や働きに影響が出る。逆に、関係するパーツのどこかに不調があると、それは第1チャクラの不調として表れ、ヒーラーや透視能力者によって感知される。

 そして第1チャクラを活性化、チャージすれば、効率よく、関係する体のパーツの調子をよくすることができる。例えば肉体の疲れといった軽い不調なら、即座に効果を感じることができる。

エネルギーの海 スピリット通信』2005年10月28日号(vol. 7)

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オーラの色の意味

 オーラの大きさや色、密度には、個人個人でさまざまな差があるが、他方、民族や文化、国ごとに共有される特徴というのもある。この特徴は、一つの 文化の中にだけ住んでいる人にはわからないが、エネルギーの視点からいろいろな国や文化を観察していると、自然と目に入るものだ。

 私たちのオーラの全体的な色は、どのチャクラがもっとも活発に働いているかに関係する。

 例えば1日の大部分を頭(左脳、知性)を使って生活している人のオーラは、全体に黄色っぽい。これは第3チャクラ(自我や知性の働き、左脳のデータ処理機能)の周波数域が、その人のオーラの基調になっているからだ。

 オーラがもっぱら黄色で他の色味に乏しい人は、頭はよく働いているかもしれないが、感情性に乏しく、乾いた感じがする。赤やオレンジがほとんどなければ、肉体の活力も乏しく、免疫力も低下し始めているかもしれない。

 多くの先進国では、人々のオーラは圧倒的に黄色を帯びている。これはアメリカ、ドイツ、イギリスなどの国でとくに著しく、日本でも、東京のような大都市で会社勤めをしている人にはやはり黄色が目立つ。

 他方、1日の大部分を精神的なことを考えて生活している人(例えば宗教のアシュラムや僧院に入っているような人)のオーラは、青みを帯びる傾向が ある。しかし注意が必要なのは、沈んだ青はまた鬱状態を示す色でもあることだ。青色だけで生活する状態が長く続くと、物質世界の経験に興味がなくなってく る。

 だから、オーラの色については、単純に「どの色がいい」といった尺度は存在しない。いつ見ても同じ色のオーラをしている人は、生活や人生経験も1つの領域や視点に偏っているのである。オーラの色はむしろ、その時々に応じて自由に流れ、変化するのが理想なのだ。

(『スピリット通信』2005年9月16日号(vol. 6))

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オーラとチャクラの働き

 オーラとチャクラの構造について、もう少し話を続けよう。

 チャクラには、エネルギーをとり入れるのがおもな働きのものと、エネルギーを送り出すのがおもな働きのものがある。

 「すべてのチャクラはエネルギーをとり入れる」と書いてある本もあるが、これがそうではないことは、実際にチャクラにエネルギー(生体エネル ギー、「気」)を流して、その反応を観察してみればわかる。チャクラの中にはエネルギーを自然に吸い込むチャクラと、そうでないチャクラが明らかにある。

 自然にエネルギーをとり入れる主なチャクラは、足の裏と、1、2、4、6のチャクラ。エネルギーを入れられるのを好まないのは3、5、7のチャクラで、これらのチャクラに無理にエネルギーを押し込むと、反発反応やエネルギーの逆流が起きる。

 反発反応やエネルギーの逆流は、時に強い感情反応や、体の不快感を伴う。この反応を漢方で言う「めんけん」のように考え、ヒーリングの効果が出ている証拠だと考える人がいるが、それは必ずしもそうではない。

 ヒーリングを受けるたびに強いネガティヴな反応があり、どれほど続けても肉体や感情の症状がいっこうに改善しないなら、行う側も受ける側も、そのヒーリングは本当に有効なのかどうかを考える必要がある。

 とり入れるためのチャクラにエネルギーを流してもらうのは、体に自然にエネルギーが吸収される感じがよくわかり、気持ちがよい。そこからとり入れられたエネルギーはスムーズに体全体に回り、オーラのチャージや浄化に目に見える効果がある。

 オーラが浄化されると、体感的に、すっきりした感じや、心身が軽くなった感じなどある。オーラがたっぷりチャージされれば、何より元気(=エネル ギー(「気」)が回復した状態)になった感じがし、人によっては深いリラックス感や、気分が上気した独特の「幸せ感」などを感じる。

 7つの主要なチャクラの中でも、第1チャクラと第7チャクラは、やや働きが特殊だ。第1チャクラには大地からエネルギーをとり入れる働きと、それ を体に送り出す働きの両方の機能がある。また、第7チャクラはすべてのチャクラとオーラのエネルギーを統合して、体とオーラの全体を包む「光のシールド」 を編む機能がある。

 足と第1チャクラからとり入れられるエネルギーは、肉体と、肉体にもっとも近いオーラの第1レベルを流れ、健康を支える。オーラの第1レベルは、 周波数も肉体に近く、肉体と一体だと言ってもいい。キルリアン写真に映るのも、オーラを見る練習を始めて最初に見えるのも、このレベルのオーラである。

(『スピリット通信』2005年9月16日号(vol. 6))

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オーラとチャクラ:太めの人の運動はなぜ続かない?

 肉体の若さや健康を維持するためには、運動が欠かせない。これはいうまでもないこと。

 そしてオーラフィールドとチャクラの健康を維持するために効果的で、しかもタダの方法がある。

 それは運動だ。

 普段からよく体を動かす人では、オーラのレベルでもゴミがたまりにくく、エネルギーもスムーズに流れる。体をまったく動かさない人では、いくらヒーリングでエネルギーの状態を整えても、その効果を維持することは難しい。

 「それはわかっているし、だから運動を始めてみるんだけれど、続かないんです」という人も多いだろう。

 運動が続かない理由には大きく二通りある。

 一つはとにかく体力がない。エネルギーの視点からはこれは、魂と肉体の関係が希薄で、肉体の中にいることが楽しくないか、苦痛だと感じている。そのために、体を動かすことの楽しさや爽快感、充実感を経験できない。

 チャクラでいえば、おもに第1チャクラの働きが弱いか、未発達。逆に6や7などの上の方のチャクラは多分活発に働いている。そして体をもって物質世界に住むよりは、自分の中の世界で暮らす方がずっと楽しいと思っているだろう。

 この場合には、上の方に偏っているエネルギーを下に下ろし、1や2のチャクラを強めて、大地と肉体とのつながりを育てることがポイント。その上で、楽しめる形で体を使える運動やスポーツを見つける。

 ヒーラーにエネルギーやチャクラをバランスしてもらったら、それを踏み台にして、実際に体を使い始めることが大切だ。それでこそ、ヒーリングの効果を本当に自分のものにすることができる。

 このパターンに当てはまる人はやせ形が多いが、そうでない場合もある。
 運動が続かないもう一つのパターンは、体に余分な脂肪をたくさんため込んでいる場合。

 生きることに伴うさまざまな経験は、私たちの細胞や組織に刻まれるが、とりわけ脂肪は感情エネルギーをため込む「干渉帯」だ。

 例えば普段の人間関係の中で、感情的に傷つけられたり、非常なストレスを経験する。それを発散したり流したりできればいいが、そういった通り道がない場合、感情は自分の中にため込まれる。脂肪組織はとくにこの役割を請けおう。

 嫌な感情は脂肪組織の中にためておけば、とりあえず感じないで済む。言い換えれば、ネガティヴな感情の処理を先送りにできる。

 しかし、運動を始めて、ため込まれた脂肪が燃え始めると、ためられていたネガティヴな感情も「解凍」され始める。解凍された感情は私たちの意識に昇ってきて、突然、今の自分とはまったく関係のない怒りや苛立ち、あるいは無力感といった感情が湧いてきたりする。

 長く体を動かしたことのなかった人が運動を始めて経験するのが、この過去のネガティヴな感情の再燃だ。多くの人はそれを反射的に運動と結びつけてしまい、「運動なんて、もうやだ」ということになる。

 だから、運動を始めて続けるこつは、始めてすぐの期間に感じるつらさやさまざまな感情反応は、自分の中で、過去から長くため込んできた感情のゴミを燃やしているのだと気づくこと。流す汗の一滴一滴は、自分がため込んできた感情の毒素を流し出してくれているのだと思おう。

 運動をして軽くなるのは体だけではない。私たちのオーラの感情体のゴミも燃やされ、すっきりとするのだ。

 そしてオーラが軽くなれば、そこに新しいエネルギーが流れ込むスペースが生まれる。つねに新しいエネルギーを取り入れ、流し続けること。それが自分の心と体を生き生きと保つ秘訣。

(『スピリット通信』2005年7月5日号(vol. 5))

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チャクラってなに?

 「チャクラっていったい何?」というあたりから話を進めていこう。

 「チャクラ」はインドの神秘学・古典医学の用語で、もともとは「輪」を意味する。オーラフィールドや生体エネルギー(「気」「プラナ」)を見る能 力のある人には、体の中心線に沿って7つの主なチャクラが光の車輪のように輝いているのが見え、古代インドの人はこれを「輪」と呼んだのだということは察 せられる。

 目で見ることのできなくても、オーラや生体エネルギーを手で感じとる練習をしてから、体からわずかに手を浮かせて体の中心線に沿って動かしていく と、胸の真ん中、太陽神経そう、下腹部といったあたりに、他より「密度の高い」場所があるのを感じることができる。この密度の高い部分の輪郭をなぞってい くと、おおまかにチャクラの形や大きさがわかる。

 手でチャクラを感じるための前段階の練習として、振り子を使ってチャクラを測定するという手法もある。これはチャクラのダウジングとも呼ばれ、大まかなチャクラの位置、大きさ、それを流れるエネルギーの量などを測ることができる。

 チャクラは、体とオーラフィールドを流れるエネルギーの中枢であり、また大地やまわりから取り入れられたエネルギーを変容する、トランスフォーマーだ。

 そして同時に7つの主要なチャクラは、私たちが自己と人生について理解するための鍵、象徴的な地図でもある。

チャクラと体のつながり

  チャクラはオーラ(エネルギーフィールド)のレベルにあるが、同時にチャクラは、いろいろな形で私たちの肉体と深く結びついている。

 チャクラと肉体の機能が互いに影響し合う一つの通り道は、分泌腺。7つのチャクラはそれぞれ主要な分泌腺と結びついている。

 基本的な対応は次の通りだ。

第1チャクラ(股間)=生殖腺(卵巣と精巣)
第2チャクラ(臍のあたり)=ペイエル板(腸や盲腸にあって免疫に関係)
第3チャクラ(胃のあたり)=副腎、膵臓
第4チャクラ(胸の真ん中)=胸腺
第5チャクラ(のど)=甲状腺
第6チャクラ(額の真ん中)=松果体、視床下部
第7チャクラ(頭頂)=下垂体

 この対応を見ると、とりあえず体の中の位置的な関係はわかるだろう。だがそれ以外にも、分泌線の働きとチャクラの働きを照らし合わせていくと、さまざまな象徴的意味合いが読みとれる。

 チャクラの働きが鈍ったり昂進したりすると、関係する分泌腺の働きが乱れる。それが長く続くと、肉体に影響が出始める。

 チャクラはまた、それが位置するあたりの内臓や器官と結びついている。チャクラの働きが低下したり停滞して、その状態が長く続くと、関係する臓器や体の部分の働きが落ち始める。そのまま放っておくと、やがて目に見える体の不調や病気につながる。

 チャクラやエネルギー(「気」)のレベルでバランスの乱れや停滞を感知でき、早めにそれに対処できれば、多くの病気はそれが肉体の病気になる前に 防ぐことができる。これは漢方の「未病」と同じ考え方だ。病気は肉体に現れる前、気や経絡、オーラとエネルギーの乱れの段階で治せるのが一番いいというこ と。

 ここで大切なのは、チャクラやオーラフィールド・レベルの不調は、それが長く続くとやがて肉体の機能に反映されるのであって、「チャクラが閉じている=即座にそれに対応する病気になる」という単純な図式ではないということ。

 逆に、チャクラやオーラフィールドでヒーリングを受けることだけが、健康をもたらす唯一の方法ではない。最良のアプローチはいつも、肉体とエネルギーの両面からのアプローチだ。

どうつながる?

 さて、オーラとチャクラは肉体と結びついている。オーラとチャクラは同時に、私たちの心とも結びついている。

 感じたり、考えたり、他の人間や生命と関係を結んだり、意志を使ったり、愛したりといった経験は、すべてオーラとチャクラの状態に影響を与える。

 つまり、オーラフィールド(ヒューマン・エネルギーフィールド)は、私たちの経験や内的生活が肉体に影響し、健康に反映されるための媒体なのだ。

 だから、オーラとチャクラの状態について知ることで、外面と内面、肉体と心の両方の状態について、知ることができる。チャクラは私たちの体と心の状態を読み解く鍵だ。

(『スピリット通信』2005年7月5日号(vol. 5))

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オーラ(エネルギーフィールド)を充実させる食べ物と水

 もともと「元気」とは、自分の「気(エネルギー)」が本来あるべき充実した状態、健康で満たされた状態にあること。その「元気のもらい方」には、直接的な形と間接的(リソナンス、共鳴作用的)な形の二通りがある。

 今回は直接的な形の中でも、食べ物を通してエネルギー(「気」)をとり入れ、オーラ(ヒューマン・エネルギー・フィールド)を満たすことについて、少し書いてみる。

 食べ物を食べるのは、物質的な視点からは、肉体を維持するのに必要なカロリーや栄養素、水分を取り入れるため。オーラと生命エネルギーの視点からは、食べ物を通して「エネルギー(気)」をとり入れるためだ。

 人間はいろいろな源からエネルギーを受けとる。

 大地のエネルギーやまわりの自然環境から直接とり入れるエネルギー。対人関係を通してやりとりされるエネルギー。そして食べ物や飲み物を通してと り入れるエネルギー。これらが自分という器の中で消化されて、自分のオーラフィールドの全体を形作っている。充実したオーラを維持するためには、たっぷり とエネルギーをとり入れられることが、まず必要だ。

 ここで言う食べ物の「エネルギー」は、栄養学で言うエネルギー、つまりカロリーや熱量ではなくて、生命エネルギー(「気」)のこと。

 食べ物に含まれる生命エネルギーは、たとえば野菜なら、その野菜が種子としてもっている基本的な生命力の強さ。そして育つ間に受けとった太陽のエ ネルギーや水の活力、土壌の豊かさ。それを育てたり収穫されるまでにかけられた農家の人の手間や思い入れ。調理する人の手間や愛情、真心。これらがすべて 目に見えないエネルギー(「気」)の要素で、つまり一皿の料理は、こういったさまざまなエネルギーの総和なのだ。

 自分のオーラフィールドが充実している人は、生命エネルギーの存在に敏感だ。
 こういう人は、エネルギーの充実した食べ物を口にいれた時、「おいしい」と感じる。逆に自分の体にとってよくないものを口に入れた時にも、それを感じとることができる。

 あるいは八百屋やスーパーの店先で、見栄えはいいけれども農薬や化学肥料を使って大量生産された野菜よりも、見栄えは不揃いでも減農薬や有機栽培で大切に育てられた野菜を見て、「生き生きしている」「おいしそう」と感じる。

 他方、都会暮らしや自然から切り離された生活が長く、普段からファーストフードやコンビニ弁当を食べつけているような人は、生命エネルギーを感じとる感覚自体が鈍っている。砂糖やニコチンに中毒状態の人もそうだ。

 また、慢性の病気で体力の落ちている人(オーラフィールドの小さくなっている人)も、感覚が十分に働かないことが多い。花粉症など免疫異常の状態の人では、感度に大きなむらがある。特定のものには過敏なくらい敏感で、特定のものに対してはまったく鈍感というふうに。

 エネルギーに対する感覚の十分に働いていない人でも、味覚を通して生命エネルギーの関係を感じとりやすいものがある。それは水だ。

 自然の湧き水や谷間を流れている清流は、生きている。こういった水を口に含んだ時、誰もが「おいしい」と思う。それは自然の中を流れる水が、生命エネルギーをたっぷり含んでいるからだ。

 それに比べると、水源から遠く離れた大都会の水道の水は、あまりおいしくない。そこに住んで普段からそれを口にしている人は慣れてしまってあまり考えなくなっているが、それでもたまにおいしい水を飲むと、そのことを思い出す。

 ペットボトルに入った水は、都会の水道水のようにカルキ臭く、あるいはかびくさくはないが、それでも自然に流れている水の生き生きした味はない。 長く売れずに棚に積まれているものなら、かえって水道水より質が落ちることもある。水道水は、とにもかくにも流れている。そして地方などできれいな水源か ら引かれた水なら、ボトルのミネラルウォーターなどよりずっと質のよいこともよくある。

 水のエネルギーは、「流れ、循環」する性質をもっている。それは水の行動を追ってみればよくわかる。水は海や地表から蒸発し、上空に昇って雲にな り、雨や雪として降り、川や湖に流れ込み、再び海へ、そして大気中へと、絶えることなく流れ巡っている。だから水は、流れているものが一番、生命力にあふ れている。

 すべてのものは、それがもっとも「そのものらしい」時(そのものの本質を表現している時)、生き生きとしている。そして生き生きとしている時、一番豊かに他のものにエネルギーを与えることができるのだ。

 これは人間も動植物も、それ以外の自然の要素も同じことだ。私たちは、自分が自分自身の本質に基づいて一番自分らしい時、幸せであり、健康でいられ、そしてまわりの人々や生命にもポジティヴな影響を与えることができる。

 水の本質が流れることだというのは、それが私たちの体の中で果たす役割を考えてもわかる。水は体の中を流れ、必要な栄養素を細胞に送り、不要なものが排出されるのを可能にする。水というつねに流れ続ける媒体がなければ、そもそも地球上の生命自体、成り立たない。

 水はエネルギーを溜めて運ぶ媒体でもある。水がエネルギーを受けとり溜める性質は、伝統的な風水などではよく知られている。部屋のエネルギーの制御に、水槽や瓶に入れた水などを使うのもこのためだ。

 フラワーエッセンスの生成も、エネルギーのインプリントを受けとり保つという、水の媒体としての性質を利用している。

 水は肉体の中で栄養素を送り届け、老廃物を排出させるだけでなく、エネルギーのレベルでも同じ作業をしている。水の滞りや不足は、だから、エネルギーの滞りも作り出す。

 ハンズオンヒーリングを受けると、その後に水をたっぷり飲むように言われるのも、ここから来る。体の中に長くたまっていた古いエネルギーや毒素が 放出される時、それは体の中の水分に吸い取られる。どんどん体の水分をどんどん入れ替えることで、古いエネルギーの排出を促すことができる。

 「水のおいしさは物理的に分析可能だ。一番おいしく感じられる水のミネラル量やpHを測定すればいい」と言う人がいる。こういう考え方をする人 は、例えば「なぜ森林浴に癒しの効果があるのか」と訊かれれば、「それは樹木の芳香成分に含まれているフィトンチッドのせい」と答える。そしてこの「フィ トンチッド」をアロマ製品や入浴剤に配合すれば、同じような効果が得られるはずだと考える。

 だが、森や林が私たちに与えれくれる癒しの効果がそんなものではないことは、実際に森の中を歩いたことのある人なら、誰でもわかる。あのしっとり と肌を包み、肺を満たす、森特有の澄んだ静謐な空気(「気」、エネルギー)は、どんなことをしても人工的には再現できない。それは何百、何千もの樹木と、 そこに棲む無数の生命によって支えられているものだからだ。

 森や林に足を踏み入れる時、私たちはその巨大なエネルギーフィールド(森のオーラ)の一部になる。そして自分だけでは決して感じることのできない 静けさ、深さ、豊かさ、時間の悠久さを感じることができる。そして自分は決して一人ではなくて、より大きな何かの一部なのだと、自己のどこかで思い出す。

 森林のオーラフィールドと私たちのオーラフィールドの感応と共鳴(リソナンス)、それが、森林が持つ癒しの力の鍵だ。

 次にスーパーの野菜売り場に出かけたら、野菜を見たり触ったりしながら、自分の中でこう質問してみよう。

 この野菜はどこから来たのだろう。どんな土地で育ったのだろう。そこでは四季の気温や日差しはどんなふうだろう。この野菜が育ち、熟していった 時、太陽の日差しはどんなふうだったろう。雨はたっぷり降っただろうか。それを育てたのは、つみとったのは、どんな手(あるいは機械)だっただろう か...。

 すべての野菜や果物は、こういったことをエネルギーの「記憶」(インプリント)として持っている。

 「これを食べたら、自分のオーラはどんなふうに充実し、元気になるだろうか(あるいは目詰まりしたり、エネルギーを失うだろうか)」。買い物をする時、こんな質問を自分にする癖をつけると、それだけでも私たちの食生活はバランスのとれたものになっていく。

 コンスタントにこういった質問を発することで、私たちは少しずつ自分の意識を感覚に向けて、磨いていくことができる。それは五感プラス通常の五感を超えた感覚だ。これを全感覚とか全感覚的知覚(Full Sensory Perception)と呼ぶ。

 次回は食べ物の話をもう少し。「調理された食べ物を食べるということは、調理した人のエネルギーもいっしょに食べる」ということ。

(『スピリット通信』2005年2月23日号(vol. 2))

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オーラ(エネルギー・フィールド) 目に見えない世界を見る

  「目に見えない」オーラ(エネルギーフィールド)の世界は、私たちのまわりに広がっている。人はすべて生命エネルギー(気)の存在や流れ、強さについて感 じる能力をもっている。「あの人はカリスマ」「オーラがすごい」と言われて、みなが「なるほど」とうなずくことができるのも、オーラの大きさを本能的に感 じとる能力が働いているからだ。

 今は先進国では、子供たちは肉体の五感を超える感覚に注意を払わないよう(というか、無視する よう)に教えられて育つので、大人になる頃までにはその回路が閉じられてしまう。それでも日本のように「場」「雰囲気」という空間のエネルギーの質を読む ことを大切にする文化では、回路の一部は機能し続ける。

 この回路が何かの理由で閉じないままに育つ人や、回路の特別な部分が事 故や生命に関わる病気で突然開いてしまう人がいる。世間でいう霊能力者や透視能力者といった人たちだ。しかし「普通の人」でも、感覚の仕組みを知って根気 よくとり組むなら、それを開き直すこと自体は決して難しくはない。それは本来、人間が健康に生きるための当たり前の機能だったのだから。

 そして今、できるだけ多くの人がこの生命のエネルギーを感じる能力をとり戻すことが、必要とされている。

  生きものの体は輝く生命エネルギー(オーラ)で包まれている。それは人間でも動物でも同じだ。健康で生き生きとしている時には、このエネルギーが明るく光 に満ち、傷ついたり病気の時にはその光や色は弱くなる。自分自身や他の生命のエネルギーを体感的に感じることを忘れる時、私たちは生命の価値に鈍感にな る。「生きること」がどういうことなのかがよくわからなくなっていく。そして自分自身の心と体を最良の状態に保つ力を失う。

 生 命エネルギーを自然に感じることができれば、たとえばスーパーの店先に並ぶ野菜の中で、生命力の高いものとそうでないものを見分けることができる。新鮮で も形が不揃いの野菜より、とにかく見栄えのいい野菜を買う人が多いのは、見た目の後ろにあるエネルギーそのものを感じ分ける力が鈍っているからだ。

 生命力の高い野菜は、食べる人のオーラを充実させてくれる。エネルギーの充実度は、心と体の免疫機能とも深く関係している。

 こんな時代だからこそ、見えない世界に感覚を開き、新しい視点から生きることが、私たちの抱える様々な問題や悩みへの答えを与えてくれるのだ。そのための知識や方法について、学んでいこう。

 限られた肉体の枠を超えて感覚が自分の内と外に開く時、世界はずっと生き生きと見えてくる。

(『スピリット通信』創刊号)

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オーラ:私たちの体を包み流れるエネルギー

 人の体は、絶えることなくまわりの世界からエネルギー(気)をとり入れている。とり入れられたエネルギーは、さまざまな通路を通って体を流れる。

 エネルギーの流れる通路を中国では「経絡(けいらく)」、インドでは「ナディ」と呼ぶ。複数の通路が交差する場所が「つぼ」で、さらに多くの通路が集中する場所が「チャクラ」だ。だからチャクラはエネルギーの「中枢」と呼ばれ、人間が生きていく中で大切な働きをする。

  小さなチャクラはひざやひじ、手首など、体中の関節に位置する。大きなチャクラは体の中心線に沿って7つ、位置している。チャクラにはエネルギーをとり入 れる働きと送り出す働き、そして変容させる(一つの状態/周波数から別の周波数/状態へと変える)働きがある。チャクラも経絡も、人間のオーラ(ヒューマ ン・エネルギーフィールド)の一部だ。

 オーラ(ヒューマン・エネルギーフィールド)は、人間の心(意識)と体をつなぐ媒体。心に起きた変化は、エネルギーを通して体に伝わる。体に起きた変化は、エネルギーを介して心に影響を与える。エネルギーの海の中で私たちの心と体は、絶えず変化している。

 一人の人のエネルギーの全体を伝統的な表現で「オーラ」、最近の言葉では「生命フィールド」「ヒューマン・エネルギーフィールド」と呼ぶ。オーラとはつまり、一人の人の生命エネルギーの総和だ。

 「オーラの大きな人」「カリスマ性の強い人」とは、生命エネルギーの総和の大きな人。自分より大きなオーラをもった相手に、人は本能的に憧れ、従う性質がある。

  さまざまな現象や出来事、人間の行動の背後にエネルギーのパターンを見ることができると、世界の仕組みがわかりやすく、面白く見えてくる。そしてすべての ものが途切れ目なしにつながり、すべての生命は互いにエネルギーの見えない糸で織り合わされていることに気づく時、自分と世界を見る新しい、そしてより本 当の視点が開けてくる。

(『スピリット通信』創刊号)

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オーラってなに

 最近、「オーラ」という言葉がなんだかあちこちで使われている。少し前までは精神世界限定の、ちょっと怪しい響きの用語だったはずだ。

 オーラという語がヒーリングの世界で使われるようになったのは20世紀前半だけれど、私の仕事分野であるハンズオン・ヒーリングでも、最近は「生 体エネルギー場」「ヒューマン・エネルギーフィールド(HEF)」「オーリック・フィールド(オーラ・フィールド)」などと言い換えることが多い。

 ある時、小学生の姪が「あの人はすごいオーラが出てるよね」という言い方をしたので、「お?」と思った。私の場合、仕事が仕事だから、「この子は 実際にオーラ(エネルギーフィールド)を見てるのかな」と思いつつ「それ、どういう意味?」と訊いてみたところ、ごく普通に「いかにも大物の雰囲気」とい うような意味で使っているらしい。

 こんなふうに「オーラ」という語がはやるのは、とてもおもしろい。それは「大物」や「すごい人」の存在や力が、目に見えないけれどもその人をとりまいているパワーの強さ、大きさ(=エネルギーの器の大きさ)と関係していると、誰もが感じていることを示している。

 日本語の表現の中には、エネルギーの視点から見てとても興味深いものがある。

 「気」という語は、ハンズオン・ヒーリングの分野で使う「エネルギー」とだいたい同じ意味だ。宇宙に満ちているのが「気」「プラナ」「エネル ギー」で、それが人間の形をとる時には「ヒューマン・エネルギー・フィールド」「オーラ」と呼ばれる。動物や植物を含めて、「バイオ・エネルギー・フィー ルド」ということもある。

 「気」という「語」をエネルギーと入れ替えてみると、「なるほど」と思える表現がたくさんある。

 例えば「元気をもらう」。もともと「元気」とは、「気(エネルギー)」が本来あるべき状態、健康で満たされた状態にあること。だから「元気をもらう」というのは、エネルギーをもらって、自分を満たすことだ。

 「元気のもらい方」には、実は二通りある。

 一つは、直接相手のエネルギーフィールド(オーラ)から、エネルギーを受けとる形。これは私たちの毎日の生活の中で絶えず起きている。

 食べ物を食べるのは、生命エネルギーの視点からは、植物や動物から「エネルギー(気)」をもらうため。人間関係の中でもエネルギーは交換される。 訓練されたハンズオン・ヒーラーは、自分の体を通して大地や自然のエネルギー(気、プラナ)を汲み上げ、クライアント(依頼者)の体に流す。

 もう一つは、相手の存在や行為に刺激されたり共鳴して、自分の中のエネルギーの調節中枢(チャクラ)が活発に働き出し、大地や自然のエネルギーを取り入れる力が増加する形。これも私たちの生活の中で起きるが、上の例ほど絶え間ないものではない。

 例えば「勇気をもらった」と感じるのは、この例だ。それは「勇気というエネルギー」を与えてもらったというよりも、相手の言葉や行動や生き方に感動して、自分のハート(第4チャクラ)が大きく開くことで、自分のハートとオーラがしっかり満たされたことを意味している。

 ハートとオーラがエネルギーで満たされれば、自信も湧いてくるし、チャレンジに取り組んでみようという勇気も生まれる。

 また、「心を込める」ことは単なる比喩でなくて、実際に自分のエネルギーをその物や行動の中に込めることだ。

 考えてみよう。

 自分はどんな時、どんな形で、他の生命やまわりの人たちからエネルギーをもらっているだろう。あるいはエネルギーを与えているだろう。

(『スピリット通信』2005年2月1日号(vol. 2))

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